神戸祭りヨットレース




2000年の神戸祭りヨットレースに参加しました。
今年の4月からヨットに復帰し、3ヶ月の練習の成果を発揮するレースです。
まだまだ素人集団レース結果が楽しみです。

参戦記をドキュメント風にまとめて見ました。

神戸祭りヨットレースの概要

このレースは、神戸祭りの一環として、神戸市須磨ヨットハーバー沖で行われる
変則3角コースのヨットレースです。
マークは、4カ所有ります。
距離は約6.5マイル。(クルーザーT、U、V)

ディンギーは、須磨ヨットハーバー沖の3角コース。

クルーザーは、須磨沖をスタートし、海釣り公園沖、塩屋沖、須磨の沖、
スタート地点と結構景色の良い所でのレースです。勿論明石海峡大橋も見えます。

しかし、7月の後半のレースは暑かった。

今回の参加メンバー

1.艇長兼ランナー:しんさん
2.ヘルムス:yasu
3.フォワデッキ:つっつん
4.ミジップ1:わっしゃん
5.ミジップ2:MAEちゃん
6.ミジップ3:もっちゃん
7.ミジップ4:のまさん
8.ハリヤード:Teruさん
上記8名で参加しました。
みんな暑い中、良く健闘しました。

レース当日

クルーザーT、Uは9:30スタート
クルーザーVは10:00スタート

HELMVは、クルーザーVだったので、10:00スタートです。
クルーザーVのクラスは、現役のレース艇が揃っているので、大変!
3ヶ月の素人集団が参加しても良いのだろうか?

とにかく、当日は8:00ハーバーに集合となった。
私は、朝が弱いのでハーバーへ、行くだけでも大変。
8:00過ぎに全員集合!
レースのための艤装をみんなでする。
9:00頃準備完了。後は出航するだけ。

この頃には、クラスT、Uの各艇が出航していた。
我々は、10:00スタートなので、9:15頃出航した。

スタート前の緊張

スタート海面に行くと、クラスT、Uのスタートが行われようとしていた。
各艇有利なスタートをしようと、ポジション取り合戦である。
中でも、優勝候補と思われるスタートは、かなり迫力がある。
経験が無いととても出来ないスタートである。

クラスT、Uのスタートが終わると、いよいよ我々のクラスVのスタートである。
エンジンをOFFして、セールで艇を操る。
スタートラインを見るため、ライン上を走らせたり、スタートラインまでの時間を計ったり...。
マーク側のスタートか、本部艇側のスタートかどちらが有利かを感じ取る。
マーク通過時には、潮流を見る。

この最中にも、ポート、スターボの優先権がある。
ちょうど我々が、タックを返しポートになった時、不覚にもスターボ艇が
つっこんできた。
あわや衝突?!ぎりぎりの所で、よけてくれた。
相手艇を見ると、昔ディンギーに乗っていたときの師匠が舵を持っていた。
手荒い歓迎である。

ヨットは、ブランクが有ると慣れるまで結構時間がかかる。
それと、我々の艇には現役が乗っていない!
ブランクの有る者、初めてレースに乗る者で構成している。
スタート前の艇のコントロールは、結構大変である。

そうこうしているうちに、スタート10分前!
2〜3の艇が、ラインの内側をサークリング?し始めた。
他の艇は、危なくてラインに近づけない。これもテクニック?
この時、クルーが後に続こうと言った。一瞬ためらったが、続くことにした。
我々は、素人集団に付け加えランナーがある。
ワンミスでスタート出来なくなる可能性と体力の消耗が有った。

スタート2分前、本部艇の近くで、先行していた艇が風下へ!
もう一度、タックを返し本部艇近くからスタートする様である。
この位置からだと、我々はマーク側からのスタートをすればベストの
位置にいた。

後で分かった話だが、今年の優勝艇は、マーク側からのスタートだったらしい。
我々も、最高の位置にいながら、逃したのだから残念である。

我が艇のクルーは、どうも先行艇の後を追いかけるのが好きな様で...。
すぐさま、先行艇の後を追いかけようと言い出した。
この時も、躊躇したが、結局本部艇側からのスタートを選んだ。
こうなると、時間的に先行艇のケツしか走れない。
スタート15秒前、一部の艇はリコールしている。
先行している、3艇のケツにしっかり付ける。
ハーフトン、スリークオータトンのすぐ直後のスタートである。
艇の距離が1m程で、かなりの迫力!!
舵を握る手に力が入る。

抜け出した先行艇

一斉にスターボでスタートを切ったが、沖だしコース、岸よりコースと選択が難しい。
一瞬の判断で、第2、第3マークまでの順位が決まってしまう。

赤い先行艇が、タックを返し岸寄りを目指す。
我々は、スターボ艇の多くのケツである。
このままだと、じり貧になる。
ここは思い切りが肝心。我々もタックを返し赤い先行艇の後を追う。
赤灯台付近までは、順調に付いて行けたが、徐々に引き離される。
なぜだ〜!
こんなにも艇速が違うとは...。
おまけに上り角も...。
あんなに練習したのに...。
艇の違いか、トリムの違いか分からない。
しかし、走るだけである。
クルー一同懸命である。

これも後で分かった話だが、この時の赤い先行艇は、
ファーストフィニッシュしていた。

第2マークをクリアするため、タックする。
この時、沖のコースを走っていた艇に追い越されたようだ!残念!
だが、距離はあまり開けられていない。
この分だと、第3マークで良いところに付けられる可能性を感じた。
この時、第3マークの位置が分からず、またタックした。

第3マーク発見

第3マークを発見した。
しかし、マークはかなり風上である。
我々は、岸よりを走っているため、マークをかなり越えた所でタックしないと、
マークを一回でクリア出来ない。

ここで、上り角を気にしすぎて、かなりのオーバーセールをしてしまった。
おまけに、マークへのアプローチはクローズドリーチなのに、クローズホールドで
走ったため、かなり時間とコースのロスをした。

ここでは、約5分のロスをしていた。
ほぼ最下位の位置である。
しかし、先行艇も同じレーティングの艇は、すぐ前にいたので、わずかな差である。

第3マーク回航

第3マークを回ると、沖だしコース、岸よりコースの選択が必要である。
この時、沖だしコースに、同じ本荘の孫悟空艇を発見!
よし!レースに勝てなくても、孫悟空に追いつこうと沖だしコースを取る。

この頃、風も大変弱く微風の追っ手である。
スピンアップ!さあ、追いかけるぞ!
スピンアップも、日頃練習していないので、提灯になり
スピンアップまでかなり時間がかかった。
仕方ないか...。

スピンアップ後、何故か本当に見る見る追い上げに成功!
我々の艇は、スピンランが早い!?
孫悟空艇まで、約50m。もう少しである。

ガイが飛んだ!

何事が起こったのか、スピンが飛んでいった。
スピンのガイが飛んだ様だ。
スピンを海中に流すと、デスマストが待っている。
みんな大慌て!
超微風が幸いして、スピンを流さずに済んだ!
ベテランつっつんが、スピンを捕まえ、再セットしようとしていた。
その時、別のクルーが、「上が絡んでいる!」と叫んだ!
こうなると、降ろすしかない。
半ばあきらめるクルーと作業をするクルー
とにかくスピンを回収するしか無い。
みんな呆然とした!

たばことジブで前へ

スピン回収後、直ぐに次のスピンを上げれば良かったのだが、
ガイが外れた原因が分からず、直ぐにスピンを上げることが出来ない。
もうこうなれば手も足も出ない。

この時、岸よりコースは風が吹いていて、一斉に走り出した。
しかし、幸運にも沖だしコース艇は超微風のため走っていなかった。
非常に幸運であった。

ジブを上げるしか無い我が艇は、ジブを上げた。
相変わらず風が無い!
風を見るため、たばこを吸う。
レース中初めてのたばこである。
美味い!
ポート側デッキのしんさんが、臭いと言った。
これは、スターボ側からポート側へ風が流れている証拠である。

ジブとメインをつめて、ランニングからアビームへトリム変更である。
すると、艇がするするとゆっくり走り出した。
最も沖よりにいた我々は、やや岸側にいた艇を全部追い越すことに成功したのである。
その中に、孫悟空艇もいた。
孫悟空艇は、岸側の風をつかもうと岸寄りを目指していた。

第4マーク回航

第4マーク手前では、風も安定してきて、我々も再度スピンを上げる。
スピンランも順調で、気持ちよく走る。
第4マーク回航後直ぐにジャイブをする。
この、ジャイブは見事に決まった。
こうなると、スピードにも乗り、先行艇を追いかけることに専念する。
目の前に2艇、やや西よりに2艇どちらかは追い越すことが出来そうだ!
ゴール目指し、スピントリムを慎重にするクルーのMAEちゃん。
ロスの無いコースを取るyasu。
艇のバランスを考え乗艇位置を決めるクルー。
ブームを固定するのまさん。
みんなの協力で艇は前へ前へと走る。

ゴールマークが見えた!

西側の2艇は完全に追い越した。
この分だと最下位から、かなり追い上げたことになる。
マーク側を狙うか、本部艇側を狙うか最短距離の方を見定める。
みんなの意見で、マーク側を狙う。
ターゲットが決まると、走りに一段と力が入る。
艇もそれに答えてくれ、ゴール目指して一直線に走る。
12:12ゴールする。
西側の2艇は、やや遅れてゴールした。
この時、孫悟空艇は少し遅れた様だ。
さらに、クラスT、Uのほとんどの艇を追い越していた。
みんな頑張った結果である。
コース取りと幸運とが重なったようだ。
最も、沖だしで約13分はロスしていた。
コース取りがもっと上手く行っていたら、間違いなく上位であった。
これも、後の祭りである。
次回は、もう少し上位を狙いたい物だ。

練習開始から、3ヶ月で良く走った物と思う。
タックの度に消耗した、しんさん。
フォワデッキを決めたつっつん。
セールチェンジにハリヤードを引いたTeruさん。
トリムを決めた、わっしゃん、MAEちゃん。
バランスを取った、もっちゃん、のまさん。
ヘルムでばてたyasu。
みんな頑張ったと思う。
でも、今より上位を狙うのなら、これからも練習が必要です。
実際、みんなの動きは素人集団。
口が多く、ベストなコースが取れないこと。
一つ一つの動作が遅いこと。
自分の判断で、自分のポジションをこなせないこと等々。
もっともっと基礎練習を積んで、スマートになりましょう!
そして、次回以降も楽しく風を捕まえ走りましょう。


写真で見るレースの思い出



今回は、取材班のしんさんが、ランナーで頑張ったので、スタート関係の写真が無く残念です。
でも、要所要所の写真は、十分思い出になると思います。
また、レースを見た方も、雰囲気を味わって頂けると思います。

レースの朝、ヨットハーバーで艤装をするHELMV
クラスT、Uのスタート風景
クラスV艇のスタート前の走り。
須磨沖を気持ちよく走っています。
クラスVスタート前の走り。
各艇牽制をしているのが分かります。
第3マーク回航後の廷内。
第3マーク回航後、後ろを見ると...。
第3マーク回航後前を見ると...。
ほとんどの艇は前にいる。
HELMVも追い上げ体制に入る。
クラスT、Uの艇に追いついてきた。
直ぐ前は、旧知の友の艇である。
悪いが、上から追い越させて頂いた。
追い上げ体制は、かなり決まった。
もっとも、旧知の友の艇は、スピンが無い。
クラスV、同型の孫悟空艇に近づいた。
追いつくまで後わずか。
我々の方が艇速が有るようだ。
第4マーク回航直後。
ポールをもう少し引き込み、
ブームをもう少し出せばもっと走る様な気がする。
ヘルムVと孫悟空艇の位置関係
我々の方が、かなり有利な位置である。
HELMVゴール直後。
西側を走っていた2艇が競いながらゴールする。
クラスT、Uの各艇が遙か後方に点在していた。
この写真では、わかりにくいが、20艇近くいたと思う。
レースを終わって、みんなで記念撮影。
みんなお疲れさま。
順位を知りたいが、ホームポートへの回航が待っている。
回航途中の垂水沖。
風が強い。
せめてレース中これくらいの風が有れば、
もっとスリリングだったと思う。
ホームポート手前で、孫悟空艇に追いつく。
夕日を浴び、機帆走ながら、綺麗な景色である。
孫悟空さんお疲れさまでした。


かくして、夏のヨットレースは終わった。
春の舵杯では、HELMVの負け。
今回のレースは、孫悟空の負け。
オープンレースでは、1対1である。

マッチレースを行いだしてからは、2勝2敗の対である。
これからの、マッチレース孫悟空さんは本気になって、
かかってくると思う。
我々も、気合いでマッチレースに望みたいと思う。
皆さん、これからも宜しくです。


レースコンディション

1.スタート時
  南西の風 順風          スターボタック
2.第2マークまで
  南西の風 順風          スターボタックで上へその後ポートタック
3.第3マークまで
  南西の風 順風やや弱し    ポートタックその後スターボタック
4.第3マーク回航後
  西南西の風 やや弱し      スターボタック
  沖合特に弱し 岸より順風
5.第4マーク回航前
  西南西の風 順風        スターボタック
6.第4マーク回航後
  南南西の風 順風        ポートタック

潮流
転流 10:00
最強 12:34  +2.8

レース結果(レースの順位とtime)

<神戸祭りヨットレース> 2000年7月23日 須磨沖にて

クラスA 修正順   スタート時刻 10:00  6.50マイル

艇名 艇種 Rm フィニシュ ET CT

1

8 ハングオーバー J24 6.45 11:58:39 7119 1308
2 3 ルパン TUBOI950 8.00 11:52:06 6728 1383
3 2 出雲 YA30S 8.50

11:51:53

6713 1494
4 4 カウベル DAV34 8.60 11:52:33 6753 1560
5 1 セントエルモ FAR31 9.20 11:50:39 6639 1576
6 7 サムシング YA31 8.30 11:54:31 6871 1606
7 5 あかうーぴん YU31 9.00 11:53:47 6827 1725
8 6 マーマレード J35 9.15 11:54:06 6846 1776
9 9 メイテイ5 J24 6.45 12:06:36 7596 1785
10 11 アップウインドウ J24 6.45 12:10:13 7813 2002
11 13 HELMV YR30 7.20 12:12:02 7922 2352
12 12 甲龍8 YOK30 7.40 12:11:05 7865 2353
13 14 ラオンディーナ TSUBOI 7.60 12:12:35 7955 2502
14 15 AZOTH  TSUBOI 7.60 12:12:51 7971 2518
15 16 孫悟空 YR30 7.20 12:17:06 8226 2656
16 10 サザンブリーズ JAN-35D 9.30 12:08:19 7699 2662
17 17 オーラム YOK30C 7.10 12:21:18 8478 2882
    スイングベル FAR25BB 7.70

PMS

   

クラスB 修正順   スタート時刻 9:30  6.50マイル

艇名 艇種 Rm フィニシュ ET CT

1

1 シルフィード シーベル325 7.70 11:31:30 7290 1863
2 2 シーミュー Y-31F 8.30 11:35:09 7509 2644
3 4 ジュレーム JAN-30 6.70 11:58:30 8910 3184
4 3 楽水 シーベル325 7.70 11:56:18 8778 3351
5 6 メーテル Y30S2 7.00 12:00:18 9018 3389
6 5 マッドスキッパー REN-30 7.90 12:00:08 9008 3639
7 7 AMULET JAN29 6.80 12:17:09 10029 4335
8 8 アドリブ3 YA30S 8.00 12:23:12 10080 4737
9 9 風の花束 YA32EX 6.80 12:42:47 11220 5526
10 10 ミルキーウェイ YAN-88 6.90 12:37:19 11239 5578
    タブ3 YA-31S 6.70 PMS    
    ミナミ   7.50 PMS    
    やたがらす   8.00 PMS    

クラスC 修正順   スタート時刻 9:30  6.50マイル

艇名 艇種 Rm フィニシュ ET CT

1

1 ビーハイム HOR25 5.70 11:56:41 8801 2704
2 2 ファミリーパック ST27 6.20 12:22:40 10360 4458
3 3 CAPURI CHOSA PETERSON 6.20 12:23:57 10437 4535
4 11 セレス YOK-21S 4.20 12:40:24 11424 4554
5 9 POSH LILY YA 4.70 12:35:58 11158 4580
6 5 布刈  リンホース 6.00 12:27:08 10628 4648
7 4 チャイカ3 YA-C30 6.20 12:26:54 10614 4712
8 6 カテリーナ2   6.20 12:27:19 10639 4737
9 10 ステルン2 HAN-19 5.00 12:42:48 11221 4799
10 7 アルディラ5 YA-25 5.50 12:35:15 11115 4927
11 8 海の子 OKA-33 6.00 12:41:24 11139 5159
12 12 TOTOR YA-25 5.50 12:43:44 11624 5436

 

第3マーク回航直後先行する各艇



















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