石巻周辺の水質状況
〜BOD値と釣果の因果関係〜

 

石巻市の中心を流れる旧北上川や石巻海域の水質についてちょっとした豆知識。

 川や海などの水の汚れを見るための基準には,
有害化学物質など健康項目について定めた「生活環境の保全に関する環境基準」
とBOD(生物化学的酸素要求量)など生活環境項目について定めた「生活環境の保全に関する環境基準」があります。
また,河川や海域については,利用目的などにより類型が指定されていて,
類型別に「生活環境保全に関する環境基準」が定められています。
平成12年度の調査において,「人の健康の保護に関する環境基準」では,海域,河川ともすべての調査地点で基準を満たしています。
しかし,「生活環境保全に関する環境基準」では,
旧北上川が,水道取水口の鹿又を含めた5地点すべてで基準を満足しているものの,
真野川は,4地点中2地点で基準を超過しています。
海域の石巻地先海域では,8地点中5地点で環境基準を超えるものとなっており,
基準を満たしている地点についても若干増加傾向が見られます。
また,閉鎖性海域の万石浦では,8地点中3地点でで環境基準超えるものとなっています。
(石巻市・水質より抜粋)

BOD(生物化学的酸素要求量)とは…
 DO(溶存酸素量)が十分ある中で、水中の有機物が好気性微生物により分解されるときに消費される酸素の量のことを言い、有機物汚染のおおよその指標となる。BODが高い水では、ばっ気や攪拌による酸素補給がないと、やがてDOがBODの分だけ消費されて少ないあるいは全くない状態になるので、魚などの生物呼吸環境が間接的に影響を受ける。

DO(溶存酸素量)とは…
 水中に溶けている酸素量で、きれいな水ほど飽和に近い量が含まれる。一般に魚介類が生活するためには3mg/リットル以上、好気性微生物が活発に活動するためには2mg/リットル以上が必要で、 ゼロになると腐敗が始まり悪臭が発生する。水温20℃で飽和値は9.17mg/リットル。


まとめ
水中の溶存酸素量が増加することによって通常より高活性になりやすいということです。しかしプランクトンが活発になりすぎると溶存酸素量が欠乏し生物化学的酸素要求量がいっきに高まり、水質悪化を引き起こすというわけですね。
BODは低く、DOは高いほうが魚にとってはいい環境になるわけです。  
水温や気象条件等にも活性は左右されますが参考まで。

釣った魚を食べる分には体に全く影響は無い数値です。この根底には皆さん一人一人のモラルが石巻周辺河川また海域の環境に密接に関わっている事を知っていただくため掲載しております。


COD(化学的酸素要求量)とは…
 水中の有機物を酸化剤で化学的に分解した際に消費される酸素の量で、河川、湖沼、海域の有機汚濁を測る代表的な指標である。人間活動に伴って工場・事業場、家庭からの排水には多くの有機物が含まれている。これら排水が河川、湖沼、海域に放流されると、富栄養化となり、プランクトンが異常発生し、赤潮や青潮の原因となる。環境基本法に基づき水質の汚濁等に係る環境基準が設定されており、また、水質汚濁防止法に基づき排出水の規制のための基準値
が定められている。
水中の有機物などが酸化剤で酸化されるときの酸素消費量で
その値が高いほどその水が汚れていることを示します。
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国土交通省河川局