輪行(りんこう)
輪行って何のこと
輪行は、自転車を手荷物にして電車に乗って旅行し目的地に着いたら自転車に乗ってサイクリングすることです。
もしサイクリングの時、いつでも家から出発していたのでは鎖でつながれた犬のようで、いつでも家のまわりを走り回るだけでつまらないものです。
輪行はサイクリングの世界を広げてくれます。
輪行に対比して通常カーサイクリングといっている、自動車で目的地までいってサイクリングを楽しむという方法があります。これはよく見かけます。乗用車のルーフに自転車を積んだり、リアキャリアに自転車を積んだ車をよく見かけます。
それぞれ長所短所ありますが輪行の長所だけをあげれば、行けるだけ行って疲れたり、日が暮れたりしたら電車に乗って帰ってくればよいということです。往復しなくてもよいのです。サイクリング中は当然汗をかいて喉が渇きますから、帰りはちょっとビールを一杯ということも可能ですし、またそれが愉しみでもあります。
目的地が遠くなれば、行きに輪行して、目的地まで行ったらサイクリングして夕方になったら近くの駅から輪行して家に帰ることもでき、これを繰り返しキャンプや旅館宿泊を組み合わせたりすると、忙しくて時間のとれないサラリーマンでも結構遠くまで足が伸ばせます。やがて日本一周も可能かも知れません。
輪行に必要なもの

よく旅行先で「途中まで電車で来た。」と言うと、「自転車のまま電車に乗れるんですか。」と聞かれますが、輪行袋に入れて運ばないとだめです。
輪行袋はいろいろあって、5000円ぐらいからありますが、私はオーストリッチのマウンテンバイク用のものを使っています。車輪を外して入れるタイプのものなので車輪はワンタッチで外れる自転車が便利です。
どうやって電車に乗るの

JRの場合は簡単です。JRの場合、自転車はただなので通常の切符を買って乗ればよいのです。
私鉄の場合は会社によって違うようです。私の場合、愛知環状鉄道しか乗ったことありませんが、愛知環状鉄道の場合は距離に関係なく一乗車260円なので、運賃と別に手回り品切符を買って自転車に付けて乗ります。無人駅で乗った場合は車内で運賃と一緒に払って切符を買います。降りる時、手回り品切符も改札で渡してくるのが原則でしょうが、何も言われないのが多いので記念に持ち帰って旅行の思い出にするのもいいでしょう。
この近くでは、名鉄・近鉄もちゃんと輪行袋にいれて運べば無料だと分かりました。サイクリストにとっては大変うれしいお話です。
正式には、「 縦・横・高さの合計が250cm以内のもので、重量が30kg以内のもの2個まで。ただし、長さは2m以内。 自転車は解体または折り畳んで専用の袋に入れたもの。」となっています。 ただし、JRの場合、競輪選手が競技用の自転車を運ぶ場合は、この規定に沿っていても有料です。
電車に乗ってどこに置けばいいの
これが非常に難しい問題です。下の写真のようにすいていればあまり問題ではありませんが、混んでいるときは他の乗客に迷惑にならないように注意が必要です。やはり、通勤時間などは出来るだけ避けるべきでしょう。
左の写真は中央線です。こういう2座席づつ横に並んだタイプの電車はこのように置きやすいです。中央のものは太多線です。乗降口の所に少し余裕があるのでここに置きました。右は新幹線です。出入り口の扉のすぐの3座席の後がちょうどいいです。2座席の方では狭いので少し飛び出してしまいます。
通勤用の縦並びのシートのタイプの電車はちょうどいいところがないので、乗降口のところでたいてい立って自転車を支えています。すぐ端の席があいていればそこに座って自転車を支えています。

とにかく、出来るだけ空いた時間を選ぶことと、出来るだけ始発電車に乗ることに心がけると同時に他の乗客に迷惑にならないことは大切なことです。他の乗客に迷惑をかけることは輪行そのものが受け入れてもらえなくなることもあるからです。
有料・無料とは別に輪行は各鉄道会社の好意と思っています。他の乗客に迷惑にならないように利用しましょう。