福井通信 白山:越前禅定道から千振尾根  '06.08

   

<伊藤瑛君から> 皆様 / 福井単身赴任の伊藤です   白山を越前禅定道(上半分)から別山経由千振尾根に行ってきました。  霧で山は見えないが、2週間遅れの夏の花と秋の始めの花が咲いていました 26日(曇で夜晴):越前禅定道(観光新道)を白山室堂へ(4時間半) 夏ばてで福井出発が 9時半。時間的に市ノ瀬から越前禅定道は無理なので、別当 出合から観光新道で、室堂にて素泊まり(\5100-)。 最初の2時間の登りはただ暑いだけだが、トンボも飛んで、秋風が吹き、汗はたい した事は無い。尾根に出てからはいっそう快適になり、殿ケ池小屋付近からは高 山植物が賑やかに咲き、夏ばて気味の身体も快調になった。(来てよかった) 27日(曇か霧):別山経由、チブリ尾根で市ノ瀬(7時間半) 早朝はまだ晴れて、ご来光登山は光の筋が延々と続いていた。その後次第に雲が 広がり霧が掛かるようになり、遠くの山は見えなく残念だがお花畑が待っていた。 南竜馬場までは街道筋だが、そこから別山までは稜線、天池、やせ尾根(大屏風) と変化に富む。別山は8月6日に南から登ったのだ。 チブリ尾根は標高差1600mだが、急坂が無くゆったりと下れる(登りは5時間)。 尾根の下半は巨大なブナ(直径2m近い)林で、風もさわやかに吹いていた。 特に、岩を抱いたブナの大木のその岩の下から涌いている水は感激もので、程よ く冷たく、後1時間歩くというのに2.5Lもザックに詰め込んで持ち帰った。 ◎今回はいろんな出会いがありました。  ・私が25年来使っているEPIガスコンロが中に入るやかんと同じもので、ピカピカ   のやかんを使っている若者に声をかけたら「お父さんが使っていたもので、多分   25年位前のものです」と、センチな話は苦手なので詳しくは聞きませんでしたが、   翌朝ご来光登山の後、その若者は「ご来光を拝んだら、涙が出てきました」と、   私に父親の面影を見たのでしょうか。  ・夜19時半頃、雲が沈んでいき、雷雲の中を走る花火のような雷光と、天の川を   交互に眺めながら、飲んでいると、東京からきたという25歳の若者が寄ってきた。   「天の川というのはどれですか」彼は天の川を見るのは初めてとのこと。   ”雷光と天の川”贅沢な光の競演に、泡盛のお湯割を奢って、しばらく山の気象   などの話をし「25歳から山を始めたが素晴らしいですね」などと感激していた。  ・翌日は、お花畑で出会ったご婦人に「今年は夏の花も沢山残っていいですね」   と声をかけたら、「秋咲く花と一緒に見られます、有り難いことです」と帰って   きた。言葉どおりでも有り、白山に来ると皆さん有り難くなるのでしょうか。

8/20 越前禅定道上部のお花畑 





8/20 別山に向かう途中、天池2200mのお花畑