5月の宮之浦岳(屋久島)

   


 加藤祥倶OBからの報告です。

<期 間>   :2009.5.3〜5.6 <メンバー>  :加藤単独 <記 録>  5/3(日)種子島西之表港 9:45(船)10:30 屋久島宮之浦港12:40(バス)        14:25 紀元杉 −14:45淀川登山口14:50−15:20淀川避難小屋  5/4(月)淀川避難小屋5:50−7:00花之江河 −9:00宮之浦岳9:10        −10:30第二展望台 −11:00新高塚小屋  5/5(火)新高塚小屋5:40−6:35縄文杉6:40−7:35ウイルソン株7:45        −8:05大株登山道入り口 −9:00楠川分岐 −9:35小杉谷休息舎        −10:20荒川登山口13:30(バス)14:10屋久杉自然館14:15(車)       14:30安房  5/6(水)安房7:40(バス)8:00屋久島空港9:20(飛行機)9:50鹿児島空港        10:45(飛行機)12:25羽田空港       何時もの仲間とは今回のゴールデンウイークは、昨年同様穂高岳沢にテントを張り、奥穂南稜 辺りを登ろうということになっていたが、種子島でのKの結婚式にMと私が出席することになり、 種子島まで行くのならついでに屋久島宮之浦岳に行こうとのことになった。岳沢であれば昨年同 様に浅野さんも参加される予定であったが、計画変更となりメンバーはK、H、私の3名の計画 で、航空券まで手配したが、直前になってKとHが家庭の事情で参加できなくなり、加藤の単独 となった。 5月3日(日)晴れ−曇り  新郎Kにホテルから西之表港まで車で送ってもらい、高速船トッピーで屋久島宮之浦港まで行 きそこからバスで紀元杉まで行く。宮之浦港では歩いて6〜7分の所にあるスーパーでガスボン ベを調達する。ゴールデンウイークの割には、人は多くなく観光客もあまり見かけない。紀元杉 までの乗客は10人ほどで、車中から子ずれの屋久猿の群れと屋久鹿を2回見かけるが、人を恐 れる様子がない。  避難小屋は着いた時はガラガラ状態であったが、団体パーティーも到着し、概ね満杯となり、 周りの苔むした森の中にも此処彼処に10張程度のテントが設営されている。 5月4日(終日小雨)  終日小雨で時々ガスが切れ、多少の眺望が得られる時もあったが、殆ど眺望はない。久しぶり に着用したゴアテックスの雨具は時間による劣化のせいか防水が不完全で何となく濡れを感じ、 寒さが身にしみてくる。小雨だからまだましであるが、大雨だったらずぶぬれになり、凍えてし まうところであった。年なんだから、装備くらいは整えなくてはと反省する。  宮之浦岳の頂上は、やはり何も見えずおまけに寒い。それでも昼食として、パンとSOYJO Yを立ったままパクつき水を飲み、早々に下山開始。途中で笹の葉を食べている2頭の屋久鹿を 見かける。パンダのように主食ではないであろうから、屋久鹿にとって笹の葉はデザートか?  下るにつれて一面の笹の世界から灌木が現れ、やがて屋久杉も現れ、赤くすべすべした幹のヒメ シャラの木も、此処彼処に現れてくる。登山道はよく整備されており大変歩きやすく、意外に早 く11時に新高塚避難小屋に到着する。今日は雨が終日降っており一度も腰を下ろさず、休憩は 頂上での食事時の10分のみであったが、汗をかかなかったせいか全然疲れを感じない。小屋の 周りはよく整備され、テントが張れる広い木道テラス、トイレ1か所、携帯トイレテント2ヶ所、 水場がある。 やがてポツポツと宿泊者が到着し、団体パーティーが入ると概ね満杯となる。テ ントは木道テラスの上と周りの森の中に20張り程度。 5月5日(ガス−晴れ)  下るにつれて背の高い樹木が現れ、立派な屋久杉も現れてくる。相変わらず木道がよく整備さ れた登山道を汗もかかず気分爽快に下る。  高塚避難小屋は、小屋自体は小さいが、周りがよく整備されており、雰囲気の良い処。そこか ら10分程で縄文杉、さすが世界自然遺産、ここもよく整備されている。横から湧き出ている7 200年前とかの清水を土産として、ペットボトルに、紅茶を捨て詰め替える。  ウイルソン株は、見た目では大きさをさほど感じないが、切り株の中に入るとさすが大きい。 中には祠があり清水が流れている。切株の周りには、孫か曾孫か、すっくとした屋久杉が数多く 見られる。此の頃より登ってくるハイカーに良く出会うようになる。大株歩道入口には立派なト イレが整備されており、人だかりしている。ここからは森林鉄道の線路を歩く。やがて立派なト イレがあり、ボランティアのテントが張られているが、誰もいない荒川登山口に到着する。夜は 海岸通りを散歩しながら「屋久どん」でトビウオから揚げ、地魚あら煮、地魚刺身を肴に生ビー ルと“焼酎三岳”のロックを飲み、屋久島の余韻に浸る。後で気がついたが“三岳”は常温スト レートが旨い。  今回は宮之浦岳を登る日があいにくの雨で、期待していた頂上からの海の眺めは、得られなか ったが、水分を充分に含んだ屋久島の森の新緑の清々しさを充分に堪能でき、また巨大な屋久杉 や動物たちとも出会え、世界自然遺産の屋久島を堪能できた山行であった。

屋久島地図 実線:歩行 点線:バス


 

 


淀川避難小屋


 

 


宮之浦岳頂上


  

 


木道テラスとテント


 

 


縄文杉


 

 


ウイルソン株 内部から


 

 


山と安房川と泊まったホテル