奥明神沢から前穂往復 '08.05
ゴールデンウイークの岳沢といえば、定番の新人歓迎合宿であった。およそ半世紀ぶりに、加藤君
の気の置けない会社仲間の岳沢合宿に参加し、快晴に恵まれ、奥明神沢から前穂往復を楽しんできま
した。
<メンバー> NIPPO山岳部 加藤 他3名 、浅野
<タイム>
5/3(土) 入山 岳沢にテント
塩尻駅でNIPPO組と合流し、沢渡へ。 11:30沢渡からタクシーで上高地
河童橋12:06 14:45天狗沢押出し下部雪渓上にテント二張り設営
5/4(日) 終日快晴 奥明神沢から前穂往復
5:18テント発 8:03奥明神沢最低鞍部9:15発 10:38前穂頂上
11:22下山 テントサイト12:54(タイムは浅野のタイム)
5/5(月) 曇りぱらぱら 下山
5:40テント撤収上高地へ 7:20上高地 バス停からタクシーで沢渡へ。
白骨温泉に入湯。
<雑感>
◎テントサイトは標高約2000m、前穂3090m、高度差1100mを登るのに、ほぼ4時間
(ネット)を要した。1時間あたりほぼ280mの登高スピードである。奥明神沢は、井戸底の
ような暗い感じの急傾斜の沢で、早朝はしっかり雪が締まっていて、アイゼンにはほどよい状態
であった。
私は、1昨年から、体力維持のため、愛鷹山群の越前岳(1520m)を毎週1〜2回の頻度
で、登山口からの高度差620mを最速55分で登っている。雪のない登山路であれば、1時間
400mの登りが普通とされるから、ずいぶん早い方であり、今回のコースも、せいぜい3時間
もあればと思っていたが、以外であった。1昨年の5月、赤谷尾根に行ったときも、雪尾根の登
行で、1時間に200mも高度が稼げず、時間だけがどんどん過ぎて行き、どうなっているのか
なと思ったものであった。
◎岳沢のテント場、これほど開放感のあるテント場は外にあるだろうかと思うほどの快適な場所
であった。好天に恵まれた5月の山、テントの外にシートを敷き、ビール、ウイスキーを飲み、
回りの山を眺め陶然とする。ときどき奥穂直下の滝沢にブロック雪崩が発生し、ごーっと音を
たてるが、テント場からははるかに遠く、緊張することはない。
◎「5月の山は本当にいいな、楽しいな」ただそれだけが、口から出る。この表現力の乏しさ!
◎この年齢になって、まだそこそこの登山を楽しむことができる。この幸運と幸福に感謝!
<以上 浅野>
<加藤君からのメール>
5月の岳沢は現役時代に2度行っているが、当時の楽しさに導かれて、45年ぶりにこのGW(5/3-5/5)
に会社の仲間3人に浅野さんを加え5人で出かけた。
当初は奥穂高岳南稜とか登りたいと思ったが、2人の初心者がいることもあり、結果としては奥明神沢
から前穂高岳となった。
しかしながら、浅野さんには少し物足りなかったかもしれませんが、
私としては、最高の天気に恵まれ、久しぶりに5月山の楽しさと、ビールの旨さを満喫できた大満足の
山行でした。
やはり岳沢は楽しい。
来年は2人の初心者を鍛え直し、再度南稜−奥穂−天狗沢に挑戦したい。

5月3日
河童橋から岳沢

岳沢 天狗沢合流近くに設営

5月4日 快晴
奥明神沢の最低鞍部から西穂
左下から直上すると最低鞍部
右のパーティは、そのまま前穂へ直登
<加藤写す>

明神岳 遠くに乗鞍と御岳
<加藤写す>

最低鞍部から前穂へ向かう

前穂への最後の急雪面の登り

前穂頂上にて

奥穂

槍が岳方面