ナヌムの家
韓国に、元日本軍「慰安婦」(注1)のハルモニたち(注2)が共同生活をしている家があるのをご存じですか? それが「ナヌムの家」です。
「ナヌム」とはハングルで「分かち合い」という意味で、その「分かち合いの家」では、元日本軍「慰安婦」の韓国人ハルモニたちが仏教団体の支援を受けながら、文字通りの共同生活を送っています。
元日本軍「慰安婦」のハルモニたちは、過去の人ではありません。わたしたちと同じ時代に生き、同じ空気を吸っている人間なのです(注3)。
(注1) 2001年6月24日・加筆 今まで日本国内で使われていた「従軍慰安婦」という言葉は、強制的に繰り返し性暴行を受けた被害者の立場に立ったものでなく当時の状況を考えると適当でないとされ、国際的には「性奴隷(Sexual Slave)」「性暴力被害者」という用語が使われています。
「従軍」には従軍看護婦などのように「自らすすんで」というニュアンスがあり、「慰安」も日本軍からのみの見方の言葉です。
しかし、様々な理由から日本軍「慰安婦」歴史館の名前にも、「慰安婦」という用語が使われています。
このホームページでは、広く知られている慰安婦という言葉にカギカッコをつけ、また日本軍の元で「慰安婦」の生活を強いられていたとして、日本軍「慰安婦」としています。
(注2) 韓国・朝鮮ではお年寄りの女性のことを、親しみと尊敬を込めてハルモニと呼びます。
(注3) すでに亡くなられた元日本軍「慰安婦」の方もたくさんいらっしゃいます。
韓国国内の元日本軍「慰安婦」総申告者191名中、生存されているのは約150名だそうです。(関連図書『日本軍「慰安婦」歴史館パンフレット』より)
1995年12月に、ソウルから今の京畿道広州郡(キョンギドウ カンジュグン)の新しい家に引越しました。ソウル市内からはバスで1時間半+タクシーで10分くらいの場所にある、のどかな田園風景が広がる、空気のきれいなところです。
1998年8月には、敷地内に「日本軍「慰安婦」歴史館」も併設されています。歴史館には、日本軍が各地に設置した慰安所の分布図や、元慰安所建物の最近の写真、ハルモニたちが描いた絵など、たくさんの貴重な資料が展示されています。実際の慰安所内部を実物大に再現した部屋もあり、その中に入ってベッドに座ってみることもできます。(これは、ちょっと勇気がいりますが…)
連日たくさんの日本人や韓国人、世界各地の人がナヌムの家と日本軍「慰安婦」歴史館を訪れています。
ナヌムの家では、日本からのゲストを歓迎しており、常駐している日本人スタッフがご案内いたします。ゲストハウス(左の写真・後援会HPより借用)が空いていれば宿泊も可能です。
2001年 8月時点 宿泊できます。
再開されたようです。