1987年6月、強い日差しが降り注ぐ炎天下の中、新婚旅行で初めてハワイを訪れた私達は、日焼けを防ぐため頭からバスタオルを被るという出立で、ワイキキビーチでもダイアモンドヘッドでもなく、ホノルル空港の東側を走るラグーンドライブを歩いていた。目的はハネムーンとは何の関係もない私個人の飛行機写真の趣味で、カミさんもよく付き合って来てくてたものだと思う。今なら果たして・・・?。眩しい陽光にキラキラと輝く太平洋の彼方から、点々と連なるアプローチライトが途切れることなく、世界の各地から観光客を乗せホノルル空港へ降りてくる。青い空に白い雲・・いつかこの抜けるような青空をバックにブルーズ”を撮りたい・・あれから6年が経過した1993年10月15日、私はオアフ島南西部にあるアメリカ海軍航空基地、バーバースポイントのランウェイエンドで恐らく日本人としては私1人、ファインダー越しにブルーエンジェルスの過激なフライトに歓声を上げていた。日本では考えられない程フライトの高度が低くそれだけでも十分エキサイティングだ。
ブルーエンジェルスとは飛行機マニアなら誰もが認める世界最高のアクロバットフライトチーム。そのチームがハワイでエアショーを行う”と知ったのが半年近く前の飛行機雑誌。今と違いインターネットもほとんど普及していなかった時代、情報も少なくハワイといってもハワイの何処でエアショーを行うのかも判らない状態。そして最大の障害゛家庭と会社そして軍資金”それらを何とかクリアーして再びハワイへ降り立つことができた。到着早々レンタカーを調達し、ブルーズの情報を入手するためカード会社のデスクへ。日本人スタッフが居るはずなのに日本語の話せない美人なアメリカお姉さんが1人。片言のジャパニーズ・イングリッシュで何とか私の意思が伝わり、エアショーは週末の土日にバーバースポイントで行われるとの事。今日は木曜日、「予行は明日だな」っと判断し、取りあえずハワイの運転”に慣れるため、以前妻と歩いた思いでのラグーンドライブへ・・。その道を海側へ向かった終点がホノルル空港の滑走路エンドで飛行機の見学ポイントになっている。
見たことのないエアラインが頻繁に離着陸している中、ふっ、と気付くと遥か滑走路の反対側に特長ある白い尾翼が、「コンコルドだ!」アフターバーナーを焚いて離陸する民間機は初めてだ「幸先いいぞ!」(この時のショットはHPのトップ下にあるフォトフレーム「さよならコンコルド」にアップ)程なくしてアメリカ・ハワイ州空軍所属のF−15Aが゛エマージェンシー・コール”で緊急着陸!私的に不幸中の幸い”ダイアモンドヘッドをバックに15”のタキシングをゲット!(このショットもフォトフレーム「ダイアモンドヘッドとイーグル」でアップ)。私はいきなりの出来事にハイテンション!十分な満足感に浸り、その後も民間機の離発着に見入っていた。・・っと、パールハーバーへの入り口付近の海岸線から向こう側、バーバースポイントの方向に地を這うように白煙が・・「あっ!ブルーズ!?」「しまったァ!」午後3時、バーバースポイント上空の幾筋ものスモークは紛れもなくブルーエンジェルスのプラクティス、自分の思い込みに暫し呆然としながらスモークを眺め続けた・・。翌金曜はまだ薄暗い6時前に起床、近くのマック”で簡単に朝食を済ませ、一方通行の多いダウンタウンを抜け、朝の出勤ラッシュが始まったハイウェイH−1へ。今日の予定はまずオアフ島北西部にあるデリンガム飛行場でスカイダイビング。
続く

私のホームページへ | Outdoors-Marineのページへ | メイン | 今すぐ登録