砂漠化は、全世界のあらゆる気候帯で、何らかの形態で生じているが、その中でも最も影響を受けているのが乾燥地域である。乾燥地域は、全陸地面積の3分の1以上に当たる61億ヘクタール近くあり、そのうち52億ヘクタールが農地となっている。
砂漠とは年間降水量が200mm以下の場所をいう。砂ばかりでなく砂礫もある。
地球上の全陸地面積の約30%が砂漠。
・世界の砂漠は毎年 600万haずつ増えている。
この内 500万haは農地で過耕作・過放牧による地やせにある。
世界全体で砂漠化の影響を受けている土地の面積は36億ヘクタールで、全陸地の約4分の1に当たる。また、全世界の人口のおよそ6分の1に当たる9億人に影響を及ぼしている。地域的には、その影響はアフリカとアジアに集中していて、この両地域で世界の砂漠化の影響を受けている土地の面積の3分の2を占めている。これは、両地域の耕作可能な乾燥地の70%以上において土地荒廃が進行していることになり、砂漠化が両地域の人々にとって深刻な問題となっていることが分かる。
砂漠化の影響として最も直接的なものは、
・動植物の生息地の減少
・生物多様性の低下
・土壌劣化による放牧地や農地などの食料生産基盤への被害
一見、先進国にはさほどの影響がないように思えるが、日本などの食料の多くを輸入に頼っている国には、その食料供給先での砂漠化は間接的に食料供給の不安定につながっている。
森を切った土地には作物を作れば大きく育つ土壌がある。
この土壌には1g当り1-2億個の微生物がいて生物の残骸を再び吸収しやすように
分解している。土壌は平均18cmあるが自然の力で1cm造るのに100年もかかる。
・森を切って開くと、森が造り貯えた土壌が雨で10年分も流されてなくなる。
このことが森を切ると砂漠化する大きな原因になっている。
・栄養分のない土は粘着力がなく、雨が降ると流されて川が濁るから分かる。
中近東の砂漠:
巨大文明が栄えた地域にはかって、大量の森林が存在していた。
数千年を経ても一度切ってしまった森は自然の力だけでは回復できずにいる。
ノアの洪水も森林破壊が原因
・・・。
・ナイル川のエジプト文明。チグリス・ユーフラテス川のメソポタミア文明。
・インダス川のインダス文明などかっては森に囲まれていた。
・森を切りすぎて気候が変わり、再生不可能となった。
中国のゴビ砂漠:
もとは木が生えて森があったという。
砂漠は168.9万ku(17.6%)に増えた。
・酸性雨で草原の1/3にあたる1.3億haが減少した。
北アフリカのサハラ砂漠:
サハラの砂の下6mに、3500年前のむかし緑の大地だった川の跡があるという。
砂漠の気温は日中50℃から夜-5℃まで変化する。砂漠の植物は間隔を広くとり
わずかな水を分けあって生きている。サハラ砂漠にも池があり氷河期の記憶をの
こすバルブスというヒゲのある魚がいる。池の水は西方の2200mの山脈に年間220mm
の雨雪が降り、地下にしみ込んで流れ湧き水となって出たもの。
野生動物はロバだけでラクダは飼われている。砂漠の砂はまったく栄養がないの
でなく昔の緑だったころの栄養分を多く含みバルブスはこの栄養分を食べて生きて
いる。
・過放牧
・森林破壊
・農業目的
・過剰開発
・生物産業
上に書いてあるのが砂漠化の主要原因で、過放牧による被害が一番多く、特にアフリカでは砂漠化の約半数が過放牧によるものである。これは、人口増加に伴い家畜頭数も増加の一途をたどっているからで、1950年に25億だった世界人口は2001年に61億に、同時期に世界のウシの頭数は7億2,000万から15億3,000万へと増えた。ヒツジとヤギも同様に、10億4,000万から17億5,000万へと増加した。アフリカには、家畜を主要産業とする国が多いが、現在の家畜頭数は牧養力を少なくとも50%以上も上回っているといわれる。
アジアでは、過放牧のほかに森林破壊と農業目的も大きな割合を占めている。森林破壊は急速な人口増加による薪炭材の過剰伐採が大きな要因だ。農業目的で行われる不適切なかんがいも、土壌の塩化を進め、しばしば農地として利用不可能にしてしまう。
砂漠化は、気候変動と主に過放牧、森林の不適切な管理と過伐採、過耕作、不適切なかんがい、植生破壊などの人間活動により起こる。そして、それらは人口増加、貧困や土地所有制度などの社会制度によりさらに深刻化する。
どの砂漠も最初は森林はあった。しかし全部切り倒され森林の再生不可能の状態になり砂漠化が進んでいる。