
オオヤマレンゲという花を見に汐原から冠山に登ってきました。この花えらい人気で、カタクリシーズン以外でこんなに山に人がいるとは驚きでした。オオヤマレンゲは白い大きな花で辺りに甘い香りが漂っていました。オオヤマレンゲとササユリの一石二鳥を狙ったんですが、このあと寂地までピストンしてもササユリにお目にかかれなかったので、帰路は国体コースで下山。期待通り沢山のササユリに出会うことができましたが、その後道は薮漕きになってしまって、新ルート?と思って、テープは新しいが踏み跡の薄い道を下って行くと、予想通り?道は消えてしまって沢の中を下る羽目になってしまいました。
国体コースは一部が薮漕き状態になってしまっているようです。さらに300段階段部分が閉鎖されていました。変わって林道入り口の案内板横から尾根道ルートができていました。林道に入ってしまうとクルソン谷コースにしか行けません。御注意下さい。
2005. 6.25(土) 晴れ
| 7:40 | 周南市発 いつもの国道434号で寂地峡を通り過ぎると、中国自動車道を潜ってクネクネ曲がる所でこんな時間になんと6台も連なる大渋滞。いつもならあり得ない展開で、前の車はみんな冠高原の駐車場に入っていった。おかげでまだ9時だというのに駐車場はほぼ満車となっている...。カタクリシーズン以外でこんなに山に人を集めるとは、オオヤマレンゲ恐るべし。途中国道186号に乗り換えると”潮原温泉”の案内板で左折、あとは道なりに進んで行くとすぐに産廃処理施設の前で行き止まりになる。 |
|
| 9:15 | 冠山汐原登山口着 すでに4台もの車が路駐されていた。産廃処理施設が稼動していたので、少し離れた場所に車を置く。 |
|
|
9:20 |
登山靴に履き替え出発 林道入り口には案内板ができていて、国体コースの名物”300段階段”をバイパスしたコースが新たに記されていた。案内板によるとその新ルートは案内板の左手から山に入るような絵になっているのだが...、うーん、あんまり誰も通ってないように見える。私は国体コースから登る積もりであったが、”300段階段”をバイパスする気はないので、林道を進む。林道終点までに車が12台程停まっていた。こちらも満車状態だ。 |
|
| 9:30 | 林道終点 林道終点を過ぎるとすぐに国体コースへ分岐する木の橋となるが、これが朽ちて落ち掛かってる為か、橋がトラロープで封鎖されていた。ここは突破して...と思ったが、その先すぐと思った”300段階段”がシダに覆われてしまって何処か分からなかったので引き返し、クルソン谷コースで登ることにした。木橋だけなら架け変えることもできるし、その予算もないというなら適当な徒渉点を設定することもできる。しかし”300段階段”が朽ちてしまったなら、これはそう簡単には更新できないだろう。この区間が封鎖されてしまったのは、恐らく”300段階段”が朽ちてしまったことによるものと思われる。国体コースを潰さず”300段階段”をバイパスした新コースを設定して頂いた方々には感謝したいが、この区間を封鎖するなら入り口の案内板に明記して欲しかった。 沢に沿った暗い杉林の中のクルソン谷コースを行くと、林道終点から15分ほどで、またまた朽ちた木の橋に出くわす。 |
|
| 9:45 | 分岐 ここで真直ぐ行く作業道?と分かれて左手へ折れると、道は広いがなかなかの急登路となる。それでも綺麗な自然林の中の木陰道となっているのでこの時期それほど暑くはない。 しばらくするとクルソン岩へ登る細い道へ分岐する。ますます急登となるが道端のアジサイ系の花たちに励まされながら登っていくと、大岩の根っこに登り着く。 |
|
| 10:15 | クルソン岩(大休止) 大きすぎてクルソン岩の全体像が分からないが、左隣の岩の裏の方から廻り込んで2つ隣の岩(ローソク岩)に登るとクルソン岩と冠山頂を1フレームに納めたお約束の光景が得られる。ただし、岩によじ登るのは少し危ないのでお薦めはしません。 このコースでは冠頂上以外では唯一展望が広がるローソク岩の上からは、クルソン岩の裏を除いて360°の展望が広がるが少し霞んでいて恐羅漢山、十方山の辺りで既にハッキリせず、三倉岳はよく分からなかった。 |
|
| 11:05 | 休憩を終え出発 心地よい風に吹かれてこの展望台でずっとのんびりしたいところだが、あまりグズグズしているとオオヤマレンゲとやらに人垣ができて見れなくなりそうなので、やむを得ず出発。 5分程ですぐに国体コースと合流。さらに5分ほどでクルソン谷からのコースと合流する。 |
|
| 11:15 | クルソン谷コースと合流 このあと道脇に咲く可愛い花(←なんて名前?)を見ながら綺麗なブナ林を縫って登っていくと、30分程で安芸冠山頂上にでる。 |
|
| 11:40 | 安芸冠山頂上(1339m)(オオヤマレンゲ散策) 頂上には既に十数人の人が...。ここは昼食よりも先にオヤマレンゲとやらを見に行った方がよさそうなので、早速オヤマレンゲ探しに出る。オヤマレンゲは頂上から松ノ木峠側に少し下った所に固まって咲いているらしい。少し下るとすぐに小さな木が1輪だけ大きな白い花を付けていた。これもオヤマレンゲのはずなのだが廻りには人が誰も居ない。これは本命の木ではないようだ。さらに下っていくと、辺りに甘い香りが漂ってきて、沢山の白い花を付けた木が見つかった。幸い人も3人くらいしかいないので写真を撮りまくる。まだつぼみも残っているのだが、終わった花も多く、咲いている花もやや瑞々しさに欠ける印象を受ける。少し来るのが遅かったようだ。それでもこれだけ沢山の花を付けるのは珍しく、今年は”当り年”なのだそうだ。 |
|
| 12:15 | オオヤマレンゲ鑑賞を終え出発 段々と人が増えてきたので、静かそうな寂地山で昼食を食べようと、寂地山へ出発。 これまで気が付かなかったが、松ノ木峠への分岐に出る前に新しく左手に分かれていく道ができていた。松ノ木峠手前で右手に分岐する道は中津川源流コースであるが、この新しい道は何処へいく道なのだろうか? 入り口がやけによく踏まれていて広く、綺麗なマーカーもついているので、知らない人が松ノ木峠への道かあるいはその近道と思って間違えて入ってしまわないか心配だ。新しくバリエーションルートを開いた場合は入り口に何処へいく道か書いた札でも作って欲しいものだ。あるいは本道は赤マーカー、バリエーションルートは黄マーカーといった色分けでもいいのだが...。この区間、どちらが本道か分からないくらい立派な新道ができているので、皆さん御注意下さい。 |
|
| 12:30 | 松ノ木峠分岐 さて、本物の松ノ木峠分岐にでると、この分岐近くの大きなブナの木に御挨拶。ちょっと力強さに欠けるがスラリとした幹で非常に背が高いスレンダー美人のブナさんである。このブナを始め、ここから寂地山までは自然林が本当に綺麗である。力強いブナもあれば繊細な広葉樹、またブナに負けじと杉の木も非常に立派な木が多い。この区間は何度も往復しているはずなのだが、今回程綺麗な林だと感じたことは今までなかった。この時は季節による緑色や日射しの加減が丁度良かったのだろうか? と言う訳で、冠〜寂地区間の自然林散策はお薦めです。おまけにアップダウンがほとんどないのがまたよろし...。 この縦走路途中、山口県が作ったオオヤマレンゲ保護区域?があって、ロープで囲って立て札まで立ってて”オオヤマレンゲは絶滅危惧種で、うんぬんかんぬん...”と書かれているのだが、肝心のオオヤマレンゲの木が細くて弱々しく、つぼみが1つ付いているだけで、山口県のオオヤマレンゲはまさに風前の燈であった...。 それから、ずっと寂地寄りだが、羅漢山が垣間見える辺り、昨年の台風の影響か、倒木が多かったのが気になった。このあと私のお気に入り、”緑のトンネル”を抜けると寂地山頂にでる。 |
|
| 13:05 | 寂地山頂上(1337m)(昼食) 立派なブナの木陰のテーブルを無事一つ確保し昼食。 |
|
| 13:45 | 昼食を終え出発 再び美しい緑の世界を堪能しながら冠山に戻る。ただ難を言えば、この時期虫が多いことだ。ワヤワヤと寄ってきて、よりによって顔の周りばかり飛び回るから鬱陶しい...。 |
|
| 14:20 | 松ノ木峠分岐 相変わらず人の多いオオヤマレンゲの横を通って寂地山頂から約1時間で冠山頂に戻る。 |
|
| 14:40 | 安芸冠山頂上(大休止) 北側の展望が広がるところでひと休み。やはり霞んでいて恐羅漢山、十方山はシルエットしか見えない。この展望所あたり、下にいっぱい茶色いものが落ちている...と思って良く見ると釣り鐘状の小さなドウダンの花だった。もう少し早く来ればドウダンも咲いていたようだ。 |
|
| 15:00 | 休憩を終え出発 オオヤマレンゲは堪能したが、もう一つのお目当てのササユリが寂地山まで縦走しても見つからないので、帰路は国体コースで降りてみることにする。 |
|
| 15:20 | 国体コース分岐 綺麗なブナ林を降りていくと20分程で国体コースとクルソン谷コースの分岐となる。右へ折れ5分ほどでクルソン岩への分岐が現れる。 |
|
| 15:25 | クルソン岩への分岐 この分岐を直進すると、たちまち恐れていた笹薮が現れ急降下となる。しかしこの笹薮を抜けるとすぐに期待のササユリが現れた。うーん、確かに葉は笹っぽい。花が付いてないと笹と一緒に踏み倒してしまいそうだ...。数はあまり多くなく、咲いていたササユリは10輪もないくらいで、ちらほらとしか見つからなかった。 時折道に覆いかぶさる笹を分けながら下っていくと、クルソン岩の分岐から30分ほどで分岐に行き当たった。 |
|
| 16:00 | 分岐 直進は新しいマーカーが付いているものの踏み跡が薄い。左に曲がっていく道はマーカーはないが良く踏まれていて確かそうだ。正しいのは左側であるのは明らかだったが、酷い薮漕き状態で5分ほど歩いても薮を抜けないので、これが続くんだったら怪しいルートの方が楽なんじゃないか?と思えてきたので引き返して、何処へ降りるのか分からないがバリエーションルートの方で降りてみた。最初は杉林の端に沿って降りていく感じで楽ちんだったが、徐々に斜度がきつくなり周りの草に掴まりながら降りる状態になってきた。また、最初は東へ降りていたのだが、中国自動車道の車の音が正面より左から聞こえてくるようになり、徐々に思っていたより南へずれているようだった。そのうちにマーカーもなくなって、ほとんど道無き道を無理矢理降りている状態になってきた頃に右手から流れる沢にでた。 |
|
| 16:40 | 沢に出る 私のイメージでは東へトラバースしていって左手からの沢に合流してあとは沢下りかな?という感じだったのだが、随分汐原からは南西にずれてしまったようだ。沢との合流点にマーカーが見つかったが、その先に道が見つからないので、やはりこれは沢登りのバリエーションルートだったようだ。沢に沿って下っていくと15分ほどで横に道が付くようになった。 |
|
| 16:55 | 道に出る 沢に沿った道にはササユリも見られ、下っていくと中国道の高架が見えてきてすぐに車道にでた。 |
|
| 17:00 | 車道に出る 中国道の高架下を潜っていくと汐原から1kmほど南西の国道にでた。トボトボと30分くらい車道を歩いて登山口の車に帰着。時間的にはかなり余計に掛かってしまった。もう少し沢が綺麗だったら回り道をした甲斐もあったのだがそれほどでもなかったかな...。 |
|
| 17:25 | 汐原登山口帰着 結局、途中でコースアウトしてしまって、あのあとどのくらい薮漕きが続くのか分かりませんが、国体コースは一部薮漕きとなってますので御注意下さい。 |
|
| 17:40 | 汐原登山口発 | |
| 19:20 | 周南市帰着 予想通り薮漕きのおかげで”かゆいかゆい病”が発症。日替わりで手や足の違う所が痒くなって、治まるのに10日くらいかかった...。 |
