孫の成長

2歳の孫娘は元気だ。一日中声を出し、走り回っている感じだ。
 最近の面白い話題は、手袋を靴下のように履いたことだ。親指の部分が外側に出ていて、まるでペンギンが歩いているかのように見える。
 ひとり言を言いながら、お人形さんと遊ぶ。「おしっこしたの〜? オムツをかえましょうね。ハイあしををあげて〜〜」。自分が母親に言われたことをそっくり真似している。
 「あなたたち何してんの〜〜?」。台所に立っていると、後ろから声を掛けられる。どこで覚えたのか、「あなたたち」などと言われると驚いてしまう。
 大人のやっていることにはどんなことでも興味を示す。カミさんが大根をすりおろしていると、「やってみたい〜〜」とせがむ。カミさんは「危ないからダ〜メ、これは痛い痛いなのよ〜」とやらせようとしない。私は、「一度やらせてみればいいんだよ」と、おろし金と大根をバットの中に入れて渡す。おろし金の尖っている部分を指でさわらせる。上手に手を動かして少しだが大根おろしができた。口に入れてやると苦い表情をした。ダメというのではなく、痛いことや苦いことを体験させるのも一つの方法だと思う。
 何でもやらせようとするものだから、台所用品を持ち出してはおもちゃにしている。引き出しに入っていたハサミやアイスピックは手の届かないところに場所を変えた。
 ガスレンジのチャイルドロックをしようとすると、タッタッタと走って来てはアッという間に解除する。大人のやることをジッと見ているので油断も隙も無い。
 グレープフルーツの種を見つけて「骨」と言う。「骨ではなく種というんだよ」と教える。魚を食べさせるときに骨には気を使うので、種も同じように感じたのだろう。子どもの感じ方は面白いものだ。こうして一つ一つ言葉を覚えていくのだろう。
 アイドルにも敏感だ。テレビに「嵐」が出ていると「嵐だ!」とすぐに分かる。「アイウォンチュー〜〜♪」。AKBの歌も唄える。
 夕方のテレビの「お母さんといっしょ」を見ては、リズムに合わせて身体を動かしている。オムツで膨らんだお尻を振りながら踊っている姿はとっても可愛い。
 毎日何かしらの変化がある。新しい言葉を覚えては家族みんなを驚かす。買い物カゴに入ってみたり、空き箱を押してみたりと、遊びを見つける名人だ。大人をからかっては喜ぶ知恵まで出て来た。
 上の子の孫達は遠いところに住んでいたので、たまにしか会うことは出来なかった。こうして、孫と毎日接するのは、5人目にして初めての体験である。7月には2人目が生まれる。どんなお姉さんぶりを発揮するやら、今から楽しみである。
 子育てがとうに終わり、孫の成長を遠くから眺めていればいいはずだった。ところがどういう訳か、末娘家族との同居が始まった。これも、天から与えられた環境なのかもしれない。まだまだボケている閑はない。

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