その22「進め!槍ヶ岳正月合宿偵察隊」

98.2001.10.28
「日和田山岩トレ」
:宮崎.門馬.栃木節夫.梅澤.寺澤.原田
土曜日、宮崎君達が、日和田に行くというので、ついて行った。池袋駅で、発車3秒前に皆に待ち受けられ、飛び乗ったところ、梅ちゃんから、遅れたと電話。こちらは、間に合ったので、だめだよ、そんなことでは、と大きな態度で話す。久しぶりの池袋駅は遠かった。
さて、日和田の岩場に着くと、先客が1人いるだけであったが、リードロープを2本張りながら、岩トレを始める頃には、だんだん増えてきた。
TWALLで、ヒイヒイ、言っている寺澤瑞恵ちゃんが、不思議なことに、ガンガン、登る。
寺ちゃんが実践に強いということで、宮崎君が岩女とか、菊地さんも、いろいろなあだ名をつける結果となった。
結局、宮崎君と4本のリードロープを張って、皆で練習し、楽しい日和田の1日だった。

99.2001.11.10-11
「みかん狩り+ 幕岩岩トレ」
・みかん狩り+アイゼンワーク:青木.中村.門馬.本間.栃木敬子.大江徳厚.睦子.田畑.宮崎.簗場.寺澤+友人+下記メンバー
・幕岩トレ:関根.内田.神崎(照).木下.梅澤.原田
11/10
小田原にみかん園をお持ちの青木さんに、みかん狩りを企画して頂いた。
大勢で押しかけてしまった。おいしいみかんで、たくさん食べた。
午後、幕岩公園に移り、岩トレの予定であったが、雨のため、あずま屋で、各種岩トレを実施し、夕方、温泉に入り、キャンプ場で泊り、宴会となった。
11/11
天気は晴れで、いくつものコースをチャレンジした。ある場所では、ガイドの人が、数本のロープで、占領しているところも、関根さんが申し込み、登ることもできた。
しかし、リードロープを張るのも、やはり、緊張する。 そのうちの一つ、最後の一手が直上、出来なかったのが、残念だった。
関根さんが内田さんを始め皆にリードをと、勧めてくれる。
梅ちゃんも、スラブ状の細かなホールドの壁にリードロープを張る。TWALLの成果だ。
木下さんは、久しぶりの岩場ということで、本来の調子は、出ていなそうだった。
久しぶりの幕岩で、楽しい岩登りが出来た。

100.2001.11.22-25
「槍ヶ岳偵察」
:菊池.門馬.大江(徳).田畑.池田.梅澤.寺澤.原田
正月に槍ヶ岳に登ることになったので、偵察と燃料・食料等のデポを実施することにした。
11/22:21:00過ぎに秋葉原出発。2:00前に新穂高温泉に到着。ちょっと、下った村営無料駐車場で、幕営。
11/23:新穂高温泉発8:30----槍平14:30着
白出沢小屋までは、林道歩きで、所々に雪がある程度であった。
これより先は、スパッツが必要かなと感じられる程度であった。
朝は、日影で寒かったが、穏やかな小春日和のアプローチだった。
今回、テント担当の寺ちゃんは、終盤少し、バテタようであった。
槍平まで、アイゼンなしであった。
冬季小屋は、もう一杯かなと、見てみると何と、2人しかいない。小屋に泊る事にした。
今日、最大の誤算は、新人のアイゼンワークを槍平に来る前に、練習できなかったことである。
1時間でもいいからと槍平で田畑さんと寺ちゃんにアイゼンとピッケルワークの練習をしてもらう。
本来、ここに連れてくるか、迷ったが、偵察部隊そのものも、条件によっては、頂上まで登れなくなることや、積雪量もそれほどでもないこと、他のメンバーは、全員経験者である事等を考慮し、今回、同行してもらった。
大江さんと私は、明日の中崎尾根の取り付きを確認しに行く。赤布が、つけてあり、ヘッドランプでも、ルートがわかると安心し、小屋に引き上げた。
田畑さんと寺ちゃんは、練習の最中であった。
11/24:槍平4:55出発−槍の肩12:50着-山頂14:20発---槍平19:40着
早朝、ヘッドランプをつけて、中崎尾根に取り付く。
昨日、最初の登りを偵察しておいて、よかった。ヘッドランプだと、判りづらい。
急登を、詰めていくが、セカンドの寺ちゃんのスピードが、慣れないアイゼンのためか、初めての雪山のせいか、上がらない。雪があったり、なかったりする道で、木の根にアイゼンが引っかからないように、注意が必要で、いやらしい。
今日どこまで行けるか、又は、2班に分けるか、何か対策が必要になるなと思うがとにかく行くしかない。

西鎌尾根乗越しへ

菊地さんは<いち、にい、さん、し>と後ろ菊池.前が寺澤
急登を詰め、中崎尾根に上がると積雪20-30センチ程度であった。稜線には、数張りのテントがあり、同じく偵察のようであった。
中崎尾根から、槍の頂上を望むことができた。笠ヶ岳から、双六まで、はっきり、見える。
右手には、西穂・奥穂高等を臨むことが出来た。
西鎌尾根手前の急な登りで、寺ちゃん、かなりのスピードダウン。
私は、<寺ファイト、止まるな>と怒鳴り、菊地さんは<いち、にい、さん、し>と歩行リズムをつけるために、後ろで、声をかける。
田畑さんと寺ちゃんの前後は、不測の事態に備え、確実についてもらう体制に変更。
大江さんは、最後尾で対応してもらう。 
西鎌尾根乗越しにつく頃は、寺ちゃんの目は、ポチのようになっていた。
西鎌尾根乗越しから、槍の肩までの冬道は、結構な急登である。
寺ちゃんの、足はふらふら、頭はパラパラ、体はぼろぼろの状態である。
もう少しだと、だまして、肩まで上げるしかない。
後ろでは、新人の田畑さんも含め、アイゼンワークなどの練習をしながら、上がってくる。
何とか、肩の小屋にたどり着く。
既に12:50である。私は、寺ちゃんを置いて、後の全員で、山頂を登るつもりであった。
その時、菊池さんが「ここまできつい思いをしてきたから寺ちゃん行くよね」と言ってしまった。
当人は、槍の頂上へのルートを知らないせいか、息絶え絶えに、行きます、と。
大江さんと二人で、やめるように言おうと思ったその時、大江さんが、本人が行きたいのなら、連れて行こうと。あーーーあ、まいった。登攀隊長が、言うのだから、私が反対してもしょうがないか、まあいいか、天気もいいし、ビバーク覚悟かと思い直し、寺ちゃんにザイルを着け大江さんが、上で確保し、私が下で、登り方を教えることにして、山頂へ。
途中で、止まろうとする寺ちゃんに、<止まるな!!>と、半ば怒鳴りながら頂上へ。
他のメンバーは、私達3人を待ってくれており、全員で記念撮影。

肩から見た槍の穂先

槍山頂より大天井・常念・東鎌

山頂全員で山頂で

左から原田.ボロボロ寺澤.大江
下りは、大江さんと私で、リレー確保で、寺ちゃんを下ろしていく。
他に登る人達がいなかったのが、幸いであった。
途中、先に降りたメンバーから先行して降りるので無線機を開けるようにと指示を受ける。
これから先の飛騨沢への下りは、書くと長くなるが、想像の通りあった。
登りで、パワーを使い果たした寺ちゃんの、足はふらふら、頭はパラパラ、体はぼろぼろの状態を超えていた。
雪道の下りも、今日が始めてである。ゆっくりと、ゆっくりと。4歩歩いて、こけていく。頑張れ、寺ちゃんの巻きである。
先に下りている梅ちゃんとの交信で、<寺は、予想に反して、まだ息をしています、寺ちゃんの足は、ふらふらから、ぶらぶらへ、頭はパラパラからぱらーーぱっらへ、体はぼろぼろ、ズタズタにの状態です>と言うものの、もはや、寺ちゃん、反応できない状態である。
しかも、ヘッドランプをつけ、雪道の下山。
弱音をはかない寺ちゃんは、エラーーイ。というか、弱音を吐いた男は、見たことは、あるが、女は、見たことがない。女は強――い。そうだ、本間さんも、そうだった。
この頃、ころころ、と、転ぶ回数が増えたので、アイゼンをはづしてもらった。
ピッチが、少し上がった。内心、小屋にたどり着くなと、安心。
結局、19:40、小屋に到着。タラちゃんではなく、寺チャンに寝るスペースが用意されていた。
皆、疲労で倒れこむと予想していたようであった。しかし、なに食わぬ顔で、食べ始めた。
まいりました。その夜、又、盛り上がってしまった。
11/25:槍平9:45発---新穂高温泉14:50着
のんびり起きて、準備したものを、デポし、暖かな日差しの中、下山した。
穂高平から、槍の穂先が見えるとは、知らなかったので、しばし皆ここで真剣に地図で山々をチェックした。
ここからは、夏道のショートルートで降りた。
新人二人も無事で、正月参加できない池ちゃんも今回頂上に登れ、いろいろあったが、いい山行だった。

101.2001.12.8-9
「谷川雪訓」
菊池.関根.大江(徳)(睦).林.木下.寺澤.原田
12/8 20:00過ぎに秋葉原出発、23:00土合着
12/9 7:3ロープウェーに乗り、スキー場右手で雪訓。
歩行訓練、ラッセル、滑落停止、アイゼンワーク、ワカン歩行等、のメニューで行った。私は、
先週末から、突如襲われた坐骨神経痛で、あまり動けなかった。
皆、真剣に取り組んだ。特に、正月の槍合宿に参加する林、寺チャンには、実践で落ちても、問題ないようにと思い、力が入った。
今度は、ザイルを使った確保訓練をやりたい。

原田の部屋その22終わり

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