| 8/8 |
19:30過ぎ、会社を出ようとしたその時、梅ちゃんから<原田さん、行けなくなった>と電話があった。意味が分からず聞き返す。リーダーが来れなくなった。参った。 家に帰り最後の支度をするが、気が入らない。磁石と笛を忘れてしまった。会社あっての山登りなので、勿論仕方のないこと。深夜、新潟に向かう中、どのようにしようか考えていた。 |
| 8/9 |
新潟から、小樽行きに乗船。風邪気味でつらい。チンネの疲れか。 船の上で乾杯! 簡易ハーネス講習会。皆、真剣です。
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| 8/10 |
朝4:10、小樽着。停滞前線が太平洋側に停滞しており、日高を断念。天人峡温泉に向かう。時間があるのでひまわり園などを覗く。キャンプサイトがなかったので、駐車場公園で泊まる。 偵察に行くが、クワァンナイ川の水量は、多い。 |
| 8/11 |
入山のつもりでクワァンナイ川に行くが、まだ水量が多く断念し、旭岳にピストン、帰って天人峡温泉 に入り、民宿泊。まさか天人峡に降りることになろうとは・・・・ |
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クワァンナイ川より入山。水量多い。スクラム渡渉やザイルで、渡渉。日高のためにフェリーで練習した簡易ハーネスが、ここで役に立つとは。 結局カウン沢の出合いまで、やっとだった。先行の20代若者パーティーもそこまでだったので、我々もたいしたものだ。焚き火に、花が咲く。ただし固形燃料を3箱使った。 |
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ここから滝は、天上の美しい滑滝に変わった。これがために、来たのだ。本州にないスケールだ。滝が終わり突き上げるころに、雨に変わる。寒い。 |
| トムラウシの南池にやっとの思いで、到着。風雨の中、かなり疲れる。 | |
| 8/14 |
トムラウシ頂上にピストン後、寺の動きが止まる。ラッコみたいな顔の寺を見て、ここで、ひさごの沼の非難小屋を目指すことに変更した。小屋に着くころには晴れ上がり、小屋の外壁いっぱいに濡れたものを干す。寺は12時過ぎから夕方まで、寝ていた。 その夜、寺には、3ヶ月前からの風邪をなぜ治さなかったのか(何回か注意していたので)、口をすっぱくして、走って基礎体力を上げるようにと言ったにもかかわらず、何もしなかったからこの結果に繋がったのではないかと、怒った。 |
| 8/15 |
天人峡に降りる。羽衣の滝も見れたし、よかった。下山後、宿がないので500円/人でライダーハウスに泊まる。 名残惜しいですが下山です。 |
| 8/16 |
阿寒岳に登り、野中温泉に泊まる。 |
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襟裳岬を廻り、夕方の船にやっと間に合う。台風で出航が危ぶまれたのであるが、この船までは就航できた。 |
| 8/18 |
昼過ぎ、東京着。北海道の沢の状況は、把握できた。 |
| 8/1 |
夜出発。
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| 8/2 |
扇沢駐車場で仮眠。7:30のトロリーバスにて黒部ダムに向かう。乗越しの途中から雨に、そ
して真砂沢のテントサイトに着くころにはかなりの雨となった。時刻は16:00前。宮ちゃん、熊の 岩まで行くつもりだったらどうしようと思っていたら、皆ここにとどまることにしていたのが分か
り、ほっとする。酒が全部で6Lあった。それは疲れるはずだ。
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| 8/3 |
熊の岩まで行き、近くで講習会を実施していた登高研の人に池の谷乗越し等についてたずね
ると、危ないので注意するようにと。偵察に出たが、フル装備でなかったのでクレパスを越えられず、長次郎の頭に登った。ここで八つ峠から降りる人に向こう側の雪渓の状況を聞くと、雪はないとのこと。帰りは左叉から降りた。 翌日、池の谷乗越をフル装備で越して、池の谷に降りて、さらに三の窓を降りるか、それとも左叉を使い池の谷に降りて、さらに三の窓を下るか、または7−8のコルから入るかの選択があった。 |
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5時半に出発、7−8のコルから入った。それからが大変であった。まったくの初見で、情報を宮崎君に調べてもらっているが、クレオパトラニードルから降りるのが正解か、今、目前の谷を三の窓を下りるかが分からなかった。最終的に目前の谷をトラバースしながら、高度計で確認しながら、残置やハイ松を使いながら、数回の懸垂でやっと三の窓に降りれた。 何せすごい雪渓とクレパスであった。降りたところから30mくらい登ると、私達が降りてきた隣がチンネ左稜線に思えた。ちょうど上から降りてきた人がいたので、恥も外聞もなく聞いた。その人たちは中央チムニーに取り付こうとしているとのこと。しばらく行ったり来たりしながら探すが、30分以上過ぎて、最後にここだと判断した。何せ12:00になろうとしている。宮ちゃん・梅ちゃんの二人に迷いがあるような気がしたので、2ピッチ行って間違っていたら戻ろうと言って、登り始めた。 2ピッチ目で間違ってないことが判明し、登り続ける。6ピッチ、終了直前で雨が降ってきた。確 保中なので雨具が着れない。皆、上がって、着れるだけ着る。雨が降り始めて2/3を残していた。また午前中だけでも、懸垂・ルート工作にかなりの体力を 使っていた。判断に迷ったが、他の人なら別だが宮ちゃん・梅ちゃんの二人なので、ビバーク覚悟で、行くと判断 した。核心を、雨の中登る。<こんな所、雨の中登っている自分を誉めてあげたい>と言いながら、登る。手をかける岩から水流となって水が入る。寒い。一番の核心を越え(ここまで来ると越えるしかな い)、やっと終わったと思った途端、実は、大変だった。 ピナクル帯は強風で、雨でずぶぬれの身体の 体温を急速に奪うし、両サイド200mずつくらい切れているピナクル帯は緊張するし、とがったピナク ルがでこぼこでザイルは流れないし、まいった!!!!ラスト1ピッチで、宮ちゃんに、ここでビバークしようと言うと、最後まで行こうということになった。その代 わりツェルトをかぶり、しばし休む。休憩後、再度進むとすぐにチンネの頭に出た。夕方17時を廻っていた。その夜3人でビバークしたが、3人ともレスキューシートをテントサイトに忘れて いた。あーーーあ。しかしガスと、梅ちゃんのウィスキーがあった。サムーい、本当にサムーい夜だっ た。ずぶ濡れだから・・・・ 次の日、池の谷方向に下りていくが、何と懸垂で降りたまさにその左が、乗越であった。こんなに近い とは、概念的に捉えていなかったので、降りすぎて迷っていると、上から降りてくるパーティーに聞けば、 上だとのこと。左叉を降りてベースキャンプに8時過ぎに戻ると、心配された門馬さんが雑炊を作って待たれていた。 寝れなかったそうだ。無線が届かず、心配をおかけした。帰りも大変で、今日中に東京に戻るため必死で歩いたが、意外に早く室堂に着いた。今年チンネを岩の目標にしていた。そして雨での登り。無事に帰れてほっとした。 |