敦賀街道

 いにしえより、若狭の国から都へと海産物を運ぶ道があり、いつのころからか鯖街道と呼ばれるようになった。それはただひとつのこの道と指定できるものではなく、敦賀街道、小浜街道、高浜街道と、いろいろなルートのあったことが調査の結果、明らかになっている。ここではいろいろな鯖街道の中から主要なものについて紹介したい。

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水坂峠
根来坂……針畑越の峠、小浜市上根来と朽木村小入谷を結ぶ。峠にはブナの大樹と古い石塔がある。
オグロ坂……京都市久田と尾越を結ぶ。深く掘られた形の峠と周辺の自然の調和がすばらしい。
京見峠
花背峠
祖父谷峠
卒塔婆峠
縁坂峠
茶呑峠
深見峠
花折峠
途中峠
フジ谷峠
廃村八丁 かつて八丁という集落のあった山間の跡地。石垣や小さな祠に往時を偲ぶことができる。
八丁平  峰床山、オグロ坂、フノ坂峠で結ぶ稜線に囲まれた盆地状の谷間。堆積した泥炭の上にミズゴケやスゲ類が茂る高層湿原。
熊川宿
品谷峠
京は遠ても十八里
名著・北山の峠(全三巻) 金久昌業氏の労作には、鯖街道について詳述されている。残念ながら書店で入手することはできない。
若狭の海の幸 海のない京都にとって、若狭の魚は貴重なものだったに違いない。
神楽坂
鯖街道
五波峠……名田庄村染ヶ谷と美山町田歌を結ぶ。現在峠は林道となり、八ヶ峰への登山道もある。
堀越峠
石山坂峠
知井坂……名田庄村堂本と美山町八原を結ぶ。古道の面影が色濃く残り、名峰八ヶ峰も近い。
棚野坂……名田庄村坂本と美山町を結ぶ。現在でも福井県側は良く保たれている。峠には六体の地蔵が安置され、昔日の繁栄が偲ばれる。
権蔵坂……名田庄村染ヶ谷と美山町芦生を結ぶ。昔日は重要な役割を果たしたが、今はすっかり廃れていると言う。
杉尾峠……京大演習林の中、由良川源流を遡った県境にある。峠から眺める若狭湾は感動的である。
丹波越
小浜街道

敦賀街道  一番よく知られたコース。小浜から熊川を通り、水坂峠、朽木の市場、梅ノ木、花折峠、途中峠を越え、大原を経て京都に入る道である。

高浜街道  高浜から石山坂峠を越え、棚野坂または堀越峠を越え、鶴ヶ
岡、神楽坂、山国、縁坂峠、京見峠を経て京都に入る道である。

小浜街道  小浜から根来坂を越え、小入谷、久多、オグロ坂、八丁平、杉峠、鞍馬を経て京都に入る道や小浜から名田庄の五波峠または権蔵坂を越えて、品谷峠、卒塔婆峠、祖父谷峠、雲ヶ畑を経て京都に入る道、また、名田庄の知井坂から知見,深見峠、弓削、山国を通り、京見峠を経て京都に入る道がある。

根来坂……針畑越随一のポイント。大きなブナと石仏が心を和ませてくれる。
木地山峠
高浜街道
かやぶきの里  かやぶきの家が連なる美山町の中地区は国の重要伝統的建造物群保存地区になっている。
京大演習林  由良川源流部にあり、面積は4186ヘクタールに及ぶ。その約半分が原生林に近い状態で残る。ニホンカモシカ、ツキノワグマ、ヤマネなど貴重な動物が生息する。