
| 2002/05/29 廃村八丁 京都の北山にある廃村八丁を訪れる。ここにはかつて小さな集落があったが、昭和の初期、豪雪のため廃村になったという過酷な歴史がある。 京都市広河原からダンノ峠を越える道は桂川(太平洋側)と由良川(日本海側)の分水嶺ともなっている。 特に由良川源流にはトチノキをはじめとした広葉樹林が広がっていた。そして、辿りついた廃村八丁は、淋しげなカジカと風の音以外には何も聞こえない、ただただ静寂の中にあった。 |
2002/07/31 武奈ガ岳 滋賀県・比良連山の最高峰武奈ガ岳を訪れる。猛暑の季節、疲れた心と体をリフレッシュするのに私には山が一番である。夏休みということで長女の茜(高1)も同行している。 リフトとロープウェーを利用して気楽に山上に立ち、八雲ガ原からイブルキノコバを経て山頂に立つ。あいにく遠方の視界は良くなかったが、至近には無数のトンボが群舞していた。 帰路は西南稜から中峠、奥の深谷源流を経ての周遊である。この辺り清流のあるところが多く、涼を取りながらの歩きはなかなか爽快であった。 |
2002/10/10 金毘羅山 京都市の金毘羅山に登る。573mと標高は高くはないが、大原三山のひとつとして、人気を集めている。江文峠からの道は緩やかな参詣のための道という雰囲気である。途中にある琴平新宮社はきれいに掃き清められ、心が洗われるようだった。 さらに登っていくと山頂近くに金毘羅宮があり、京都市街や比叡山を存分に眺めることができる。そして、その近くに三角点があるはずだったが、それをパスして大原寂光院へと下る道を急いだ。 |
| 2003/04/29 三周ガ岳 今庄町、夜叉ガ池から三周ガ岳に足を延ばす。登山口から夜叉ガ滝、そして、大きなトチノキまでの周辺は春の花の盛りである。ニリンソウ、ショウジョウバカマ、ミヤマカタバミ、イワウチワ、スミレなど楽しませてくれる。少し高度が上がってブナが多くなると、カタクリとイワウチワの群落が明るい林床で風にそよいでいた。そして、タムシバとともに石楠花が開花していたのには少々驚いた。 池の周囲はまだ残雪でいっぱいである。竜神の祠の賽銭箱など雪に埋まったまま。ここではブナの芽吹きも一足遅いようだ。三周ガ岳へは池から約1時間、背丈のある笹を掻き分け、幾つかのピークを越し、ときには残雪の上を歩き、辿り着く。快晴の空の下、マンサクの咲く1292mの山頂からは越前や美濃の山々を俯瞰することができた。 |
2003/05/09 峰床山 京都市左京区の久多から昔日の鯖街道の浪漫を求めながら、新緑の八丁平、そして、峰床山を訪れた。久多からは林道、登山道を経て、オグロ坂に到る。峠の地蔵、ブナの林が健在であることを確かめつつ、緩やかな峰床山へのルートを辿る。 峰床山山頂到着、久多から約2時間である。山頂では雲ひとつない景色を同行のH氏とともにほしいままにし、なんとものどかな空間を満喫した。 クラガリ谷から八丁平に下りた。ここにはエンレイソウのほかには見るべき花は見当たらなかったが、眩いばかりの新緑だけでも十分である。 六尺道から再びオグロ坂へと登りつめ、久田への道を引き返した。 |
2003/05/22 久須夜ガ岳 福井県小浜市にある内外海半島の最高峰久須夜ガ岳(619m)は頂上直下まで観光道路が通じ、歩いて登ることに関しての関心が薄れていたが、山頂付近から蘇洞門まで行けるということで、半信半疑訪れた。 山を歩くのに初めに下って、後から登るというのも変な話である。とにかく主稜線上をなだらかに下り、木々の緑を堪能しつつ、特に山椒やヤマボウシが目立ち、朴や栃もあるという種類の多さに驚きながら、蘇洞門へと下っていった。 蘇洞門においてはちょうど遊覧船が七人の客を乗せて着岸した。2000円かかる遊覧船に対して、私達は無料で景勝地の景観をほしいままにしたのである。 |
| 2003/09/05 荒島岳 夏の続きかと思うような暑さの中、福井県大野市の名峰荒島岳に登った。勝原スキー場のゲレンデからリフトの終点まで約30分、ススキが揺れる向こうに経ガ岳がどっしりとそびえている。そこから登山道に入ると、ほどなくブナの林が続く。それは嬉しいことだが、急坂の連続にはかなり参ったという思いであった。 中出コースとの分岐点でもあるしゃくなげ平を一気に通過して、いったん下った後、最大の難関もちがかべに差し掛かる。ここは少し登って、大きく喘いでを繰り返しての登りである。 山頂には2時間30分掛かって到着、一等三角点、荒島大権現を中央部に置き、広さは十分である。夏の花もわずかに残る中で、トリカブトの紫が目立った。そして、大野盆地を一望にするなど展望の良さは抜群である。 |
![]() 荒島岳山頂 |