嵐の大地秋季号№115
霧の縦走
伊豆大島に甚大な被害をもたらした台風26号も去り、台風一過の秋の好天を期待したが次の台風27号の影響か?高速バスが着いた軽井沢は濃い霧に囲まれ細かい霧雨が降っていた。バスは予定より30分ほど早く着いたので軽井沢を巡回している7時50分のバスに間に合った。上発地で下車。幸い屋根のあるバス停で雨を避けて登山準備(雨具はつけず)ができた。これから八風山~荒船山への縦走である。この天気に気は重い。おまけに携帯を家に忘れたので帰りのタクシーを呼べないのでかなり長い道のりを歩くことを覚悟しなければならない。相変わらず霧が立ち込め視界は30mというところか。八風山への道標もないので地図・磁石とにらめっこ。とにかく南を目指す。八風湖、山神社と順調だが突如別荘風の建物が、山と高原地図には「二岐は西側の細いほうへ」とあるがその道は草茫々で踏み跡さえない。東側は柵でもって立ち入り禁止。スタートからヤバイ。八風湖まで引き返し別荘地の舗装道路を南(上)へ行く。一度行き止まりに出くわし、引き返し別の道へ、遂に柵で通行止めになった。しかしその道は先に続き妙義荒船林道に続いているらしい。さらに進むと待望の「八風山登山口」の看板が。これでなんとか山道に入り荒船山まで行けそうである。八風山から細く笹に覆われた所もあるものの比較的なだらかな信濃路自然歩道に入る。霧で展望は全くない。幸い雨は止み天気が良ければ紅葉が楽しめるはずなのにと気落ちするが道自体は快適で距離を稼ぐことができた。物見山・物見岩といういかにも展望の効きそうな場所だが当然霧の中で五里霧中という感じ。物見山の山名柱に神津牧場の紅葉まつりの掲示が、袋にあるチケットを持参するとソフトクリームがもらえるらしい。今が紅葉真っ盛り、この霧め、!物見岩からすぐで山荘あらふねへ。林道が通っているので車が2,3台止まっていて人もいる。荒船山登山口の内山峠へは熊倉峰を越えていくのだが、霧のためか入口がわからず林道を南下する。さすがに荒船山は日本二百名山、人気の山である内山峠には車が10数台駐車しており登山者もかなりいる。これでひと段落、荒船山頂を目指そう。荒船山は山体が荒海を行く航空母艦のようで、非常に特徴がある。それを実際に見るのを楽しみにしてきたが、これまた霧のためにおじゃん。ただひたすら忍の一字で登るのみ。また艫岩は漫画『クレヨンしんちゃん』の作者が転落死した場所で、自殺・事故の2説があるので見てみたかったが艫岩の登りも鎖場はあるが鎖がなくても問題のない岩場であった。現場を見ていないので何とも言えないが自殺のような気がする。荒船山の最高点は経塚山で艫岩から経塚入口まではなだらかな道だがここから道は急登となり滑りやすい登りを行くと山頂へ。経塚入口までもどり星尾峠へ、荒船不動のへ道は林道工事をしていたが林道をショートカットして初谷へ出る。ここには中込へのバスがあるが土日祝は運休。平日も最終が12時30分台というふざけた時間帯。現在17時、中込まで12㎞、佐久平の高速バスは21時3分。歩いてもなんとか間に合うだろう。携帯がないのでタクシーを呼ぶにも呼べない。途中、中華料理屋、コンビニ、ガソリンスタンドとタクシーを呼べるところはあったがこうなれば歩くのみと誘惑を振り切る。幸いR254は大部分が歩道があったので、大型車の通行に気を使うことはなかった。途中、暗くなる寸前、今までの霧が晴れ、青空も出て怪峰兜岩山が現れた。中込駅19時30分、小海線佐久平へは20時17分の列車が。待ち時間が中途半端で食事をする時間がなかったが、高速バスにはタクシーを載らずに間に合った。GPSの歩行距離39.5㎞、行動時間11時間、よく頑張りました。霧だったが雨も少々でラッキーだったのかな?バスは途中から雨の中、大阪に着いてももちろん雨。家まで歩こうかなと思ったけれど、足も痛いしJR東西線に乗りました。
コースタイム 上発地8:25→八風山10:13,10:20→山荘あらふね12:30,12:44→内山峠13:22→経塚山(荒船山)15:30,15:39→中込19:30
六甲の秘峰
鬼ヶ島(583m)
2008年秋に表六甲の五助山(637m)から元極楽茶屋を経由して裏六甲の鬼ヶ島へと歩く。五助山も入山者が少なく登山道は笹に覆われ女郎蜘蛛が無数に巣をかけ蜘蛛の巣だらけになって歩いたこれまた六甲の秘峰に入れてもよいと思うが、鬼ヶ島は六甲にあって秘峰中の秘峰である。その神秘的な名前と昭文社山と高原地図に山の位置名前は表示されているが道は記載されていない。またその不思議な名前の由来も定かではない。何か桃太郎や大江山の酒呑童子の伝説を想像してしまう名前である(ネットとで見たが、昔、丹波に麓の人と交わらない人々の縄張り[島]があり、麓の人が鬼ヶ島と呼んだとありました)。山頂にアカガシの巨木が鎮座し登山者を迎えてくれるはもちろん入山者も少なく(この日は人に合わず)静かな山歩きを楽しむことができる。また歩きごたえもたっぷりあり阪神御影駅または魚崎駅より神戸電鉄有馬口駅または唐櫃台駅(からとの湯があり下山後汗を流せる)たっぷり8時間はかかる、六甲縦断コースである。どなたかこの神秘的な名前の由来を知っている方は教えてほしいものです。
新穂高(648m)
六甲山系に会って気になる山の一つに新穂高がある。この場違いな名前の山は、北アルプス穂高岳より来ているものと思われる。山頂直下に穂高湖、近くにシェール槍というのもある。11/2土に行くつもりだったが、三宮を降りてデジカメを忘れたことに気づき予定を変更。11/4月に歩いた。この日も6時前まで雨が降っていたが、天気は回復するだろうとリベンジ。岩屋~青谷道~摩耶山~新穂高~市ヶ原~三宮のコースで歩く。摩耶山は三角点のある本峰を登り(普通山頂公園掬星台まで、三角点まで足を延ばす人は少ない)摩耶山の最高地点は摩耶別山(717m)だがピークに神戸市の水道施設があり単なる通過点となっているからアゴニー坂を下って穂高湖手前の徳川道をわずかに進むと木に白いテープが巻きつけてあるだけの地点が新穂高の取りつきであり非常にわかりにくい。道は約50㎝幅でよく踏まれてはいるが、笹に覆われていて、分かりづらいところもある。山頂は木々に覆われ展望はわずか、南に黒岩尾根がよく見える。人のいない静かな山頂で気に入りました。西の603mピークは岩場をまくが道が不明瞭な個所があり一度谷に下りかけ、再び登りなおした。下山し徳川洞と再び合流するとしっかりしたハイキング道となり三宮へ下山する。
休日はもちろん平日でもハイカーの多い六甲であるが、ひとに出会わない静かな山歩きを楽しむコースは結構ある。今回は2つを記したが掘り出し物があればまた載せたいものであります。
秋山山行一覧
9/5 (木)六甲・荒地山ハイキング つくもの湯
9/9(月)八ヶ岳・御小屋尾根~県界尾根縦断 八ヶ岳山荘
9/18(水)ロックガーデン・キャッスルウォールRCT Ⅳ
9/20(金)中国・櫃ヶ山 田浪キャンプ場 足温泉
9/21(土)中国・毛無山 真賀温泉
9/28(土) ロックガーデン・キャッスルウォールRCT Ⅳ
10/6(日)六甲・太多田川赤子谷 大阪あすなろ会12名
10/13(日)六甲・高雄山ハイキング 家内 二宮温泉
10/19(土)上州・八風山~荒船山縦走
10/26(土)六甲・荒地山靴履き慣らし
10/28(月)ロックガーデン・キャッスルウォールRCT Ⅳ
11/2(土)神戸背山・城山ハイキング
11/4(月)六甲・摩耶山~新穂高
11/7(木)六甲・市ヶ原菊花ハイク 家内
11/11(月)六甲・打越山ゴミひろいハイク あしや温泉
11/16(土)比良・葛川越~南比良峠
11/20(水)仁川・ムーンライトRCT Ⅲ
11/23(土)南紀・真妻山山麓レスキュートレ
11/27(水)ロックガーデン・キャッスルウォールRCT Ⅳ
冬山山行予定
12/11(水)~15(日)北海道・札幌ステイスキー
12/28(土)29(日)北八・北横岳山スキー
1/2(木)3(金)大峰・山上ヶ岳
2月初旬比良・蛇谷ヶ峰山スキー
ひとりごと
比良の葛川越~南比良峠を歩きました。これらの峠道は朽木と琵琶湖を結ぶ峠道でしたが近年歩く人もほとんどなく道は非常に荒れていました。歩いた日は土曜日で稜線の縦走路では人に会いましたが谷中では出会わず一人の本当に静かな山歩き。葛川越えまでに1ヵ所、南比良峠からの下山で2ヵ所ナメコのびっしり生えた倒木がありました。山でお目にかかるキノコは毒キノコと疑ってかかるので採集しなかったのですが、写真には撮り帰宅して調べてみると間違いなく天然ナメコでした。毒ナメコはないようです。(似て非なる別種であり)
惜しいことをしました。