まず、通常のサクラマスと戻りヤマメの写真をご覧下さい。左の写真は5月上旬に釣った通常のサクラマスです。57cmのメスで、サクラマスとしてはアベレージサイズです。右の写真は6月中旬に釣った戻りヤマメです。オスで30.5cmしかありません。
メタリックな外見、精悍な顔貌、パーマークがまったくない点など、通常のサクラマスと戻りヤマメはそっくりです。しかし、サイズが全然違います。
![]() 通常のサクラマス |
![]() 戻りヤマメ |
オホーツク海まで1年がかりで回遊した通常のサクラマスは50〜60pなのに、戻りヤマメは尺ヤマメに毛が生えた程度の大きさしかありません。通常のサクラマスも戻りヤマメも外観はそっくりなのに、このサイズの差はどこからくるのでしょう。
通常のサクラマスは3歳魚ですが、戻りヤマメは2歳魚なのです。戻りヤマメは、沿岸か河口部まで降った2歳魚の銀毛が、豊富なエサで急速に発育して、オホーツク海まで回遊して通常のサクラマス(3歳魚)にならずに、2歳魚で成熟して本流域に戻ってきた魚なのです。だから「戻りヤマメ」「戻りマス」と呼ぶアングラーがいるのです。