水産研究所からのメール
日本海区水産研究所の研究員Nさんからメールが届いた
平成13年10月、日本海区水産研究所の研究員Nさんからサクラマスについてメールをいただきました。Nさんの許可を得ましたので、内容を要約して紹介します。
サクラマスに関する内容の要約
- サクラマスは個体差の大きい魚なので、海洋生活が同じ1年でも、35cm程度のものから60cm以上のものがいる。
- 沖合いの流し網による捕獲調査では小は30cmから大は60cmまでの魚が一緒に取れることもある。
- したがって、サクラマスを調査するには、サイズだけではなく、海洋生活期と河川生活期の長さを把握しなければならない。
- 耳石に沈着するストロンチウムとカルシウムの比を測定し、淡水生活履歴と海洋生活履歴を推定できる。
- しかし、まとまった数の標本のサンプリングが困難なので、研究者は誰も手を出さないだろう。
- 私見では小型のサクラマスに含まれる魚体には次の3群が含まれているだろう。
- 単なるサクラマスの小型個体(一番つまらない説)
- 疑似スモルト(偽銀毛)の特に銀白色の強いもの
- 秋季にスモルト化(銀毛化)して下った個体が冬季のみ沿岸海域で生活し、春に遡上する。この生活史はサツキマスのそれに似ている。新潟内水面水試の研究員が、魚野川で秋季にスモルトとなって下る個体を報告しているので、サツキマスと同様の生活型を示すサクラマス群の魚がいる可能性はある。
以上です。専門家のご意見、とても勉強になります。
Nさん、ありがとうございます。これからもご指導よろしくお願いいたします。
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