小学5年:身近にある酸・アルカリをリトマス試験紙で測定。あまりの中性の多さに飽きる。自由研究失敗。
中学1年:体液の酸・アルカリをチェック。ゲロは、酸性を示した。
大学4年:現植生と花粉分布の関係を岡山県にて比較。花粉分析の利点と限界を知る。


岡山県における花粉分布と植生との関係:予察的報告

 花粉分析は、花粉・胞子化石群を含む堆積物から,花粉や胞子の種類や量を調べ、過去の植物の変遷や、
気候の変遷などを明らかにするための手段として用いられる。
 花粉は,大気中に放出された後,気候条件や地形条件など様々な要因により複雑な経路を辿って堆積し、
時に水などの二次的営力によって更に別の場所に運ばれることがある。また,樹種によって花粉の生産量も
散布力も異なるため、堆積物から得られた花粉の組成と植生とは必ずしも一致しない。
このことは、花粉・胞子化石群から、過去の植生を復元する場合問題とされる。そのため、花粉の分布や堆積過程、
堆積条件などの研究や,現植生と花粉組成との関係を明らかにする研究が必要であり、湿原に堆積した花粉と周囲
の森林植生との比較(Tsukada,1958など)や、異なる植生下における花粉組成の比較(守田,1994など)や、
花粉の散布堆積様式のモデル化(Sugita,1994など)などの研究がおこなわれてきた。また、近年では、欧米を中心として
大陸レベルまでの広域的な花粉分布と植生の関係が広く報告されている。(Prentice,1978:Bradshaw and Webb V,1985など)。
 しかし、わが国では、未だこのような研究例は少ない。そこで本報告では、岡山県全域を対象に、
花粉の分布状態と植生分布を比較検討し、母植物と花粉との関係を明らかにすることを目的とした。  

    その結果、
  1. Pinus花粉は、植生の違いにも関わらず、高い出現率を示し、他の樹種に比べ、花粉の生産量・散布力が大きいことが示された。
  2. Cryptomeria、Quercus花粉については、植生の広がりに対して、全体的に低い出現率を示した。
  3. Fagus花粉は、植生に対して比較的良い対応関係を示した。
  4. Abies花粉は、都市部で高い出現率を示した。これは、遠方飛来花粉が過大に評価されたものと考える。
  5. Cyclobalanopsis花粉は、低い出現率を示し、これは、他の樹種と比べ、十分に生長している木が少ないことが原因であろう。

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