剱岳・仙人温泉(別世界・日本とは思えぬ絶景)

またまたいとこのEと、今年は3回目の日本アルプスです。、ちょうど会社も3連休なのでちょっと行けないところ行こうとあれこれ模索の上、剱岳から仙人池に行き裏剱を見てあとは秘境中の秘境仙人温泉に泊まりその後は黒部の水平歩道を通ってトロッコ列車で帰る欲張りプランを練る。
欲張っただけ有ってしんどかった〜。

剣御前
剱御前より剱岳

【日時】1998/9/11(金)〜14(月)
【メンバー】私 E君 
【山域】北アルプス
【山名】剱岳(2998m)、

【コース】〔1日目〕立山駅−美女平−室堂−剱御前−剣山荘−一服剱-前剱-剱岳−剣山荘泊
      〔2日目〕剣山荘−剱沢−真砂沢ロッジ−仙人池ヒュッテ−仙人温泉泊
      〔3日目〕仙人温泉−阿曽原温泉−水平歩道−欅平−宇奈月温泉

〔エピローグ〕

  剣岳は、私は2回目、Eは3回目だ。剱岳は岩の殿堂と言われるように、ごつごつした男性的なそれでいて数々のドラマを生んだ山であり、見ただけで魅力のある山である。 私も初めて剱を見たときは、立山から別山を回ったときで、日本にこんなごつごつした山があったのかと感動した。木など全然無く、岩だけで山が形成されている。又同行のEもその昔、立山から別山に回り剱を見たとたん無性に登りたくなり、そのまま帰る予定を変更して、そのままピストンして夜遅く、くたくたになって雷鳥沢まで下りてきたことがあるらしい。その日はカップラーメンひとつしか食べずに過ごしたそうだ。
 又、剱岳の歴史も古く、先人の話が何度も本に載るように、頂上で発見された開山した何とか和尚の錫杖が平安時代のものとか、昔三角点の石を頂上に運ぶときの苦労話や、すべての山小屋や立山の神主さん、山岳警備隊など、ありとあらゆるものがふもとの芦峅村の佐伯一族になんらか係わり合いがある話や、剱の谷の平蔵、長次郎、武蔵などなど人間臭い、又いわれのある話などとても興味深いものがあります。(詳しいことはよくわかりませんが・・・・)又リンク先を探しときます。

   そんな思いのある2人であるから剱は何回登っても飽きない山だと思っている。

19:00八日市出発登山口の富山電鉄の立山の無料駐車場に向けてひた走る。 
0:00予定通り料駐車場に到着。場所も金曜日ということでまだ空いていた。明日は剱を往復して剣山荘までなので、5時の始発に乗る為即寝る。

【1日目の1】立山駅よりアルペンルートで室堂・剱岳へ

翌朝5:00始発のケーブルに乗り、室堂行きのバスに乗りこむ。今のシーズンはお客が途切れないので、ずーとピストン運転みたいだ。7:00頃室堂到着。そばを食べ、立山のおいしい涌き水を水筒に満タンして出発!

雷鳥沢
剱御前より雷鳥沢・室堂を望む

 まずは雷鳥平までりだ。みくりが池を通って雷鳥沢まで約30分軽く足慣らし。雷鳥平で立山の写真など撮ってこれから剣御前まで約2時間半の登りだ。つづらおりの山道が遥かかなたまで見える。気合を入れて再出発!最初はしゃべりながら進んでいたが、日も上がってきて陰もなく、今日はほんとにピーカンの快晴である。黙々と1時間進む。小休止してさらに30分間隔で休憩を取り、「剱御前に着いたら冷たい缶ジュースを飲むぞ!」とそれを励みに登りきった。
 ジュ−スをがぶ飲み。それからお目当ての剱を拝む・・・
いつ見ても威風堂々の剱である。山小屋の人曰く、今年一番の景色らしい。今年の夏は天気が良くなかったので、こんなに晴れているのは本当にラッキーだと何度も言っていた。
  さっそく写真を撮る為に三脚を用意して、重たい300oのレンズを装着する。ホントに絵葉書のような景色にバシャバシャとシャッターを切る。「もうちょっと雲でも湧いたらもっと良いのに」とぜいたくを言いながら撮る。フィルムも奮発してプロビアを入れてきたから、良い写真が写っていることを期待する。30分ぐらい後、剣山荘むけて出発!

剱御前
まだまだ余裕の(^^)v(剱御前にて)

 剣山荘までは約30分の下りで、この前来た時のことを思い出しながら下りた。あの時のこの登りはえらかったなー。テントかついで20KG越えてたから一回休憩したなー。今回はテント担がずに山小屋泊まりだから、楽チン楽チンなどと思っていたら着いた。荷物を部屋に入れて、かるくおにぎりを食べて出発!
  ここから剱までは2回のピーク越えがある。以前登っているので、精神的に楽だ。まずは一つ目の一服剱目指し、サブザックに水とカメラを入れてgo!

    目の前に見えるピークを目指して淡々と進む。重い荷物は、山小屋にデポしてあるので最後の急登も楽チンだ。しかしピークに立ってもまだ前剱が前方を塞ぎ本当の剱岳は、姿を見せてくれない。前剱は、昔軍隊の登山訓練で前方が霧で見えなかった時、ここを剱岳のピークと勘違いして万歳三唱をして下山したくらい立派なピークである。一服剱から少し下り、そこからずっとがれた急登の道が続く。目の前に大岩が、今にも落ちてきそうに迫る。

大岩
落ちてきそうな大岩

時間帯からして登りより下る人の方が多く、時々落石に注意しながら登った。


前剱のピークは登山道からちょっと右にあるので、そこを横目に過ぎ左に東大谷を見ながら通過し、門といわれる石の間を抜けて、又右側の谷平蔵谷の上に出る。
   さあここからが剱の核心だ。私はここからのルートは、すこしスリルがあり非常に好きだ。依然来た時はここから頂上まで渋滞して、かなり時間がかかったことを覚えている。この先の難所カニのタテバイで、岩場に打ちこんだハーケンを足場に、腕の力で引っ張りあがるのだが、足位置をちゃんと取らないと登れないし、また間隔も空けてから行くので時間がかかるのである。しかしこの日は渋滞のピークは過ぎて無く、2人とも楽々登った。タテバイの上に登ると下りのヨコバイが見えた。みんな真剣に降りている。事実私もヨコバイの方が怖いと思う。なぜなら前向きに下るので下の絶壁が見えるからである。また途中で右に曲がる時、足場が見えずに足で探らなければならないからちょっとスリルがあるんだな。
下りを楽しみにあとは10分ほどガレ場を登れば頂上だ!つづく