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| 槍から見た穂高連邦 |
山のベスト10に必ず入る槍ヶ岳と穂高連邦の山々。オマケに私の目標としている3000m全踏破のためには避けては通れぬコース。これが槍・穂高縦走なのです。とにかくピーク全てが3000mです。8座の内、未登頂が7座もあるのです。こんなおいしいコースですが、ガイドブックを読めば、☆4つ(岩登りの熟練者向け)これはちょっと気合を入れて、パートナーもそこそこ達者な人と同行しないと、生半可な計画ではヤバイので、いつに無くガイドブックやHPを読み漁り情報を仕入れました。そこで思い立ったのは、会社のTさん。彼は昨年の六甲全従もいっしょに行った仲なので同行をお願いするとO.K.の返事がいただけた。しかし、今回も仕事がめちゃ忙しくて、ぶっつけ本番の山行になってしまった。でも、1ヶ月前から昼休みに野球スタンドの上り下りや、自転車で往復14kmの通勤6回、週2回の基礎練習(腕立て・腹筋等等)できるだけのことはやりました。
今回は、縦走なので全て山小屋利用です。朝食は弁当か山小屋で食べるし、昼は山小屋でラーメンなどを食べるつもりで、極力持たない。ガス・コッフェルも無しです。カメラも望遠は重いので、70mmのズーム1本のみにしました。3脚も今回はパスして、軽量化を図りました。年々身体は衰えるものです。とにかく完走を目標に膝に負担をかけないように考えました。
いつも痛くなる左の膝は、最初からテーピング。休憩のたびにエアーサロンパスそしてタイツはイチローの穿いているやつ。とにかく道具と薬になんでも頼りました。
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PM7:00八日市、Tさんのレガシーにて出発!すごい土砂降りの雨。梅雨だから当然ですが、Yahooの天気予報では雨。しかし、マピオンの地図検索の中のピンポイント天気予報では明日の未明より晴れるとのこと。この情報は無料だし、確率も高いので絶対お薦めです。とにかく早めに沢渡に着いて仮眠を取らないと1日目は10時間も歩く予定なので急ぐ。松本インターまでは順調。コンビニで食料などを買い込む。
コンビニは、新島々まで結構ありました。 しかし、奈川渡ダムを越えてから前から来る車が全然来なくなり、前方の電光掲示板に”○×トンネルで事故通行止め”えっまさかと思い車を進めると前方からトラックがきて”前のトンネルでトラック同士が正面衝突してだめだから引き返してる”とのこと「どーしょー」「とにかく行こう」
なんとか沢渡の駐車場に到着した。ラッキー。道路工事のおじさんに聞くと、この先のトンネルで事故があり、4〜5時間は無理とのこと。私達はとにかく明日は始発のバスが5時半に出る予定なので開通を祈りすぐに寝た。雨はまだ降り続いていました。
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| 沢渡バス停・上高地行きは低公害車です | 誰も居ない河童橋(雨が降ればこんなもの) | 横尾から屏風岩を望む | カレーのおいしい槍沢ロッジ |
5:00起床!気になる天気はやや小雨。このままだと上がるでしょう。すると目の前を大きなレッカー車がパトカー先導で大型トラックを引っ張っていった。”やったーこの分だと開通も後わずかだ。案の定その後からゾロゾロと開通を待っていた車が鈴なりになって通り過ぎていった。全てが上手くいっている。とてもついている気がした。バスも10分遅れの5時40分発だった。往復切符を買ったので200円得した。1800円でした。このバスは低公害バスと書かれてあり、松本電鉄のバスは全部これだった。
上高地に着くと、雨も上がっていました。トイレに行って身支度をする。すごくきれいなトイレだった。環境バイオトイレで100円の有料でした。
ビジターセンターで登山届を出していざ出発。Tさんが登山保険入ろうかと言いましたが、2階で受付なのでめんどくさいからやめました。しかし1000円であの大キレット越えを守ってくれるのなら入っとけばよかったと後々何度も思いました。皆さん!キレット越えの方、涸沢岳へ行く方は絶対入るべきです。安い。
6:30出発!バスターミナルから河原沿いに進むとすぐに河童橋がありました。誰一人居ない橋を撮りました。残念ながら、前方の明神岳、前穂は見えませんでした。後のお楽しみ♪
梅雨時もあって登山者はまばらで、明神、徳沢、横尾と静かな林道歩きを楽しんだ。9:00横尾で大休止.横尾もバイオトイレがありました。有料です。涸沢方面に向かう橋は河童橋なみの立派なものに架け替えられていました。遥か前方には屏風岩も伺うことが出来ました。
12:00槍沢ロッジ到着!腹ごしらえとしてカレーを頂く800円也。ここも人はまばらで3組ぐらいでした。これからは、たらたらした上りから少しは山歩きのようになってきました。左の梓川も昨日の雨で増水していました。しかし水は全然にごっていません。なぜなら上流は土は無く、岩と瓦礫のみだからです。槍沢キャンプ場に着くと、雲も切れ、青空が見えるようになりました。降りてきた人に聞くと昨日は豪雨で大変だったらしく、二人とも長靴を穿いていました。きっと川状態の山道を歩いていたのでしょう。ご苦労様。
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| 槍沢キャンプ場で、晴れてきた〜 | キャンプ場横の雪渓です | 大曲を曲がって赤沢山・蝶ヶ岳 | 槍沢雪渓の直登エライ(¨;) | 視界5mブリザード状態の肩の小屋分岐 |
【槍ヶ岳へ】 槍沢最後の登りはブリザード状態で吹き飛ばされそうピュ〜(/_;)/
キャンプ場を過ぎると雪渓が見えてきました。大曲を回ったら山道は全て雪に覆われ、赤旗が付いたポールを目印に登りました。最初はキックステップで行きましたが、途中で勾配もきつくなり、軽アイゼンに履き替えました。しかし4本爪の為に指に力が伝わらずあまり効果が有りませんでした。無理をして6本から8本のアイゼンを持ってきたらと後悔しました。
後ろを振り返ると青空の下、絵葉書のように赤沢山と遠く蝶ヶ岳が見えました。しかし、上はあいにくガスでまったく見えません。ガイドブックによるとこのあたりから槍が見えると書かれていたのですが・・・
ジグザグに切ってある山道も雪の下でほとんど直登状態で進みました。やがてガスに突入すると、風もきつくなり、打って変わって嵐状態になりました。風が雪のシャーベットを巻き上げ、体中に容赦なく撃ちつける。前方の赤旗もよくわからなくなり、2.3.のグループもさすがに休憩していました。気が付けば私が先頭に立って歩いていました。わずかな踏み後を見ながらやけくそになって進みました。やがて坊主岩の大きな岩が見えそこで大休止。Tさんが心配なので待つこと10分ぐらいでしんがりでTさん到着!「あとどれくらい」と聞かれたけど前もまったく見えない状態で、「さあ?」と言ってひたすら登ると、小屋まで400mの文字が見えました。同時に少しずつ山道も見えてきて、雪渓と交互にすごく歩きにくい状態で夏のブリザードと戦いながら気が付けば肩の小屋と西岳分岐に来ていました。殺生ヒュッテなんかどこかで見落としたみたい。遥か50m先に肩の小屋がぼんやり見えました。ホッとして分岐の看板を撮りました。
肩の小屋のテラスはブリザード状態で、吹き飛ばされそうでした。小屋に着いて名前を書く時、手がかじかんで上手く書けませんでした。そのうちTさんも到着しました。入り口の手前でザックカバーが吹き飛ばされ、アッと思ったら、小屋のどこかに引っかかっていたので助かったらしいです。なんと運の良い人でしょう(^-^)//""パチパチ 続く・・・