落水の滝(820m)
                                              H10.1.30

 延岡市中川原町、旭化成レーヨン工場付近から、祝子川に沿って上祝子へ。途中、祝子川ダム
の向こう、谷間の山腹に白く氷結した落水の滝が望める。上祝子橋を渡り、大薮の手前で左折し
て林道へ入る。数分の車走で林道分岐。分岐点の広場へ駐車。左の道は十条製紙。

 右手の荒廃した林道へ歩み入る。日陰の谷間には、ツララがあったり、路面には雪や氷。谷側
の林の中に、真っ赤な実を付けた木が二三本。壊れた橋梁の狭いコンクリートを通って数分、左
手の小谷へ入って、飛び石伝いに谷を渉る。明確な山路を暫く進み、急坂を一登り。
左下から谷川の瀬音。登るにつれて、谷間の雪が多くなる。谷向こうの岩壁には、白く凍てつい
た数条の滝。岩塊の間を登り切って、鬼の目山の中腹、標高820m。落水の滝に到着。

 落差60m、最大幅15m。純白の氷瀑が、黒い岩壁を覆い尽くしている。中央部分に僅かな
水流。両側には氷のシャンデリヤ。滝つぼには、凍った雪が山積み。下流谷間の岩岩は、厚い雪
を被っての銀世界。滝を見上げ、谷を見下ろしながらの一時。冷気が漂い、汗ばんだ身体が寒く
なりだす。

 滝から暫く下った所に、日当たりの良い平坦地があり、枯れ葉、枯れ草の上に腰をおろして、
遅くなった昼食。下りは、迷うこともなく正規の山路を通り、駐車地点へ帰着。

   日 向  発   9:00
   登山口  着  10:35

   登山口  発  10:50
   旧林道終点着 11:25
    〃     発 11:35
   落水の滝 着  12:30
    〃    発  13:00
   登山口  着  14:45

   登山口  発  15:10
   日 向  着  16:45




だき山(1420m)
H2.11.18

丹助岳から眺めると、北東方向に筋骨隆々と聳え、上鹿川から望むと人形岳の断崖上に姿を
隠し、東側は鬼の目山、国見山、黒岩山等の深山に包み込まれた山。地元の猟師や麓の人達
に尋ねても、山頂付近のことを知っている人はいない。数年前に上鹿川から登山隊が入ったが、
登頂出来なかったと、地元の人が話していた。今年春と秋の二回、登頂方法の探査登行をして、
一つの可能性を見付け、今回、それを実行する。
 猪の内谷の林道終点、標高920mに駐車。新設工事中の林道を約400m行った所にある
小谷に沿って、杉林の中の急坂を東進。やがて雑木林になり、支尾根を登る。スズタケが現わ
れ出すと間も無く、南北にはしる主尾根標高1200m地点に達する。登山口からここまで、
一時間余り。主尾根には踏み分け路があり、境界標識がある。これに従って北進。だらだらと
下り、標高1160m付近の最低鞍部に達する。主尾根に入ってここまで約30分ほど。
スズタケと原生林、所々に照葉樹もある。
 いよいよ主峰への急登が始まる。踏み分け路もここまでで、行く手はスズタケの密生地帯。
よく見ると、古いナタ目の入ったスズタケがある。スズタケを押し分け掻き分けての急登。
巨岩が次々と現われて、行く手を阻む。それを右に巻き、左に巻き、直登し、して乗り越す。
岩上の部分だけはスズタケも無く、地を這う様に生えたクマザサが緑色をして美しく、ほっ
とする。それも束の間。登れども行けどもスズタケとの闘いが続く。
 正午を過ぎても、枯れた原生林とスズタケが見えるだけ。山頂への目算すら立たない。
精神的、肉体的、持ち時間共に限界に近づきつつある。所々で目に付く古いナタ目を辿っての
悪戦苦闘。前方の冬枯れた梢の間から、青空が見えてくる。青空へ向かって最後の力を集中
する。次第に青空が広がり、目の前が開けた所に、三等三角点が出現。
遂に、だき山山頂に登着。
時計は午後一時三十分を示している。三時間以上続いたヤブコギの急登。
枯れ落ちた梢の間から、澄み切った青空が見える。原生林と濃密なスズタケに囲まれた、
幅3m位、長さ4〜5m程の空間。厚く積もった落ち葉。中央に三角点標石があるだけの山頂。
大崩山、鬼の目山、鹿納坊主が見える部分だけ、スズタケが切り開いてある。
あの古いナタ目は国土地理院のものであろうか。それ以外に人の入った痕跡は見当たらない。
遅い昼食の後、持参した山頂標識板を取り付けて下山にかかる。登行中に開けたスズタケの
ヤブ、丹念に付けて来た目印テープのお蔭で、思いのほか早く最低鞍部に下り着く。
支尾根との分岐点まで帰ると一安心。あとは林道を目指して一気に下り、
駐車地点に無事帰り着く。

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永 田 山 (257m) 
                                   H11.1.17 
 日向市街から山陰へ行く途中、切通の手前、左手に岩峰をそば立たたせたのが永田山。
昼食後、我が家を出発。 国道327号線、笹河交差点で左(南)折して、広域農道へ入り
2.5km。閉門した林道がある。道路脇へ駐車。  林道へ歩み入る。暫く行くと右側に清流
の小谷。面白い形のツタカズラがある。辺りは自然林。ドングリが落ちている。蛇行、蛇行を
繰り返しての登り。明るい感じの林道。登るにつれて眺めが良くなり、日向の市街地や海も
見えてくる。頂上まで林道が新設されている。
 頂上は、照葉樹や松の大木に囲まれた小尖峰。落ち葉を敷き詰めた空き地。コンクリート
作りの祠の中に一体の石仏(永田大師)。しっとりと、落ち着いた感じの頂上。樹間直下に
永田の集落が見える。ここは、永田山頂の東端らしい。  西へ向けて一下りし、次のピークへ。
踏み跡も定かでない、痩せ尾根伝い。一登りすると、シダに覆われた鈍頂に着く。中央に
三等三角点。南面が開けて、高森山方面が見えるが、腰をおろす場所もない。少し引き返し
た所に、小さな岩峰。ここからは、日向市街地や南面の眺望が良い。小休止。  往路を下る。

   駐車地点発  12:40   三角点 着  13:40    
   駐車地点着  15:00


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比 叡 山(774m)
H 9.1.9
宮崎県北に位置する丹助岳、矢筈岳、比叡山の三山は、高度こそさしたるものでは
ないが、e='突兀とした山頂を持ち、南画風の景観で特別史跡名勝地の指定を受けている。
平成9年の初登りの山を比叡山に決めて、総勢7名で出かける。 国道218号線、槙峰から
鹿川への道へ入る。狭い地方道を車登して、千畳敷登山口へ着き、駐車。身支度を整えて、
登行開始。道路脇のコンクリート階段を上がり、右手に山の神の小祠を見て、少し行くと
千畳敷へ着く。ここから見上げる比叡山と、対岸の矢筈岳の岩壁、この間を切り落として、
約250m直下を流れる綱ノ瀬川の景観は、宮崎県下の三大景観の一つと云っても過言では
ない。この景勝は、昭和14年に国指定の特別名勝地となっている。更に進むと、右手第一峰
と第二峰の間の谷間に、急坂の登山路が有る。 岩塊や木の根を、手がかり足掛かりにして、
一足一足慎重によじ登る。冬枯れて明るい潅木林の中。第二峰の岩尾根や、第一峰の岩塔が
木の間から見え隠れする。林床や足元が純白の雪になる。薄く積もった雪を踏み登る。
相変わらず急坂の連続。大岩の根もとを通る。小一時間程で尾根に登り着く。前方は千尋の谷。
左手の岩塊をよじ登ると、そこが774m峰の頂上。断崖上に山頂標石。
付近の岩頭には形の良い松の木。深い谷の向こうには、巨岩を連ねた第二峰の尾根。
西方には、速日ノ峰から諸塚山へと続く六峰街道の山並み。遠くに見える阿蘇山や祖母山系の
山々は、冠雪して真っ白。すぐ隣に聳える丹助岳山頂の岩壁付近も、細部まで良く見える。
快晴、冷気。四囲の展望を楽しみながら昼食。 山頂の雰囲気を満喫して下山開始。
岩角や木の根に縋りながら、ゆっくり、ゆっくりと、千畳敷へ下り、山の神の水場で、
岩から沁み出る水を一口飲んで、登山口へ帰着。
         日  向  発    9:00
       千畳敷登山口発 10:30
        774m峰 着     11:40
       774m峰 発    13:00
       千畳敷登山口着  14:10
       日  向  着   16:30

*** H16.09.18 最終 upload ***