すまない、僕のせいで・・。
僕は高校野球部のエースだった。
上級生は俺一人、あとは同級生のマネージャーと一年坊主がわんさか。
みんなで夏の甲子園を目指して軽井沢に合宿に来ていた。
ところが僕らの健全な高校生活をやっかむ不良グループが二組も現れ
下級生はさらうわ、暴力は振るうわで僕としても黙っちゃいられない。
下級生には自主トレをさせておいてそのあいだに彼らのところに向った。
しかし、そこであろうことか口論からもみあいに発展して、不良の一人を
山小屋にあった高さ5メートル程の給水塔の上から突き落としてしまった。
彼は他の仲間に引きづられていったがまた報復に来るのは時間の問題だろう。
肩を落として合宿所に戻ろうと夕焼け空の下、山道を歩いていると
マネージャーが心配そうな顔をしながら僕を迎えに来てくれた。
帰り道も黙って何も聞かないでくれている。
合宿所に着き、自主トレを終えて集まっている下級生のところに向うと
彼らの中でのリーダー格のメガネくんが僕に
「先輩、たまには街に下りてみんなで美味しいもの食べましょう!」
と元気付けてくれた。それには下級生みんなも大喜びだ。
しかし彼らも僕も知っていた。
この暴力事件によって甲子園出場は危うくなっていることを・・。
と、ここで目が覚めて時計を見たら既に午前10時。
早めに起きてデジカメでも買いに行ってから会社行こうと思っていたのに・・。
急いでシャワーを浴び着替えて会社に向いました。
ちなみにマネージャーさんはアイドルのおきなめぐみさんで
特に好みという訳でもなくて、僕は野球部に在籍していたことなんて
今まで一度もなくて、巨人の松井の背番号も知らなければ今年高校野球なんて
一度も見てないけれど、ちょっとおきなめぐみさんが好きになった一件だった。