瓶ヶ森ご紹介


[瓶ヶ森の位置]
 行政区では、愛媛県西条市と高知県本川村の境目にあります。
 経緯で言いますと、北緯33度47分東経133度12分あたりに位置しています。
 西日本最高峰の石鎚山の東北東6キロあたりということになります。
 下の地図では瓶ヶ森を赤の△印で書いておりますが、別に火山という訳ではありません。
 他の山も同じで、このあたりに火山はありません。

         [およその位置関係はこんなところです]
     

[山容など]
 この山には、ピークが二つあります。
 北側にある比較的なだらかな方が「雌岳」。こちらか゜1896.2mの山頂です。
 南側にあるややゴツゴツしたほうが「雄岳」。ここのピークは少し狭いですが、行者さんの修行小屋があります。
 そして、両方のピークを結んだ稜線から西になだらかに下っている広い笹原が氷見二千石原です。
 この名前については、西条市の氷見地区(江戸時代の石高で二千石くらいあったらしい。)の面積くらいの広さがあるということで、この名前が付いたと聞いています。
 本当にそのくらいあるのかどうかは調べたことがないので分かりません。

     [左側のピークが雌岳、右が雄岳]          [瓶ヶ森遠望(石鎚山中腹の成就より)]


       [瓶ヶ森と西黒森の中間点(高知県側)]
   

[山名について]
  この山のことを知らない人に「瓶ヶ森」なんて言いますと、おそらく誰も山のことだとは思わないでしょう。
  普通は、木のたくさん生えている所を「森」と言いますからね。
  山名であれば、一般的には○○山、○○岳、○○峰、○○富士・・くらいなところでしょう。
  ところが、石鎚山系では、瓶ヶ森をはじめ、堂ヶ森、ニの森、黒森、東黒森、西黒森というように、「森」の付く山がいくつかあります。

  このあたりでは、山は木がたくさん生えている所だから、山すなわち森になったのでしょうか。
  本州方面では山であっても木があまり生えていない所もありますからね。
  南アルプスでも森林限界が標高2400〜2500mで、それ以上は大きな木がないですからね。

  広辞苑によれば、「森」には丘という意味もあると書いてあります(東北地方で)。
  丘ほど低くはないにしても、似たような意味でしょうか。

          [瓶   壷]
  次に「瓶」についてですが、瓶ヶ森には「瓶壷(かめつぼ)」というものがあります。
  これは、写真にあるように、笹原の中の小川のできた丸い瓶のような窪み(or滝壷みたいなもの)です。
  直径2m弱くらいでしょうか。この小さな流れの中になぜこんなものができたのか不思議ですが、おそらく、長年に亘って石が水流のためにコロコロ回転して削られて出来たものではないかと思います。

  いずれにしても、この瓶壷があるので、それが山名になったという話を聞いたことがあります。
  ここを流れる川は澄んでいて、当然水も飲めますが、これを飲んだからといって、カメのように1万年生きられるという話は聞いたことがありません。
 でも、おいしい水ですから是非飲んでみてください。