2007年8月 北岳・間ノ岳

朝日の北岳

8月2日

2330新宿駅5番線集合→2354新宿発

23:54新宿発のムーンライト信州81号で甲府へ向かう。新宿駅の5番線から出発するのだが、5番線が他のホームからずいぶんと離れたところにあるのでわかりにくい。I隊員と釣りに行ったときなど、危うく乗り遅れるところだった。そこで、今回は早めに行く。

駅で待っていると、予定通り三平隊長とりょう君、N隊員の3名が現れる。台風5号の影響で、2日に出発できるかは最後の最後まで分からなかったが、全員揃って出発できた。

ムーンライトのグリーン車は3列シート。広い座席で快適に眠る。

 

8月3日

0231甲府→0400甲府発→0600広河原着→0715野呂川出会→1100両俣小屋

 例のオジサン

4時発の山梨交通バスを待つ。今年も例のオジサンが居る。しかしお客さんが少なく、テンションはあまり高くない。バスに乗り、6時頃に広河原到着。さらに村営バスに乗り換え、7時過ぎに野呂川出会に到着。両俣小屋へ歩き始める。

みんな元気

りょう君は、ピカピカのカリマーザックを背負っているが、すぐに疲れてしまったらしく、結局三平隊長が前に背負う。三平隊長のザックはもともと20キロを超える重さであり、さらに前にザックを持つ体力には恐れ入るばかりである。私は体力不足を財力でカバーすべく、軽量な新ザックを投入したりしているのに・・・。

天気予報では雨時々曇りだったが、たまにパラパラッと来るだけで、日中は基本的には曇り時々晴れの天気であった。

2時間30分ほどで両俣小屋に到着。

 両俣小屋の営業部長

小屋前のテン場にテントを張る。

テントを張ったら直ぐに釣りである。両俣のイワナ釣りはあまり期待していなかったが、三平隊長はフライ、私はテンカラで、20センチそこそこのイワナをかなり釣った。一方、N隊員は体調が優れないようで、テントの中で休んでいた。

 フライフィッシング

夕食はアルファ米。夜半から時折雨が降る天気となった。若者のグループが10時頃まで騒いでおり、三平隊長が2度ほど注意。

  焚き火

 

8月4日

0600両俣小屋発→0700野呂川越→1130三峰岳→1330間ノ岳→1540北岳山荘

4時起床。霧模様の天気である。やや寒い。

6時頃に出発。三峰岳(2999m)へ向けての長い登りに取りかかる。樹林帯をひたすら登ると、尾根筋に出る。さらに登ると森林限界を超え、ハイマツ帯に出る。

右の谷から冷たい風が吹き付けてきて気力が萎えがちな状況の中、標識すらない三峰岳の頂上に到着。北岳方面から来た登山客と出会い、途中の登山道の風の厳しさについて聞く。

そこから間ノ岳(3189m)の山頂に至る登山道では、左側の谷からの風が徐々に強烈になってくる。霧が顔に吹き付けてくるため、露出している部分は凍えるようである。また、登山道も岩が基調となり、りょう君にはかなり厳しい。

 間ノ岳頂上

日本第4位の標高がある間ノ岳の頂上に到着した途端、強烈な風に見舞われる。風が吹く側では立っていることすら難しい。早々に退散する。

間ノ岳付近で会った登山客によれば「北岳山荘からの道のりでは、間ノ岳付近の風が最も強かった」という話。

 中白根山頂上

確かに、間ノ岳の直下から風は稜線の風はやや弱まり、中白根山の山頂付近でもそれほどの風はない。根性で歩いているうちに、コースタイムからかなり遅れて15時40分頃にようやく北岳山荘に到着。当初の予定を変更して小屋に素泊まりすることにする。

寝具を持っているという話をすると、物置のような部屋をあてがわれたがこれがなかなか味わいのあるスペース。すっかり気に入ってしまう。

 こりゃ快適

自炊室でパスタを作り、少々酒盛りをした後8時前には就寝した。

 

8月5日

小屋の鐘

0610北岳山荘発→0730北岳→0930北岳肩の小屋→1200大樺沢二俣→1430広河原

4時起床。淡々とお茶漬けを食べた後、小屋の外に出ると、晴れている!

これから行く北岳方面

 間ノ岳・農鳥岳方面

南側には、昨日風雨を突いて歩いた間ノ岳がどっしりとした山容を見せている。逆に北側には日本第二位の北岳(3193m)がそびえ立っている。

山荘で記念写真を撮った後、6時頃に出発。りょう君は出会う人達から「何年生?えらいねー!」と褒められたことが力になったのか、とても調子よく歩く。

 絶好調

 稜線から見る雄大な間ノ岳・農鳥岳

途中からガスがかかってくるが、太陽が隠れきらないため、円形の虹の中に自分の影がお化けのように映るブロッケン現象が現れた。

もうすぐ頂上だぞ!

ほぼコースタイム通りに北岳山頂に到着。

 北岳山頂

北岳山頂で少しゆっくりした後、下山開始。北岳肩の小屋を経由して大樺沢を目指しひたすら下る。

 下山開始

 バットレス

大樺沢は巨大な雪渓になっており、近づくと目にまぶしいほど。

 大樺沢にて

但し、落石も多いようで、石が雪崩のような感じで落ちているのを目にすると、少し怖い感じもする。

 雪渓を背景に

休みを入れつつ、全員がド根性でひたすら下る。高低差1000m以上の下りに、もう勘弁してくれ・・・という身体の悲鳴が出る頃に、広河原山荘に到着したのは14時30頃であった。

 下る!

  使用後の軍団

〔総括〕

さすがに3000m超級の稜線は伊達ではない、という感じ。2日目には、夏山であそこまで寒くなるとは正直驚いた。装備がなきゃ凍死もあり得るんだろうな、きっと。苦労した分、3日目に北岳と間ノ岳の展望を得られて本当に良かった。りょう君もよく頑張って偉かった。釣りについては、サイズは望めないが数は出た。