Lake Vernon 5/24/2001-5/27/2001

5月24日(Beehive迄6.8マイル)

涙のラストツアーである。29日には帰国が待っている。で、ヨセミテである。思えば3年のサンフランシスコ暮らしであったが、シエラへのバックパッキングは、勉強に、そして少しは仕事にいそしんだ(つもり)の作者にとってとても楽しい息抜きであった。帰る前にもう一度行きたいと駄々をこねる作者に、お魚に目が無い三平氏に加え、事情が許したH氏、よっこー君の3名が加わり、メモリアルデー・ウィークエンドにおいて4日間のバックパッキングが実現した。

とはいえ、まだ5月である。標高の高いところは残雪・融雪が多くて歩けないに違いない、いや、雪が降るかもしれない。そこで比較的標高が低いヘッチ・ヘッチー貯水池からループをかますコースを歩くことにした。狙うはLake Vernonの大虹鱒である。

 暑くてへとへと

ヘッチ・ヘッチー貯水池から歩き出した我々に立ちふさがったのは 初日のキャンプ地であるBeehiveへの強烈な登りである。標高が低いところを歩くという企画がしょっぱなから裏目に出て、目が回るくらいの暑さの登りが5時間弱続く。良くあるパターンだが、Beehiveに到着したときには完全に疲れきってしまった。

 Beehive

Beehiveはちょっとした草原になっており、あまり清潔ではないが泉がある。近くにはフロッグクリークという川があるはずである。融雪で釣りにならないかもしれないという危惧を抱きつつも、釣りの魔力に抗し切れない我々は、体に鞭を入れて川へと走った。

 よっこー氏、釣れました

川はというと、雪代は収まり、釣れそうな状況である。そして・・・。釣れる釣れる!またまた爆釣である。ガイドにはあまり釣れないと書いてあったが・・・。短い間の釣りを楽しんだ我々は、Beehiveで一夜を過ごしたのであった。標高が低いだけあって、これまでの山行とは大きく異なり、夜寒くないのは有難かった。

5月25日(Lake Vernon迄3.5マイル)

さて、今日はジャックメインキャニオンまで行く、はずであった。しかし、前日の疲れが残る我々は、安きに流れてレークバーノンへ行く第2案をあっさり採用したのであった。そういうことにして、出発前にフロッグクリークで釣りをするに至っては、全くのお気楽釣行である。

 歩く歩く

レークバーノンまでは3時間程の道のりである。多少標高が高いこともあり、少し冷たい風が吹くため、昨日に比べて楽に感じる。やはり、いかに夜寒くなくても高いところへ行くべきだったかも。

 Lake Vernon

レークバーノンの周りはグラナイトの岩肌が露出したシエラらしい趣である。この湖およびその上下流のフォールズクリークがシエラ北西部でも有数の好スポットらしい。ジャックメインキャニオンへ行けばそこを釣れたのだが、まあ、よしとしよう。

 湖のアウトレットでの釣り風景

我々は湖の出口の部分で釣りをはじめた。ここより下流は流れが激しすぎてまだ釣りにならない。逆にこの部分には岸沿いに尺上のニジマスがごろごろ泳いでいたからである。しかし・・・、食わない。ドライには全然来ない。ニンフに代えても来ない。が、マスの前でたまたま(笑)ラインが張ってニンフが浮かび上がったところへ連発で来た。ううむ、非常に美しいニジマスである。5時間くらいがんばって、みんなで10匹くらいだろうか?しかし、釣れたマスの大きさ、美しさは十分に印象的であった。しかし、季節的に湖のマスの産卵期かなんかだったんだろうか??ペアで泳いでいるマスも多かったし・・・。ちょっとなんか悪いことをしてるような気もした。

5月26日(Tiltill Valley迄6.8マイル)

さて、思ったほどは釣れなかったが美しいレークバーノンを後にし、岩肌が露出したスイッチバックをあがって行く。レークバーノンからは単調な下りが続く。う〜ん、暑い。3連休が始まるとあって、結構上ってくる連中もいるが、さすがの白人達もきつそうである。しかし、この登りに耐えられるのは立派である。

4マイルくらいのところに小さな草原、というか湿原がある。先頭を行く三平は持ち前の野生の勘を発揮し、行く手に出没する蛇を的確に言い当てる。三平によれば、蛇の匂いがするというのであるが、我々には到底わからない感覚である。そして、三平が見つけた4匹目の蛇は、なんとガラガラヘビであった。その独特の模様と尻尾の形態からして間違いない。蛇探知機を連れていることを天に感謝した。最初はこの草原にキャンプしようという話もあったが、さっさとチルチルバレーへ向かうことにした。

 小魚釣り

そこからも一つ急なくだりを降りるとチルチルバレーである。林間の快適なキャンプ地で、すでに文明の臭いがプンプンしている。熊の多発地帯であると聞いてちょっとびびったが、近くを流れるチルチルクリークの瀬音にもう気もそぞろである。皆で釣りをすることにする。チルチルクリークではあまり大きな魚は釣れないが、なかなか食い気にあふれるニジマスくんたちが相手を務めてくれた。

 キャンプ地にて

 

5月27日(O'Shaughnessy Dam Trailhead迄6.9)

最終日、もう帰るだけである。なんとも暑いバックパッキングであった。帰りは殆どの道のりがヘッチヘッチー貯水池の湖岸を歩いていく格好になるため、登り下りもあまりない。ヘッチヘッチー貯水池はサンフランシスコ市の持ち物だという。ヨセミテ国立公園内にある唯一の人造湖であり、自然の回復のため壊そうという動きすらある。しかし、カリフォルニアは慢性水不足の州であり、頭の痛いところである。

途中、巨大なヘッチヘッチードームの下を通過した。まるで、ヨセミテバレーのハーフドーム並のでかさである。ダム湖であることを差し引いても景色は雄大で美しい。

 ドーム

二つの滝を渡ってダムまで戻ると、ダムの上に水道が引いてあって水が飲める。無論4人ともがぶ飲みしたのはゆーまでもない。

by Keisuke T.