2000年7月21日(2日目)

緑と雪渓の峰を行く  切合小屋〜大日岳往復

 今日はついに晴れた。去年はガスで真っ白だったところに雄大な山並みが現れたので、驚く。
 本日はテントを切合小屋のそばに立てたまま、軽装で大日岳まで往復する。

6:15 切合小屋発。少し歩くと巨大な雪渓の真ん中を横切る。シャーベット状の雪なのでつるつる滑る。わたしはストックを持ってきていたので楽に登れたが、持っていない人はおっかなびっくりだった。

6:47 草履塚発。快調に歩く。飯豊本山が大きくなってきた。

8:00 一の王子発。天気がよい。遠くを見れば山、足元を見れば可憐な花。先に行くのがもったいない感じである。

「朝の大日岳」
Photo:清水和彦

「ニッコウキスゲの群落」
Photo:清水和彦

10:30 御西小屋発。ガスが増えて視界が悪くなってきた。

12:00 大日岳着。最後の頂上への登りがきつかった。水がなくなったので、頂上直下の水場まで雪渓を下って降りていく。

12:20 大日岳発。ハイペースで戻る。

13:30 御西小屋着。再び晴れてきた。北に伸びる山脈が見渡せる。

14:15 玄山道分岐発。飯豊本山が見渡せる。

「飯豊本山から御
西岳方面を望む」
Photo:清水和彦

14:50 飯豊本山発。再びガスがかかってきた。山の天気は変わりやすい。本山直下の岩場を下っていると、血糊のついた岩がある。進行方向から登ってきた人に聞くと、おばさんがここで転んで鼻の骨を折ったそうである。大事には至らなかったと聞いてほっとした。

15:40 姥権現発。ガスが濃い。江戸時代の山岳信仰の頃には、このあたりや本山直下付近で古銭を撒きながら本山頂上にある神社に向かって登山していたという。そのため、今でも登山道では古銭が見つかることがあるとか。まわりが真っ白になって風景が楽しめないので、古銭を見つけようと下を見ながら歩いていたが、結局は何も見つからなかった。

16:15 雪渓を下り、切合小屋着。昨日よりも混んでいる。今日は思う存分山が見られたので満足した。吉田氏が背負ってきた生野菜とパスタを使って料理したスープがおいしかった。

「飯豊本山にて」
なぜか吉田氏は日本
国旗を持参していた。

2000年7月22日(3日目)

後ろ髪をひかれつつ下る  切合小屋〜御沢

 今朝もよい眺め。大日岳山頂は雲に隠れて見えず。

6:25 切合小屋発。

7:50 三国小屋発。この先はガスが出ている。

8:55 地蔵水発。ここの湧き水は冷たくておいしい。

9:45 上十五里発。かなり下ってきた。このあたりから下は登山道が深くえぐられたところが多い。雨が降ると登山道の部分が削られていくためである。

10:10 下十五里発。もうちょっとでゴール。

10:30 御沢キャンプ場に到着。あとは温泉に直行である。








8:30 飯豊本山発。昨年訪れたとき、本山小屋は台風で壊れていたが、今年はきれいに改築されていた。この先にケルンが乱立している場所がある。会津高・山岳部出身の吉田氏は、「ここらへんに会津高ケルンがあるはず。」と探していたが、無事に見つけられた。吉田氏が書置きをケルンの隙間に入れてから出発。

9:50 御西小屋着。本山〜御西小屋間は花が多い。ニッコウキスゲが一面に咲いている。


「飯豊本山」
Photo:清水和彦