青山高原  
(756m)

                                 三角点からの青山高原


 鈴鹿山地の南をほぼ南北に走っているのが、笠取山を主峰とする布引山地である。
 青山高原は、この山地一帯に標高700〜800m、南北約10kmにわたって
 ゆるやかな起伏をなす高原地帯である。
 稜線では、青山高原道路沿いに東海自然歩道やふるさと公園の散策路が整備され、
 四季を通してハイカーで賑わっている。




無人駅の近鉄大阪線・西青山駅を下車。
駅の南側にハイキングコースの案内板があり、周辺のおおまかな概念が理解できる。
 
すぐ右の階段を上がって左へとり、まっすぐ延びた桜並木の道を歩いていく。
頭上を覆う枝振りは満開の時期はさぞ豪華であろう。


西青山駅 桜並木の道

突き当たりにある乗馬クラブを左に折れて国道165号線を右に進み、歩道橋を左へ渡ると青山高原登山口に着く。

乗馬クラブ 青山高原登山口



うっそうとした植林に囲まれた林道を進む。
簡易舗装された道が土道に変わり、まわりが明るくなってくると
青山高原道路を潜り、少し行って別荘地に入っていく。

陽が射す登山道

別荘地の中をいったん降っていくと、正面にこれから登る青山高原の稜線が浮かんでいる。
テニスコートやプールが整備された別荘地には
ログハウス風の別荘が何件もあり、見ているだけでも楽しい気分になる。


青山高原の稜線 ログハウス風の別荘



別荘地のはずれから急傾斜の階段を登りつめたところが稜線部である。
右にとって青山高原道路の横につけられた道をたどる。

途中南側の展望が開け、曽爾方面の山々の眺めがすぱらしい。
ツツジの群落の中をさらに進む。

南側の展望が開ける



やがて三角点直下の広場に飛び出す。

緑色の屋根が印象的なレストランや駐車場があり、青山高原のハイキングや観光の拠点となっている。
このあたりでは車できた観光客も見受けられる。


広 場 緑色の屋根のレストラン

東海自然歩道の道標



広場からわずかに階段を登れば、二等三角点が設置された髻山(もとどりやま)の頂上である。
展望は360度で伊勢平野から伊勢湾、曽爾の山々や高見山などが見渡せる。

三角点標石 三角点から伊勢方面を望む



三角点を北に円山草原へ向かう。

三角点周辺から円山草原にかけてはふるさと公園として整備されており、
公園を散策する感覚での縦走となる。

縦走路



笹原が広がる円山草原は、青山高原の中でももっとも高原気分が味わえる場所であろう。
ピークからはさえぎるもののない展望が満喫できる。


円山草原ピーク 広がる笹原と散策路

南側からの円山草原



草原の北端から東側へ下山にとりかかる。
太鼓橋を渡ってアセビの森を右に過ごし、桧の植林帯の中、傾斜のゆるやかな道がしばらく続く。

ゆるやかな山道



植林帯を抜けたところで出会う広い林道を右へ行き、
次の分岐を右にとり滝見台へ向かう。

東屋のある滝見台からは、
山間部を豪快に落ちる布引滝の全容が観賞できる。

布引滝の名は、上から霧生滝・飛竜滝・大日滝からなる
3段の滝の総称である。
布引滝



滝見台の入口から元の林道に合流し、次の分岐を左にとって東青山四季のさと・東青山駅をめざす。
薄暗い植林の中を何度も沢を渡り返しながら歩いていくと暗い大きな口を開けた旧トンネル口に着く。

さびれた旧トンネル口横の階段を登って上部を右へ超えていく。
谷沿いの山腹道を降りていけば、東青山四季のさとのせせらぎコースと合流する。

四季のさとは気軽に自然とふれあえる大型の公園で、休日は家族連れやグループで賑わうのであろう。
広い芝生の広場を横切って、東青山駅に到着する。


旧トンネル口

東青山四季のさと





 
 青山高原は北の鈴鹿山地、南の室生火山群のほぼ中間に位置している。
 鈴鹿山地や室生火山群が比較的自然の状態のままで残っているのに対して、
 青山高原は、山上に高原道路が走り風力発電所などの各施設が点在し、
 南麓に別荘地が広がるなど人の手がかなり入っている様子がうかがえる。

 その中には山上のふるさと公園やいくつかの自然歩道、東青山四季のさとなど 
 「自然と人の共存」をテーマにしたものもあり、
 必ずしも無節操な開発に終始しているわけではない印象はある。
 またそれゆえ「青山高原」の名が冠され、多くの人が訪れるのであろう。





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