三重鈴鹿山脈系の御在所岳は、名古屋の我々にとってイチバン近い山であり、また藤内壁(とうないへき)という、
初心者から上級者までロッククライミングを楽しめる国内有数の岩場が複数あり、我々がしょっちゅう、というほど
でもないが、一番多く行った山はダントツでここである。しかし、練習場と同じ感覚だったので、逆に写真はほとん
ど残っていないんだ。ロープウェイで山頂まで行けるんだけど、もちろん登山道もあり、2〜3時間ほどで頂上に着
くんだ。この山はいわば東海圏の登山者達のホームグランドであるといっても過言ではないだろうね。僕も今度山
へ行くときは、まず御在所で足慣らしをしてから行くつもりだよ。
これらは、たぶん95年だと思うけど、秋にクライミングに行ったときの写真のようだ。
俺の手元にある御在所の写真は、これだけ。
この写真で登っているのは、『前尾根』。御在所には色んなクライミングコースがあって、
たとへば『一壁』は50メートルくらいの断崖。左端は簡単だけど、右のほうはかなり
上級。『〜級』ってランクが壁の難易度によってつけられてるんだけど、もう忘れちま
った。前にも言ったように、俺はクライミングがあんまり好きじゃないんだ。でもこの
御在所の前尾根コースは、.面白くて、かなり好きだった。
この時は、クライミングシューズではなく、プラブーツにアイゼン(雪上を歩くスパイク爪)
でクライミングをしている。


前尾根のとりつき(最初)
通称“すべり台”(前尾根) 難易度は高い。
通称“チムニー(煙突の意)”
途中で確保ができないため、落ちたら危険。

秋深まる御在所岳

この写真を見ると、あのときの、冬の匂いを運んでくる冷たい秋の風を
思い出し、その秋の御在所に皆でいた時間をかなりリアルに思い出して、
鼻がツーンとしてくる。良き青春の思ひ出だ。

前尾根攻略に手間取り、暗くなる。
これは最後の“やぐら”。
