惣岳沢で山菜蕎麦を食らう×?
メンバー 田中、入江
写真、文、入江
2002/4/14
「きのうから、酒飲んでないんだよねー」
今日の田中さんは、いつもと違っていた。あの田中さんが酒を飲んでないなんて。
秋川流域の惣岳沢で山菜採って山菜蕎麦を食べ、御前山のカタクリを楽しもうと、二人で出かけた。
途中のコンビニで食料と酒を調達し、いざ北秋川へ。田中さんの買い物カゴには、しっかりと徳用ワンカップが二本入っていた。本人いわく「ゆうべ酒飲まないだけで、すごく体調がいいよーふつうの人は、いつもこんな感じなのかねー」と万年体調不良の田中さんはイキイキした顔だった。

この沢には、古いワサビ田がありいままで何度か訪れたが毎年ワサビが減っている。心無い人が採っていくのか、放置したワサビには、細い根しかなく葉や花を摘むにとどめたい。そうすれば毎年楽しめるのに。
惣岳沢は下部に滝を多く連ね、あとは平凡な流れだ。今日は時間がたっぷりあるので、のんびり遡行する。
途中ニリンソウやモミジガサなどを摘みながら行く。天気も景色も良く「気分最高ー」

やがて、水量も少なくなり「そろそろ昼だなー」と適当な場所を見つけランチタイム うっふっふっふっー
しかし事件がおきた、 ガスカートリッジの残量がほとんど無い。自分のガスカートリッジが少ないのは、わかっていたが、まさか田中さんのも無いなんて。田中さんも私のをあてにしてたようだ。
「なんだー昨日ヒマでぶらぶらしてたのに、買いに行けばよかったー」
あとのまつりである。
しかし、気を取り直し少ないガスでなんとか炊く。火力が弱いので沸騰しないが蕎麦をぶち込む、かなりの時間煮た。
麺が二倍ぐらいになったので「もう、食えるでしょ」と言い沢水で冷やす。

「うーん、うまそー」 このあと悲劇が起きた。ツユをよそり「いただきまーす」
「なんじゃこりあぁー」 麺は茹ってなく、お湯の中でふやけていたのだ。
ぜんぜん腰がなく粉っぽくて、腹が減っていてもとても食べられる品物ではなかった。
仕方なく、かたずけて出発する。蕎麦は食べなかったが、ワンカップを二本飲んだ田中さんは心なしか足がふらふらしていた。
水が消えてからの詰がかなりキツイ。やがて稜線がちかずいてくるとカタクリがちらほらでてきた。登山者の姿も見える、しかしこの時期は、カタクリを見に大勢のハイカーがいる。登山道からハイカーが出ないようにロープが張ってあるが、われわれは沢から来たのでハイカーの目を気にしながら登山道に出た。あとは、惣岳山山頂で靴を履き替え、ハイカーになりすまし。小河内峠経由で車にもどった。途中にある民家のムラサキツツジはとても綺麗だ。

