2002年12月14日(土)
T「さて、どういう風に(登るピッチを)分ける?」【質問】
K「とりあえず僕が1ピッチ目行きますよ(一番簡単だし、他のピッチはリード怖いので)」【提案】
T「お前は2ピッチ目だ」【断定】
K「!?」【衝撃】
T「俺が1ピッチ目行こう。Nが3ピッチ目、お前が4ピッチ目にしよう」【断定】
K「!!??」【驚愕】
T「・・・」【圧力】
K「・・・」【哀願】
T「・・・・・・」【圧力】
K「・・・はい」【諦観】
窓岩リッジ
1pitch(V+) 20m: T平
赤岩トポで言うところの2pitch目に当たる。
最近は赤岩トポの1picth目のリッジ(U)はダルいので飛ばして、手前の凹角から取り付く。
ビレイ用のアンカーはボロいハーケン2本。墜落は止められなさそう。
出だしの凹角はピンがあまり無く、リードだと緊張するだろう。
夏場にフラットソールで登るとなんもだが、アイゼン・グローブで登るとけっこう悪い。
凹角を抜けてからは、多少傾斜が落ちた壁を2picth目の顕著なオーバーハング下の取り付き目指して登る。
凹角後はそれなりにガバがある。
2pitch(A2)20m : K崎
赤岩トポで言うところの3pitch目。
人工登攀のピッチ。トポではA2とあるが、実際はA1ぐらいか。
支点は新しくはないが、それなりに利いている。RCC・リングボルト中心。
中間部と上部は一部ハーケンもあるが、けっこう利いている。
前回は上部の左上気味に登るところでアブミをかけたリングボルトが(錆による劣化で)切れてしまい、フォールした。
その後、同じ山岳会のMさんがリードした際、そのすぐ側のリングボルトも切れてしまった。
(なんと、それは僕がフォール後に使ったリングボルトだった!
確かに、僕が切ったリングボルトの方が、Mさんが切ったボルトよりまともだったのだ。
どちらも切れるのは時間の問題だった、というわけだ。ゾッとする。)
それら2つのフォールにより、ブランクセクションができてしまった。そこの通過が核心である。
僕はMさんが切ったボルトにナッツを掛け、僕が切ったボルトにリベットハンガーを掛けて、
それら2つにアブミを掛けて、だましだまし乗り込むことによって通過した。
後はハーケンなどにアブミを掛け替えをして乗っ越す。
ハングを乗っ越して2mほどでしっかりしたRCCボルトの終了点である。
核心は中間部の人工だが、アイゼンだと下部もヤラシイ。
人工に入るまでに数mは支点も少なくフリーで登るが、高度感もあり、けっこう怖い。
3pitch(X) 10m: N海
赤岩トポで言うところの4ピッチ目。
P2を巻くように登るピッチである。
アイゼンだとここが核心ピッチか。
出だしで左にトラバースし、5m程直上する短いルートだが、立っているため、ずいぶん悪く感じる。
探せばそれなりにガバがある。
中間支点はプアなハーケン。リードは落ちられない。
リードのN海は素手になって登っていた。そうだよなぁ、セカンドでもプレッシャー感じたもの。
上部の支点は割としっかりした3本くらいのハーケン。
前回来た時は全然難しく感じなかったんだがなぁ・・・。
4pitch(W)30m : K崎
赤岩トポで言うところの5pitch目。
2mくらい登ってからハングを抱えるように2m程トラバースして凹角に入る。
凹角も徐々に傾斜は緩くなるのだが、凹角に入って少し登ったところで浮石を掴んでしまい、フォールしてしまった。要反省。
あああ、やってしまった・・・。
その前にきめたキャメロットがしっかり利いていたので事無きを得たが、大怪我をしても文句が言えない状況である。
しかも上りだしてすぐのフォールは落下係数も大きくなってしまうので絶対にしてはいけない。
しっかりビレイしてくれてありがとう、キャメロット#3ありがとう。(もう大きくて邪魔だ、なんて言いません)
凹角も探せばそれなりにガバがあるが、フォールで精神的にやられてしまったため、無駄に吼えながら登る。
凹角を乗っ越すと岩稜の左手にバンド状があり、そこを行く。(トポでP1を巻く部分)
バンド状からリッジに戻り、壁の下の丈夫そうな木でビレイ。
中間支点はいい残置は無い。
5pitch(W)30m : N海
赤岩トポで言うところの6pitch目。
トポによると『右ルンゼルート』と『左リッジルート』があるらしいが、前者の方がグレードが低いので、そっちを選ぶ。
出だしは傾斜が強くなくなんもだが、15mくらい登ってから右上し始めるところに1箇所立っている部分があり、そこが核心。
そこを越えると傾斜は少し緩くなるが、まだ気は抜けない。
15mくらい登ってブッシュ帯に入ってビレイ。ビレイ点はブッシュ?よく覚えていない。
残置はそれなりにあるが、ボロいハーケンなので信用できるものではない。
だが、カムをきめられるクラックが多いため、支点は取れる。
6pitch(V?)15m : T平・K崎
赤岩トポで言うところの7pitch目の前半。窓の手前でピッチを切った。
時間短縮のため、2人同時にリード。
傾斜の緩い草付を登り、1箇所岩の出ている部分を越えると窓の顎。
そこにハーケンがあるので、そこでビレイ。
下部の草付きは緩いのでなんも。
1箇所岩の出ている部分はあまり良い手がかりが無い。
草付きにバイルをきめられればなんもだが、この日は気温が+だったため、草付きの氷化が良くない。
T平さんのロープにチョンボさせてもらって乗っ越した。う〜ん。
ちなみに、トポでは『コンティニアスで窓岩のアゴの下へ』とある。う〜ん。
7pitch(W) 10m: K崎
赤岩トポで言うところの7pitch目の後半。
顎から右に回りこんで高度観抜群のトラバースをする。
このピッチは潮風のせいか、岩が非常に脆い。アイゼンだと非常に怖い。
脆さに加えて手がかりも少なく、リードは緊張したトラバースを強いられる。
ホールドとスタンスが1度ずつ欠け、泣きそうになった。
トポにある通り、トラバースが始まるとハーケンは全く無い。
夏場ならなんもなので中間支点無しで行けるが、アイゼンだと怖いので、岩角やカムで支点を取った。
窓の中に着いて終了。ボルトでビレイする。
記:2002年12月15日(日)