八剣山

2003年2月1日(土)


夏道から1ピッチ目の岩峰を望む

【地図】 なし
【メンバー】 K川(北大山とスキーの会)
K森(北大山とスキーの会)
K崎(北大山とスキーの会、札幌中央勤労者山岳会)
【予定の行動】 06:30 黒崎邸―06:45 金森邸―07:30 八剣山西登山口 08:00―08:45 1ピッチ目取り付き―
15:00 八剣山Peak(9ピッチ目上)―16:00 八剣山西登山口下山
【実際の行動】 06:50 黒崎邸―07:10 金森邸―08:15 八剣山西登山口 08:45―10:15 1ピッチ目取り付き―
10:30―14:30 5ピッチ目終了点―15:15 八剣山西登山口下山

「2月の飛び石連休に(中一日の仕事や学校を休んで)カムイエクウチカウシ山南西稜に行こう」とOBのK川さんから声をかけられ、 迷った末に参加することにした。迷ったのは、カムエク南西稜はとても4日では乗っ越せないからである。 日高屈指の難ルート、カムエク南西稜を1チャンスで抜ける。一見無茶な計画だが、成功すればおそらく厳冬期カムエク南西稜の最短記録である。 賭けてみる価値はあると思った。何より、ロマンがある(笑) そのためのプレ山行、兼、足並みを見るためにパーティーで八剣山に行った。 目標は1〜9ピッチの完全踏破。僕にとっては前々から取り組みたかった課題でもあり、俄然やる気が出る。
(だが、結局山行後のミーティングで1839峰南西稜に変更になったのでした・・・トホホ)

K川さんが若干遅刻。八剣山西登山口までのアプローチで迷ったりして少し時間のロス。登山口で準備をし、出発。 K川さんがスノーシュー、K森さんがスキー、僕がワカンと三者三様。
僕とK川さんは1ピッチから取り付くのは初めて。いつもは8・9のコルに向かって回り込むように斜面を登るが、 今回はダイレクトに高いところを目指して登っていく。 小岩稜が出てくるが面倒なので捲くことにするが、これが失敗。岩々した急登に雪が付いた登りづらい斜面を非常に苦労しながら登る羽目になる。 なんとか小尾根上に乗っ越し、小尾根上を少し行くと、1ピッチ目の岩稜が見えてくる。 ・・・取り付きまででえらく時間をくってしまった。

1pitch(岩登りV+,35m):K崎
平均斜度60〜70°、20mくらいの岩峰を乗っ越し、雪稜を15m程登ると1ピッチ目の頭に出る。 岩は傍から見ると積み上がっているだけのように見えて気持ち悪い。実際、浮石も多い。 岩もガバはあまり無く(手袋をしていたせい?)、なかなか微妙なクライミングを強いられる。 前の週にここに来たY崎君の話では途中に残置ハーケンがいくらかあるということだったが、 あいにく最近の大雪でルート上は雪が積もり、1本しか発見できなかった。 自分でハーケンを打って登るが、岩が脆いため、打つと剥離してきたりする。最悪。 途中にブッシュもないのでブッシュで支点を取ることもできない。 おかげさまでリードにけっこう時間を食ってしまう。 当然終了点なんて無いし、ブッシュも無いので、打つ度に剥離してきてどうにもならん岩になんとかハーケンを決めて確保。
「とてもリードで登る気がしない」とはK川さんの弁。

2pitch(雪稜,40m):K森
2回くらい下ってコルっぽいところでピッチを切る。なんも。 中間支点は多分無い。終了点はコルの木。

3pitch(雪稜,40m):K崎
コルからちょっと岩々した急登を登って平坦地を歩いて、山スキー部で5ピッチ目と言われている岩峰の上でビレイ。 中間支点は細いブッシュで1本取れた。 終了点はこれまたブッシュが無いのでハーケンで作るが、雪に埋まってなかなか岩が出てこないし、出てきた岩は脆いので困る。 こんなピッチで落ちる人はいるまいということで、微妙なきまり具合のハーケン2本と細〜いブッシュで確保。

4pitch(雪稜,10m):K森
3ピッチ目の終了点から岩峰を10m降りたコルでとりあえずピッチを切る。 稜線上を忠実に辿ってカンテ状をクライムダウンする方法と、その手前の凹角状をクライムダウンする方法の2通りのルートが取れる。 僕には凹角状をだましだまし下る方が良さそうに見えたが、カンテ状を下ることになる。 途中のブッシュで支点を取ってくれなかったので、最後にクライムダウンする僕は非常に怖い思いをする。

4ピッチでいつもの6ピッチ目の終了点(5ピッチ目の取り付き)まで来てしまった。 4ピッチ目は短く切ったが、伸ばせば4ピッチで山スキー部で言うところの6・7ピッチ目の間まで行けそうだ。 そうすると7ピッチで踏破できることになる。なんで9ピッチということになってるんだろう?
この時点で14:30。残念ながらここで打ち切ることにする。 Peakに向かって左手の方は懸垂をせずに降りられそうだったので、そちらに降りることにする。 あとはガシガシ歩いて下山。
帰りはラーメン屋に寄り、K川さんにゴッツァンになる。どうもです。

************************************************************************************

1〜9ピッチの踏破はできなかったものの、念願の前半部分を歩けたのはやはり嬉しい。 雪が付いて状態の悪かった1ピッチ目をある程度余裕を持ってリードできたことで、自分が幾らかでも進歩していると感じられたのも嬉しい。 2人で来て朝一で出発すれば9ピッチまで充分踏破可能だろう。次は完全踏破だ!

記:2003年2月2日(日)


2003年のクライミングのページに戻る