Mt Taranaki


 Mt Taranaki(2518m)は95年に噴火したMt Ruapehu(2797m)に次いで、北島第2位の高さを
誇る山です。地元の人にはその姿、形からニュージーランドのMt Fujiと呼ばれているそうです
(富士山ほど輪郭のきれいな円すい形ではありませんが)。不思議なことに、この山からは365
もの川が流れ出ているそうです(本当かどうかは知りませんが)。

 登山口はいくつかありますが、New Plymouth(以下NP)からも交通の便がよく、DOCもある
North Egmontからの登山についてご紹介します。North EgmontへはNPから朝、シャトルバス
が出ています(7:30NP発、往復30ドル、詳しくはこちら)。ヒッチハイクも一応可能ですが注1、あ
まりお勧めできません。NPからそれなりのヒッチポイントにたどり着くまでけっこう歩いたと思い
ます。そしてEgmont Village(Villageといっても、ガソリンスタンドと小学校しかないような気が…)
からは厳しく、午前の時間を逃したら1日中そこにいることも!? しかし、最悪の場合には、
Egmont Villageから少し離れたところにあるMissing Leg Backpackers(14ドル)に泊まれます。
ぼくはそこに泊まり、朝DOCのスタッフが出勤するのを見込んでヒッチしました。1人か2人なら
乗せてくれるとは思いますが、日頃の行いを振り返って判断してみてください。帰りは駐車場で
直接交渉が手っ取り早いでしょう。
注1
適当な山小屋がないことから日帰り登山になるため、ヒッチハイクするなら登山前
日になると思います。登山当日でも絶対に無理ではありませんが、天候が変わり
やすい山なので、やはり、早朝登山が好ましいと思います

 お勧めプランは登頂予定前日に、North Egmont登山口近くにあるCamphouse(32ベッド、調
理器具持参 DOC(06)756 0990)に泊まると、当日に早朝スタートが切れます注2。また、
Maketawa Hut注3 という山小屋に泊まれば、当日、登る時間が30分ほど短縮できます。
注2
NPからバスに乗る場合、たぶん、登り始めるのは8時半近くになると思いますので
注3
大きいハットで20ベット、外に景色が見渡せるウッドデッキがあり、ガスストーブ付
でしたが、水はなぜか出ませんでした。はたして直っているのでしょうか?
11月下旬雪が予想以上に残っ
ており断念。Pembroke登山口
までのヒッチは辛いですよ!
早朝、雲ひとつなかった空にど
こからともなく雲が湧いてくる。
North Egmont 朝8時ごろ撮影
次第に雲が広がり始め、その
うち雲の上へ。その間1時間ち
ょっとでした。ご注意を!

 登山する上で、やはり天候には十分注意する必要があります。地理的にタスマン海からの湿
った西風が吹きつける場所にあり、あれよあれよという間に雲に覆われ、雨が降り出すそうで
す(初めての時はこれにやられました)。上の方は、ところどころに、一応、ポールが立っている
というだけでルートは不明瞭、しかも、雪崩がなにかで倒れているものが多く(多かった?)、ホ
ワイトアウトの状況下では、かなり辛いですね。下手に動くと遭難? もし、それに雨風が加わる
と避難できるところもなく、体温を奪われ死んじゃいます(とりあえず脅しておきます)。でも、こ
れはそれほど大げさでもなく、実際にこの山では多くの死者が出ていると聞きました。バッパー
のオーナーいわく「Respect The Nature」で、それ相応の装備で登ることをお勧めします(ぼくと
合流したアメリカ人はピッケルまで持っていました。富士山とは大違いのようです)。

 さて、登山口(約900m)からは、ブル道がTahurangi Lodge(約1500m)まで続き、かなり歩き
やすいです。ロッジを過ぎると、よく整備された急なステップをしばらく登り、その後も道なりに
問題なく登れますが、次第に足場が悪くなっていきます。この辺りからルートがわかりづらくな
るので、下るときのために、注意してルートの特徴を覚えるようにすれば、後々の心配は減る
と思いますよ。視界がよければ頂上目指して歩いていけば、少しぐらいルートを外れても問題
はないと思います(上記と矛盾してる?)。頂上付近までくると、左右に山が分かれているように
見え、どちらが頂上か迷いますが、向かって右側がそうです。360度のパノラマをお楽しみくだ
さい。写真は12月下旬のものです。まだ山頂付近に雪が残っていました(11月下旬にきた時に
はちょっと無理がありましたが)。なお、雲が広がりそうならすぐ下山!視界不良時には特に注
意が必要!尾根ひとつ間違えると見たこともないところに出ることになりますので!(バックカ
ントリースキー、ボードをする方にはこの意味よく判りますよねぇ)。

Mt Taranaki山頂より
下に見えるのはTahurangiロッジ。プラ
イベートロッジで避難小屋として使え
るよう玄関部分(2畳ぐらい)が開放さ
れています。この先シェルターなし!
辛い思いして登頂しても、時々視界が
開けるだけでした。晴れていれば北
東にMt Ruapehuを望め、西側を中心
にTasman Seaが広がっています

 ぼくは一部しか歩いていませんが、Around-the-Mountain Circuitといって森林限界付近を1
周するコースもあります。こちらはアップダウンが多くて道も悪い箇所があり(という話です)、個
人的には、頂上まで登ればそれで十分だと思います(1番初めの写真のように、まだ雪が残っ
ている時期にはいいと思いますよ)。


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