飲み水について

 2000年ぼくが歩いたときには、お腹を壊すこともなく、美味しい沢の水をそのまま飲んでいま
した。トレイルオフィスでも特に注意は受けませんでしたが、現在はどうなっているかわかりま
せん。野生動物の死骸や糞尿、トレッカーの生活廃水などで水が汚染されていることも十分に
考えられます。不安のある人はヨウ素系のタブレット(錠剤)などを利用する、フィルターを通
す、最低3分間煮沸するなどして処理しておくといいでしょう。

タブレット(Drinking Water Tablet、またはPotable Aquaなどという商品名で知られている)

これを使うことによって寄生虫など大抵の問題は取り除けます。しかし、処理後に水は茶色に濁り、独特な臭いと味がして受け付けない人もいるでしょう。その場合には、処理後にNeutralizer(中和剤)を加え、2〜3分待つと濁りが消え、臭い、味も大分マシになります。しかし、その反面、白い不純物が水の中を漂うことがあります(無害)。注意したいことは、Tabletを入れてから30分は置いておかないと効果がありません。さらに長期にわたる使用はでは人体に影響があり、あくまで緊急用に使用してくださいと注意書きがしてあります。

Water Filters

Filter各種 携帯用の浄水器のようなもので大抵のものはポンピングすることにより水を浄化します。けっこう種類が多く、処理能力も3段階に分かれていて、それにつれ値段も上がっていきます。これらの利点は、時間があまりかからず、すぐに飲めるということです。ただ、一定の使用量を超えるとフィルターを換える必要がありますが、新品や短期的な利用においては気にする必要はないでしょう。かさばることと値段が高いことが難点です。

煮沸

 世間一般でよく知られている従来型の方法です。川や沢などの水を3分以上煮沸する注1
とによって、寄生虫など人体に有害なものを除去します。難点は、ある程度冷めるまで、かなり
の時間がかかってしまい、水筒に移す場合、急ぎすぎると水筒自体が熱で変形してしまうこと
が考えられます。トレッキング途中の飲み水の補給では時間的に見てもやはり不向きと言わざ
るをえません。しかし、最近では値段は高いですが、Platypusなど耐熱性に優れた容器が店頭
に並ぶようになりましたので、それを使用することでこの方法をもっと活かすことができます。
注1
3分というのは海抜0mを基準にしています。気圧低下に伴い水が沸騰する温度が下がるので、殺
傷効果が低下します。とある文献では600m上がるごとにプラス1分の煮沸を推奨していました。


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