Kathmandu...
どこか古風でエキゾチックで優しい響き・・・
英語のアナウンスで初めて耳にした時、カタカナで書かれた”カトマンズ”という言葉から得ていたものとは異なるイメージに期待が膨らむのを感じた。
関空のロビーに着くまでバタバタが続いた私は、いつまでたってもネパールモードに入れないような気がしていた。
出発前日の土曜日も仕事だった私は、またまた前夜から慌てて荷造りという情け無い状況に陥った。
そして気付いた。
あーっ!このザックには入りきらない。
でも、これ以上大きなザックだと担げないかも・・・。
買いに行く時間も無いし。
スーツケースは一ヶ月用だし大きすぎて階段の昇降不能。
どうしよう!?
結局、ザックの他にカバンが2つになってしまった。
そして当日はお決まりのパターン。駅まで走るハメに。
”はるか”にはぎりぎり滑り込んだ。
汗だく。そして気付く。
あっ!クレジットカードを忘れた!!
これで航空券は絶対に無くせないというプレッシャー。(この忘れ物は大して影響なかったが)
そんな私がネパールについてしっかり勉強していた訳がない。
もちろん定番の”地球の歩き方”は買ったしある程度読んだ、が、どうも頭に入らなかった。
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が、確かに私はネパールに行く。
私と似たり寄ったりのトレッキングスタイルの大勢の日本人に混じって小柄なネパール人ファミリーが帰国の途についている。
そして、小さなロイヤルネパール航空の機内にはちょっと怖そうなアテンダントの女性たち、もちろん日本人クルーはいないし日本語アナウンスも無し。
でも、ネパール語の響きがなんとも柔らかく可愛らしい。意味もわからないまま聞き入ってしまった。
あの3列ずつの小さくて音楽もスクリーンもないドイツのお下がりの(多分)飛行機から十分推測できたはずだったのだが、カトマンドゥの空港に降り立った私は違和感に襲われた。
ここって首都だよね。国際空港だよね。(寄航した上海がだだっ広い新品?で落差が激しかった?)
20年近く前に旅行した東ヨーロッパの空港よりこぢんまりしてなおかつボロい。
おそろしく出口が近い空港を出て、ガイド氏に迎えられ、車に乗り込む。ナトリウム灯の明かりの色がやはり東ヨーロッパを思い出させた。
あっという間に街に入り、私はまた”あれ?やばいよ。”って気持ちになる。
実は想像していたよりはボロかったのだ。街並も!
王宮の周りだけ何となく首都らしい気がしたが、近道を抜けた時なんて怖かったくらい。真夜中だったので・・・。細い道をリクシャに道を譲ってもらったりしながら地味なホテルに着いた。日本語堪能のガイド氏と打ち合わせをした後、ようやくほっとした。
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