八幡平 スキー登山編
2001年12月31日 小雪、ガス

後生掛温泉を出発。秋田八幡平スキー場のリフト終点より反対側の蒸の湯へ下降。腰まで積もった雪で、スキーが滑らない。
(大阪ツアースキークラブ・藤本啓隆氏撮影)

蒸の湯からはシールをつけ林道をラッセルする。

トップを交代しながらトレースを延ばしていく。
林道をはなれ樹林帯にはいると、ラッセルもきつくなる。。

バランスを崩してこけると自力では起き上がれない。起き上がろうと手をつくと、深雪のため手がもぐって支点にならないのだ。こけたときは誰かの世話にならないと起き上がることができない。スキーの深雪での弱点である。

樹氷帯を行く一行にカメラを構えるF氏

高度があがるにつれ、アオモリトドマツの樹氷がモンスターのように発達してくる。
先行パーティーはなく、コンパスをたよりにトドマツに打ち付けられた指導標を捜しながらの登行となる。視界は50mくらいか。これでガスに巻かれたら自分たちのトレースまで見失ってしまう。

標高1600m付近。気温マイナス10度。強風がさらに追い打ちをかける。吐く息もたちまち凍り付いてしまう。ザックの中の缶ビールもシャーベット状になりかけていた。
午後1時半。タイムリミットだ。山頂(1613m)手前の1604mピークから下山を開始する。

シールをはずしていざ滑降、といきたいが視界が悪い。まずはルートが確認できるところまでシールをつけて、トレースをたどりながらの行動となる。

途中、風に消されてトレースを見失い、コンパスとカン頼みの下降となった。

樹氷帯がまばらになったあたりで再びトレースを発見。ガスも晴れてきたので、シールをはずし待望の滑降にうつる。
といっても緩斜面のため、トレース通りに滑らないと雪の壁にスキーが突き刺さって止まってしまう。ここらあたりが、雪があればどこでも滑っていける春との大きな違いである。

しかし冬には冬のよさがある。冬のよさは、なんといってもサラサラの軽い粉雪である。手で払うと、パラパラと落ちるアスピリンスノーである。
ブナの樹林帯に入ると雪も少ししまって快適な滑降となり、雪面に各々のシュプールをきざみつつ下ることができた。
17時半ころ、スタート地点の後生掛温泉に無事到着。さっそく湯煙の温泉で汗を流した。明日は焼山を目指す。
2001.12.30〜2002.1.2 同行者:相棒7人
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