前穂 北尾根編
8/25 昨日の雨から一転、快晴。6時半、涸沢ヒュッテを出発。XYのコルを目指す。


コルへの登りの途中からヒュッテ方面を振り返る。

不安定なガレ場を、浮石に注意しながら一歩一歩高度をあげ、XYのコルにたどり着く。
コルより涸沢を見おろす。

コルよりX峰を見上げる。
一休みの後、リッジ伝いに踏み跡を追ってX峰の頂を目指す。

X峰直下よりXYのコルを振り返る。
右側への踏み跡は奥又白の池につづいている。

X峰よりW峰を見上げる。覆いかぶさってくるようで威圧的だ。
先行の2人パーティーを追い越す。彼等はザイルを組んでいるのでどうしても時間がかかってしまうのだ。私はまったくのフリー。しかし落ちたらおしまい。慎重、慎重。
W峰直下のちょっとしたフェースでホールドを見失い立ち往生する。もたもたしていると先ほどの2人パーティーが具合よく追いついてきたので、ここからは見えないホールドの位置を下からアドバイスしてもらい、何とか乗り切る。サンキュウ!

W峰から見た北穂。東稜は今回、中止することにした。

W峰よりV峰を見上げる。チムニ―がすぐ目の前だ。
V峰の登りにかかるころより、涸沢側からガスが吹き上げて視界が悪くなる。チムニ―から上部は岩が逆層でルートの取り方が難しいが、稜線にでるとあとはガラ場の歩きとなった。

どこがV峰の頂上か分からないままU峰に到達。
ガスの切れ目からいきなり本峰が姿を現す。

午前10時。U峰から少しの登りで前穂の頂上(3090m)にたつ。涸沢ヒュッテを出てから3時間半、X・Yのコルからはちょうど2時間。幸運にも天候に恵まれたことが最大の勝因だ。前穂の頂上はすっかりガスにつつまれ見晴らしがきかない。たまたま登ってきた年配の元気オジサンにシャッターを押してもらう。聞けば今朝、岳沢を出て→天狗のコル→奥穂→前穂と縦走してきたとのこと。かなりの健脚だ。
岳沢の下り、重太郎新道にはいつもながらウンザリさせられる。疲れた脚にこの下りはさすがにきつい。岳沢出合で、お茶を沸かし、ラーメンをつくる。これで少し元気回復。
今夜の宿、嘉門次小屋について程なく雨が降り出した。ラッキー! 雨音を聞きながら一風呂あびた。
1988(S63).8.23〜26 単独行
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