■ プロローグ
 趣味は電話とショッピング!な〜んて私達が日本一高い山に登った、なんとも汗臭い物語。




■ ことの始まり ■

2001年8月、私達はいたって暇だった。
私は卒業して九州の某ITベンチャー企業に勤めたが、根性がなくか、はたまた他に理由があったのか4ヶ月弱で会社を飛び出し、生まれ故郷の関西に舞い戻った。
時を同じくして、中学校から10年来の友達 Hちゃんも1ヶ月で会社を辞め、パソコン学校に行っていたが、9月で終了。・・・なにしか、彼女も暇だった。

久し振りの長期休暇、なにかしたい!とお互い考えるが、とにかく先立つものがない。特に私、引越しや帰還旅行などあれやこれやで、出費が重なり、雀の涙ほどしかなかった貯蓄も今では底をついてきている。

私 「暇やわ〜。なんかないの?」
H 「そうやなぁ。夏も終わりやしどっか行きたいな。」
私 「ほぼ無一文やから、どっか金のかからん所で。体資本で遊ぼうや。」
H 「でもキャンプも海もそろそろシーズン終わってるし、第一意外と金掛かるやん。」
私 「23にもなって金掛けない、珍しい遊びなんてないんか?どうせするなら一生で
  一度のことしようや。」
H 「例えば日本一週歩いて回るとか、大阪港から筏出して太平洋横断するとか?」
私 「そういう感じ。金かからんし、皆に『おお〜すげぇ〜』って言われるやん。」
H 「でも時間掛かってしゃあないで。太平洋横断は帰ってこれるか微妙やし。」
私 「まぁなぁ。」
H 「日本一を狙うとしたら冨士山はどう?」
私 「いいやん!日本人として一回は最悪、登っとかなあかん感じするしな。」
H 「じゃ、決定で。」

・・・はい。安易です。いとも簡単に決定致しました。それから数日後、丁度良いタイミングで情報誌『関西ウォーカー』から冨士山ツアーが出ていたので応募し、出発することになった。




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