買って10年近くなる軽登山靴の底が剥がれてしまった。古い靴はやばいというのは周知の事で驚きもしなかったが、使用前のチェックを怠るとこのような結果となってしまうことを痛感した。私はいつも山行後に底の泥まで綺麗に落としてから購入時の箱に入れて、24時間除湿器を稼働させている部屋に保管している。山行前に箱から出して他の装備と共に準備するので一目で判る異常にはすぐ気がつくはずなのである。今後は使用前に靴底を曲げてストレスを掛けても亀裂等が発生していないかチェックするようにしようと思っている。

つい先日屏風に行った時も横尾でこれから槍ヶ岳へ向かうらしきグループの一人が同様な状況となっており、応急処置で騙しつつ山行を継続していこうとしているのを見て無謀だなあと思ったばかりだった。

この軽登山靴は日帰り山行のみの頃に靴にお金はかけなくとも良いと思って購入したものだった。以前は良く使用していたが、現在では雨天を考慮すると布靴は防水がイマイチだし、クライミングのアプローチではもっと軽い別の靴を使用しているので出番がなかった。最後に使ったのは去年徳沢までハイキングに行った時だった。

今年のハイキングは尾瀬に行った。鳩待を出発し、山の鼻に到着するまではなんともなかった。靴を良く見てはいないので歩くのに支障はなかっただけで前兆はあったかもしれない。山の鼻でテントを張る時にしゃがんだので靴底にストレスが掛ったのであろう。昼食を食べている間に靴底の周りを囲んでいる部分がぼろぼろと崩れ出した。

出発前に念の為と本気山行等でしか持参しないスペア靴紐とテーピングテープをザックに放り込んでいたおかげで、湿原散策含め木道だけの歩きなのでなんとか予定通り行動出来た。こちらの写真は同行者の靴で同時期に購入したものである。昔ながらの靴であっても、このように底が剥がれてしまうことが判明した。こちらは最後テントを撤収するころに発生し、つま先部分のみだったのでテーピングテープの応急処置だけで済んでしまった。

こちらの靴は修理に出すので隙間に入ってしまった泥を落とす為に引っ張ったら結構簡単に全部剥がせてしまった。それでもミッドソールが崩壊してしまう今時の軽登山靴と比較すれば雪山で同様な事態に陥った場合にどちらが有利かは明白である。
2008.9記
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