山スキーのすすめ

登山をやっていく上で冬山を目指したい人におすすめなのが山スキーである。本ちゃん系の人や八ヶ岳の赤岳→冬の穂高・槍を目標にする人には関係ない方向だと思うが、読図や生活技術(テント泊)をつけたい人にはうってつけの遊びである。

まず第一の理由は単独行に向いていること(パーティの場合でも各人の体力差をカバー可)。つぼ足やスノーシューの場合はトレース皆無だとラッセルがきつく山深く入っていけない。それがスキーというアイテムによってどこまでも入っていけるようになる。スノーシューで腰ラッセルも山スキーだと膝ラッセルで済む。

スキーの場合はどこでも登れてどこでも滑れるという訳ではなく、登りは新雪の場合で斜登高交えても30度程度まで、スノーシューより劣る。また滑る場合も木々を迂回しながらスキーがコントロール出来る範囲で選択するので初見のルートの場合は事前のルート検証が必須となる。登攀やアイスクライミングだと沢沿い、尾根沿いと特に考える必要もないので現地で地形見ながら地図は結局見なかったということも多いがスキーの場合はそうはいかない。

またテント泊山行を行う場合も20kgも背負って滑れるのは相当のベテランなので荷物を軽量化しない限り登りは良いが下りは散々な結果が待っている。

いろいろな技術は必要に迫られて覚えていかないとなかなか身に付かない。私のお勧めは東北の吾妻連峰とかのなだらかな山域。雪崩リスクは皆無でないが少ないし、似たような景色が続くのでなんとなくではどこを進んでいるか判らなくなる。ただ谷川連峰や北アのような滑りを楽しむスキーとは別物で 歩いているのが大半という事になる。

道具は高いが、読図マスターを目指すなら面白い課題である。サブにGPSを併用すると保険にもなって面白い。

2014.12.29記

END

TOP