足尾 松木沢 黒沢(アイスクライミング)

2005.01.08


8日:9:30ゲート〜10:20旧ゲート〜11:10 F1下〜12:50 F2下〜13:55 F3下〜15:10 F3上〜17:50松木川〜18:30旧ゲート〜19:10ゲート


装備:ポリエール パミール(靴)、シモン ビットブル(アイゼン)、BD X-15(アッズ、ハンマー)、スクリュー、アイスピトン、ヘルメット、冬山軽装備、クライミング装備、他

8日 AM11:00対岸の林道から黒沢全景

冬になってそろそろスキーで山にでも行こうかと思っていたのだが今シーズンは同行者が見つからない。日帰りエリアなら単独で十分なのだが東北とか遠いエリアや縦走形式で行く場合一人では厳しい。テレマークスキーも前シーズンにテレマークターンも出来るようになってしまい目標がこれ一つないというマンネリ化もあって冬もクライミングを続けようかという気持ちになってきた。T氏とは春までお休みということにしていたのだがアイスクライミングギアを揃えるので一緒に行ってもらうことにした。道具が高いというのは知っていたのでアックスやアイゼンは5年近く前の不良在庫を値切って買った。靴も安いのが見つかった。ここまで4万で済んだがスクリューは高かった。結局トータル7万の出費。とはいえ衣類やクライミングギアは持っているのが流用出来る。

T氏と朝待ち合わせして一路足尾を目指す。2時間程でゲート手前の駐車場に着いた。行く前に人に話すと凍ってないんじゃないかとかゲートがあって沢山歩かされるよと言われていたのだが確かにゲートはガイドブックと異なり林道入口にある。途中で左に折れ松木渓谷を目指すと昔のゲートにようやくたどりついた。ここから雪が多くなる。林道というより落石だらけで廃道である。対岸に凍った滝が見え始めそろそろでないかと言いながらガイドブックの写真と見比べてようやく黒沢を見つけることが出来た。上流側の堰堤を過ぎた所で対岸に渡り樹林帯をトラバースするとF1に出た。

8日 AM11:10 F1

F1は氷結も甘そうでなのでT氏が左の樹林帯を巻いていく。ロープ50m一杯になり私が続く。T氏のビレイポイントを通り過ぎただの歩きでF2を目指す。一段登るところでやっとアイスクライミングっぽくなる。さらにもう一段登った先にF2が見えたのだがロープが足りなそうなのでここでピッチを切る。自分でもノープロだったのでピックを刺したアックスを踏んづけてスタンディングアックスビレイをやってみた。慣れないことで結局ロープが片方弛んでしまった。T氏が最初が少し被った2〜3mの滝を登りF2下までロープを伸ばす。T氏はさくさく登っていたのだがアイゼンが決まらずうまく登れない。踵を下げ気味にと本に書いてあっのを思いだし心持ち下げるとなんとか決まった。

8日 12:50 F2

F2は当然フォローで行く。T氏が順調にスクリュー3本で上へ抜ける。自分の番になり登るが思っていたよりは難しくアックスを小刻みに打ち込んでしまう。リーシュの片方も縦走ピッケル用を流用したので具合が悪い。手がシャフトの下端にこないとうまく振れない。2本目のスクリューを抜くと中から水が勢いよく飛びだした。濡れないうちに上へと向かうと今度は左のアックスを刺した穴から水が出てくる。ビレイ点に着くとT氏がそのまま行けと言うので今度はF3の下へ向かう。最下段の2〜3mをノープロでリードしてテラス状の雪の上でビレイする。今度はアックス2本とアイスピトンでジジを使う。

8日 13:55 F3

F3は傾斜も全体的に緩く見える。T氏は左の方から登る。プロテクション2本取った後は傾斜が緩んだのかランナウトしながら姿が見えなくなった。もう上に着いたのかなと思いつつ待つと上から氷の破片が落ちてくる。一つが左手の甲に当たったが結構痛かった。ロープはどんどん出ていき一杯になってしまった。ロープ一杯のコールをするとしばらくして解除のコール。登っていくと傾斜が緩んだ辺りからさらに右にトラバースしながら上の岩のテラスに上がることが判った。

8日 15:10 F3の上から下を見下ろす

時間的にここまでと判断しあとは降りようということになる。F4はさらに30分上流だ。お湯を沸かしカップ麺を食べて懸垂支点を補強していたら16時を回ってしまった。F3から懸垂で50m一杯で下まで。さらにF2は岩が硬いせいで浅打ちのリングボルトの下降支点。ロープの流れを考えて手持ちの長いテープスリングを残置する。F3よりやや短いくらいの懸垂で下に下り立つ。ここからは右岸の雪の中を降りて行き、F1は右岸の樹林の中をしばらく木につかまりつつ下降後50mロープ2つ折りで太い木を使って懸垂下降。それで最初にハーネスを着けた所まで降りれた。川に出てギアを整理し後はヘッドランプをつけて長い林道歩きの後ようやく車にたどり着いた。

END

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