13日:上路 6:30〜白鳥山頂 13:05〜上路 16:05
装備:T2、BDブードゥー162cm、BD O1、アッセンションシール、その他日帰り装備
2月に山スキーに行きませんかとnov氏にメールを送ったら日帰りならと返事が来た。1〜2月に雪崩リスク少ない山行だと結構限られてしまう。関西からのアプローチも考えて白鳥山を目的地とした。北アの稜線が後立山から続き最後に日本海に降りて行く山である。ルートは北西尾根にすることとした。
先に現地に着くが、携帯が圏外である。場所の目星を付けて一旦、道の駅まで戻る。スタックしそうになったのでチェーンを装着しnov氏を待つ。nov氏先頭で上路の集落に入っていく。結局神社の駐車場を除雪して駐車した。当初、小脇谷西側の尾根から取り付くつもりでいたが、神社に停めたのでハイグレード山スキーに出ている東側の尾根からに変更した。

今回は不案内なので明るくなってから出発する。神社裏手の杉林の中を順調に進む。

明瞭な尾根の末端に着いたので忠実に尾根を登ろうと取り付く。しかしあまりに藪が酷い。これでは登るのはなんとかなるが滑れたもんではない。

最初の尾根はずっと藪漕ぎだった。枝をつかみつつ登る。

最初の急登が終わると少しはましになる。しかし登るには問題ないが滑りたくはない藪の濃さである。後ろから単独の人が来て抜いていく。えらい勢いで追い付いたが、抜いた後は視界から消えない。

昨晩はかなり降雪があったが、それも朝には徐々にやみ、青空ものぞく。しかし出発前に見た天気図からすれば疑似好天であり、すぐこの後は下り坂である。さらに後ろから元気の良い二人組が追い付いてきた。これで先行トレースも的確になりそうだ。

山頂に着く頃まで天気はもたないと思われるが、汗ばむ程の暖かさである。トレースが付いて楽になったが、えっちらおっちら登っていく。案の定ガスが出始めて視界が悪くなる。

ようやく山スキー向きな感じの尾根となる。とはいえ登り→平坦→登りという感じで帰りの滑りはそれほど期待出来そうにない。藪漕ぎといいこの程度の尾根では平ヶ岳の苦行の方がまだましである。

天気は確実に悪くなってはいるが、時たまガスが晴れる。さらに後ろから3人パーティー、2人パーティーが来て追い越される。ガスが濃くなってきて、先が見えない。高度計であとどのくらいか見ながら進む。大勢が先に行ってくれたおかげで足を前後に出すだけである。

GPSが山頂まですぐを指していてもどこが山頂か判らない。やっと目の前に小屋が姿を現す。入口は雪で埋まっているらしい。先程の3人組が準備して滑って行く。我々もシールを剥がし出発だ。この時私のBD O1の金具が凍りついて滑降モードに戻らなかった。登る途中で気が付いていたが、叩いたくらいでは全然ダメである。G3とどっちもどっちだなと思った。テルモスの湯をかけて溶かした。

山頂からの滑りはガスもあって往路を忠実に戻る。しばらく下ると視界も確保出来、パウダーを楽しめる。

標高800mから始まる三角の斜面は往路である右手を滑らず左手寄りを滑ることにする。一応アバラングを咥えて滑降開始。滑りやすいパウダーで短いながらも満足出来た。

下まで来ると最初に追い付いた二人組のものと思われるシュプールがすぐ脇を通っている。そのうち一人と会話したら880mから沢寄りへ降りると言っていたので彼らだろう。ありがたくトレースを追わせてもらう。沢の水流が見えるところまで降りると降りすぎてしまったらしく、トレースも登り返している。板を脱いで3m程登る。板を履かないことには靴が潜ってしまうので足場は悪いが板を履く。ここでスノーブリッジで左岸へ渡れば滑りやすそうに見えた。

右岸のこちら側はあまり沢に近くなると急斜面となってしまい、かと言って上の方を滑ると樹林が濃く滑りにくい。先行パーティーのトレースはたまに登り返しがあったりはしたが、的確なルーファイで下へ伸びている。斜面が広くなったと思ってからしばらくで最初の登り口に到着した。

あとは車まで一滑り。

白鳥山は登っている最中は2度と来るかと思ったが、滑りはなかなか楽しめた。人には奨められるが、やはり遠いので今回が最初で最後だろう。
END