2003年8月 事件・事故リライト集

2003年9月

8月1日 読売新聞
拉致被害者 子供の「手紙」 「信じてもいいのか」家族会 北朝鮮の陽動警戒

 「どこまで信じていいのか・・・」。日本のNGO事務局長が平壌で拉致被害者の子供たちに会い、親への手紙を託されて帰国したことについて、拉致被害者の家族たちは強い警戒感を示した。家族会の幹部からは「北朝鮮側の陽動作戦」と懐疑的な見方も出ている。
 新潟県柏崎市の蓮池薫さん(45)の父秀量さん(75)と母ハツイさん(71)は31日、集会の場で報道陣に取り囲まれた。NGO事務局長が預かったという子供たちの手紙と写真について、ハツイさんは「焦っては向こうに利用されることもある。信じていい話なのか判断できません」と話した。
 秀量さんは31日午後7時30分ごろ、家族連絡会代表の横田滋さんから電話で話を伝え聞いた。横田さんから「『NGO事務局長は写真と手紙を本人(薫さん夫妻)に直接連絡して話したい』と言っている」と聞かされたが、話の中身がはっきりしなかったため、「(手紙と写真が)本物かどうか確認してから連絡してほしい」と伝えたという。
 秀量さんは迷った末、薫さんと祐木子さん(47)にもこの話を伝えた。「(子供たちの帰国を)9か月も待ったのだから、ここで1、2週間早く会っても仕方がない」などと語ったという。
 福井県小浜市の地村保志さん(48)の父、保さん(76)は「こんな状況で届けられる手紙も写真も、特にみたいとは思わない。国同士の話し合いの最中に、政府を通さないでこうした情報を提供しようとすること自体、北朝鮮による謀略の意図を感じる。息子にも『あせって飛びつくな』と話している」とし、さらに「(手紙などを受け取らなかった)横田さんの判断は正しい」とも語った。

8月1日 読売新聞
似顔絵の男 中国人? 福岡県 就学生、事件後に出国

 福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん(41)一家4人殺人事件で、犯行に使われたのと同種の手錠とダンベルを購入したとして福岡県の捜査本部が似顔絵を公開した男は、中国から来日していた就学生に似ていることが1日分かった。就学生は事件後、国外へ出国した記録があることなどから、捜査本部は何らかの事情をしていると見て行方を捜している。
 調べによると、就学生は20歳代前半で数年前に来日。福岡県市内に住み、外国人が日本の大学などに進学するため必要な語学などを教える学校に通っていた。
 捜査本部が、外国人らが通う専門学校などに聞き込みをしたところ、就学生が通っていた学校の複数の生徒が似顔絵に似ていると証言。量販店の防犯ビデオの映像と学校が保管している就学生の写真にも似ているという。就学生は事件が発覚した6月20日の数日後、福岡空港から出国。住んでいた部屋は家財道具が置かれたままで、事件前後から学校を無断欠席しており、学校や知人らは「急いで出国する理由は見当たらない」と話しているという。

8月2日 読売新聞
広島・平和公園 折り鶴放火 関学大生を逮捕 器物破損容疑 「留年むしゃくしゃ」

 広島市中央区の平和記念公園内の「原爆の子の像」北側の屋根付き折り鶴台が放火され、折り鶴約14万羽が焼けた事件で広島中央署は1日、大阪府東大阪市吉田3、関西学院大4年山本淳哉容疑者(22)を 器物破損容疑で逮捕した。山本容疑者は「留年が決まり、むしゃくしゃしてやった」供述している。
 山本容疑者あ関学生2人と1日早朝に車で広島に来たが、広島平和記念資料館などに入れなかったため、原爆の子の像の前に来て「火をつけたらどうなるかな」などと言いながら放火したという。市は台を6日の原爆碑までに仮復旧し、巡回の回数を増やすなど再発防止策を図る。

8月3日 読売新聞
福岡一家殺害 中国人就学生宅を捜索 手錠購入男に酷似 県警、殺人容疑で

 福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん(41)一家4人殺人事件で、福岡県警の捜査本部が、犯行に使われたとみられる手錠とダンベルを購入したとして似顔絵を公開した男に酷似し、事件後に出国した中国人就学生が犯行に関与した疑いを強め、住んでいた同区のアパートを殺人、死体遺棄容疑で捜索していたことが2日、わかった。捜査本部は近く、警察庁を通じて捜査員を中国に派遣し、公安当局に捜査への協力を要請する。

○同居留学生も帰国 捜査員近く中国に派遣○

 調べによると、就学生は吉林省出身で、数年前に就学ビザで来日した。福岡県内で民間の日本語学校通ったが、今年4月ごろに学校の寮を抜け出し、松本さん宅や、手錠などが販売された量販店、遺体発見場所の博多湾に近い東区内のアパートに移り住んでいた。学校には行かず、アルバイトをしていたという。
 4人の遺体が発見された6月20日の数日後、福岡空港から帰国。部屋には家財道具が残されたままで、知人らは急な帰国だったと話している。また、同居人で、北九州市内の大学に通っていた同郷の中国人留学生も一緒に帰国している
 こうした状況から、捜査本部は、就学生が事件に何らかの形で関与した疑いが強いと判断。部屋の捜索に踏み切り、メモ帳やDNAが採取できる資料を押収した。留学生も事件に関与したとの見方を強めている。また、就学生が犯行を依頼された可能性もあるとみて、交友関係を調べている。
 ただ、仮に就学生らが犯行グループの1員と判明しても、日中間では犯罪人の身柄引き渡しに関する条約が結ばれておらず、日本に連れ戻して刑事責任を問うことはできない。その場合、公安当局に対して中国の法律を適用し、日本に代わって処罰してもらう「処罰要請」が行われることになる。
量販店の防犯ビデオには6月18日正午ごろ、手錠とダンベルを一括購入した男が写っており、この画像の写真や、画像をもとに作成、公開した似顔絵に似ていた。

8月3日 読売新聞
医師宅に強盗 100万円奪い逃走 京都、男2人組

 2日午後7時30分ごろ、京都市下京区烏丸通六角下る、医師橋本基さん(80)宅(3階建て)に、男2人がインターホン越しに「水道局の者です。水漏れの点検に来た」といい、応対に出た妻の路子さん(75)の両腕を粘着テープで縛った。さらに、2階にいた橋本さんに刃物を突きつけ「カネ、カネ」と叫び、3階の金庫まで案内させ、中の100万円を奪って逃げた。橋本さんは左手に軽いけが。
 京都府警七条署は強盗殺人容疑で捜査。男は30〜40歳で、ともに約1・7b。一人が紺色の作業着、もう一人が白色のTシャツ姿。橋本さん方は夫婦2人暮らしで、約2年前まで皮膚内科を開業していた。
 現場は地下鉄烏丸線五条駅南約100b。

8月4日 読売新聞
京都府議を書類送検 国立公園を無許可造成容疑

 山陰海岸国立公園に指定されている京都府網野町の海岸で地元選出の同町木津、田中英世(61)が無許可造成した問題で、府警環境課と網野署は4日、田中府議と、工事を担当した同町内の工務店と工務店社長(51)を自然公園法違反(無許可行為)の疑いで京都地検宮津支部に書類送検した。
 調べでは、田中府議らは今年5月、同法に定めた国の許可を受けず、同海岸にある府議の家族所有の土地約2500万平方bの樹木の伐採や整地作業をした疑い。田中府議は「許可は工事と同時進行で間に合うと勝手に決め、見切り発車をした」と言っているという。

8月4日 読売新聞
大津の民家 女性遺棄 携帯で殺人“激励”メール ほう助容疑 容疑者の知人女逮捕

大津市内の民家で女性フリーターの遺体が見つかった事件で、滋賀県大津署は3日、死体遺棄容疑で逮捕していた奈良県生駒市鹿ノ台東、会社員徳本晋一容疑者(39)を殺人の疑いで再逮捕。徳本容疑者に携帯電話で殺害を“激励”するメールを送ったとして、知人の東京都世田谷区駒沢、飲食店アルバイト竹村歩容疑者(23)を殺人ほう助の疑いで逮捕した。両容疑者は容疑を認めているという。
 調べでは、徳本容疑者は好意を寄せていた大阪府吹田市五月が丘北、フリーター山内モニカさん(21)が他の男性と交際しているのを知って殺害を決意。7月13日午前0時ごろ、大阪東淀川区の山内さんがいたマンションを訪れ、同4時ごろ、寝入った山内さんの頭を持ってきた金づちで殴り、首をネクタイで絞めて殺した疑い。
 竹村容疑者は徳本容疑者から殺害直前に犯行をためらうメールが届いた際、「大丈夫。深呼吸して」「これしかないし、それが一番」などのメールを送り、犯行の手助けをした疑い。調べに対し、竹村容疑者は「(徳本容疑者に)同調した。殺害しても構わないと思った」などと供述しているという。

8月5日 読売新聞
2歳男児暴行 重体 和歌山 同居の男2人逮捕 

同居女性(20)の長男(2)に暴行し、重体となる重傷を負わせたとして、和歌山県東署は4日、女性の内縁の夫の和歌山県園部、大工伊田英二容疑者(21)と、友人の土木作業員可部慎一容疑者(21)を傷害容疑で逮捕した。
 調べでは、2人は3日午後9時30分ごろから約1時間にわたり、自宅と駐車場で長男の頭を殴るなど暴行した疑い。長男は急性硬膜下血腫で意識不明。
 3日深夜、可部容疑者が「友人の子供がぐったりしている」と119番。運ばれた病院の職員が傷の状況を不審に思い、県警に通報した。2人は「言うことを聞かないので殴った」と認めている。
 近所の人の話では、約1か月前に伊田容疑者と女性が長男と長女を連れ、可部容疑者宅に引っ越してきたという。

8月5日 読売新聞
ヤミ金の帝王手配 出資法違反容疑で警視庁 山口組系事務所を捜索

 指定暴力団山口組系ヤミ金融グループの出資法違反事件で、警視庁などは5日までに、グループの最高責任者の梶山進容疑者(53)を出資法違反(高金利)容疑で指名手配した。また、同グループから資金を吸い上げていたとみられる山口組系五菱会の東京事務所(東京渋谷区)など約30か所を同容疑で捜索した。
 調べによると、梶山容疑者は、すでに捕まった同グループの貸し金業経営者(38)らと共謀、昨年4月から12月にかけて、49回にわたり、札幌の主婦(47)ら6人に計52万6千円を貸し付け、法定利息の27倍から380倍にあたる不当な利益計122万円を取り立てた疑い。  警視庁によると、梶山容疑者は暴力団の組員ではないが、ヤミ金融グループ傘下にある20以上のミニグループを統括していた。2000年ごろ、多重債務者の名簿を販売する名簿屋が登場したのをきっかけに、ダイレクトメールや電話の勧誘で顧客を集める現在のヤミ金融スタイルを考え出したという。業界では「ヤミ金融の帝王」などと呼ばれていた。

8月6日 読売新聞
 宮崎日日新聞 「カメの卵狙うキツネ」記事 餌で誘い撮影

 宮崎日日新聞社(本社・宮崎)が、宮崎県佐土原町の海岸で野生のキツネがアオウミガメの卵を食い荒らしていると報じた2000年10月8日付の写真特集記事で、実際には取材記者がハムなどの餌でキツネを誘い、撮影していたことが5日、わかった。「カメの卵を狙う」「珍しい生態キャッチ」と見出しをつけ、キツネが卵を狙ってきたと断定した表現になっており、同社は同日、記者会見を開いて謝罪した。
 特集記事は、「キツネの子育て 海岸は最適 佐土原町」のタイトルで、6枚のカラー写真とともに掲載された。うち3枚にキツネが写っている
 同社によると、取材は同年7月20日ごろから10月5日ごろまで、当時の写真部次長を含む記者4人が断続的に行った。センサー付きの自動撮影機3台を導入したが、キツネが撮影できなかったため、餌として小指の先ほどのハムを、カメラの前に埋めたという。
 会見した勝部一之編集局次長兼報道局部長は、「ねつ造(記事)ではないが、取材方法と、断定した記事の書き方が不適切。ヤラセ(取材)と言われても仕方がない。深く反省し、おわびしたい」と語った。

8月6日 読売新聞
運送会社社長ら3人逮捕 兵庫県警 過労運転承知で指示

 運送会社が過労運転につながる無理な運行を運転手に指示したとされる事件で、兵庫県警交通課と高速隊などは5日、千葉県佐倉市の「甚兵衛急送」社長の石渡輝幸(60)、神戸市西区の「三和組運送店」運行管理者の大内薫(40)、横浜市金沢区の「安部興行」運行管理者の岡山和博(44)の3容疑者を道交法違反(過労運転下命など)容疑で逮捕した。3人とも「より収益をあげるためには仕方がなかった」などと供述している。
 調べでは、石渡容疑者は3月27日、運転手(40)が半月間休みがないのを知りながら役員を通じて岡山―埼玉間約780`を16時間以内で運行するように指示、結果的に速度超過違反も容認した疑い。大内容疑も福岡―大阪間約600`を18時間で、岡山容疑者も横浜―山口間約1100`を15時間半で走行するように命じた疑い。

8月7日 毎日新聞
中3男女飛び降り 心中か1人死亡 神戸のマンション
 7日午前3時45分ごろ、神戸市中央区栄恵町通5の駐車場で、少年と少女が倒れているのを通行人が発見、110番通報した。少年は全身を強く打って死亡、少女は腰の骨を折るなどの重傷。
 兵庫県生田署の調べでは、2人は同県明石市の市立中学3年生で、同じクラスの男子生徒(14)と女子生徒 (15)。隣接する11階建てマンションの屋上に2人のものと思われる靴と携帯電話、財布が残されており、飛び降りて心中を図ったとみて調べている。女子生徒は乗用車の上に落ちたため助かったらしい。遺書は見つかっていない。
 市教委によると、2人は2年から同じクラス。男子生徒の方は学校を休みがちだった。また女子生徒は親にしかられて5日から家出していたという。同中の校長は「驚いている。事実関係がはっきりしていないため、今はコメントできない」と話した。

8月7日 読売新聞
末期がん男性を安楽死 大阪関電病院で95年 医師が薬剤投与 府警殺人容疑、書類送検へ

 大阪市福島区の関西電力病院で8年前、末期がんの男性に対し、当時の担当医師が多量の塩化カリウムを短時間に投与し、死亡させていたことが7日、わかった。大阪府警捜査一課は今春、病院側から告発を受けて捜査、医師はこれまでの事情聴取に対し「患者の苦しむ姿や家族の悲しみをみかね、苦痛のない方法で死なせた」と説明している。府警は、ほかにも苦痛を緩和する方法があるなど「安楽死」の違法性を阻却する要件を満たしていない判断し、7日午後にも殺人容疑で医師を書類送検する方針。
府警によると、医師は40歳代の男性。現在は別の病院で勤務している。死亡したのは、大阪府内の当時40歳代の男性。
 患者は1995年2月に入院したが、当時、すでに末期のすい臓がんで、余命わずかと診断された。担当医師に「娘にみとられたい」と繰り返し話していたという。
 入院からまもなくして危篤状態状態に陥り、意識を失った。家族や親族が病室に集まったが、けいれんを繰り返して苦しむ姿に娘が耐えきれず、病室を飛び出そうとするなどしたため、医師が塩化カリウム10tを原液のまま点滴して数分後に死なせた、という。  塩化カリウムは、患者の体液の電解質を調整や低カリウム血症の治療などに使われる。通常、希釈し、時間をかけて投与する。原液のまま投与すると、心臓停止を引き起こす。
 同病院によると、「かつて安楽死事件があった」とする匿名の投書が昨年末に寄せられ、内部調査をしたが、事実関係が解明できなかったため、今年3月に府警に告発した。
 府警が、医師による積極的安楽死が認められる4要件に照らして検討。▽患者は当時意識不明の状態で、苦痛を感じていたのかどうか不明確▽モルヒネ投与など苦痛を緩和する手段が尽くされていない―の2点で要件を満たしておらず、医師の行為は殺人に当たるとした判断した。
 医師は「当時は仕方ない選択だったと思ったが、今は反省している」と話している、という。一方、家族や親族は医師の処罰は望んでいないという、という。
 関西電力病院の三河春樹院長は「詳しい事実関係についてはコメントできないが、終末医療のあり方について疑念を抱かれないように徹底したい」と話している。

8月8日 読売新聞
女子高生にわいせつ行為 ビデオを撮影、製造 京都府警逮捕状

出会い系サイトで知り合った女子高生とのわいせつ行為を販売目的でビデオ撮影したとして、京都府警少年課と松原署は7日、大麻取締法違反事件で起訴された千葉県八千代市麦丸、無職桜井豊被告(22)について児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕状を取った。8日午前にも再逮捕する。女子高生に対するわいせつ行為をビデオで撮影し、製造した容疑で摘発するのは珍しい。
 調べでは、桜井被告は今年5月14日、出会い系サイトで知り合った都立高校2年の女子生徒(17)と千葉市内のホテルでわいせつ行為をし、その様子をビデオ撮影し、販売する目的でビデオテープを製造した疑い。
 桜井被告は7月上旬、インターネットによる覚せい剤密売事件の関連先として府警の捜査を受け、大麻1.55cを自宅で隠し持っていたとして大麻取締法違反で現行犯逮捕された。捜索の際に発見したビデオから今回の犯行が発覚した。

8月9日 読売新聞
 架空請求で追送検  128万円詐欺容疑

 出会い形サイトの架空請求詐欺事件で、府警生活経済課は8日、大阪市西区千代崎2、無職竹本淳一被告(30)(詐欺容疑で公判中)を組織的犯罪処罰法違反容疑(犯罪収益等隠匿)で追送検した。
 調べでは、竹本被告は昨年12月から3月にかけて、京都市内の男性(26)ら近畿の68人に対し、政治結社の塾長名などで出会い系サイトの架空の請求書を郵送。他人名義で開設した預金口座にそれぞれ約1万8000―2万、計128万円を振り込ませ、新たな別名義の口座に移して収益を隠すなどした疑い。
口座には、約970人から1860万円が振り込まれていた。府警は裏付けの取れた計128万円分について、詐欺容疑でも、送検した。

8月10日 読売新聞
「白装束」きょうにも捜索 助教授変死 傷害などの容疑

 白装束の団体「パナウェーブ研究所」(千乃裕子代表)の福井市五太子町の施設から福岡教育大助教授千草聡さん(40)(福岡県宗像市)が病院に運ばれ死亡した事件で、同団体のメンバーが千草さんを殴るなどしていた疑いがあるとして、福井南署などは10日にも、傷害容疑などで同施設を捜索する。
 調べでは、千草さんの背中に何かでたたかれたような跡があり、死因は外傷性ショックと熱中症の複合的なもの。同署は、施設を捜索して当時の状況を詳しく調べる。
 同署などによると、団体は、体から悪質な電波を追い出すとして、メンバーの体をたたく行為を日常的に行っていたという。

8月11日 毎日新聞
ヤミ金事件 山口組五菱会を捜索 収益上納解明へ

 指定暴力団山口組五菱会による組織的ヤミ金融事件で、警視庁と4県警の合同捜査本部、静岡県警は11日午前、出資法違反(高金利)容疑で、静岡市清水庵原町の五菱会本部の家宅捜索に着手した。同容疑で指名手配している同会系貸金業総括経営者、梶山進容疑者(53)が、ヤミ金融の収益を同会本部に提供していたとみており、同会の組織的関与、山口組本部への資金の流れについて全容解明を目指す。ヤミ金融事件で五菱会本部への強制捜査は初めて。
 調べでは、梶山容疑者と、同会系ヤミ金融グループ「TO」社長、松崎敏和容疑者(34)=同容疑で逮捕=は、東京都内でグループ傘下の16店舗のヤミ金融を経営し、02年4月上旬〜12月中旬ごろ、札幌市内の主婦(47)ら6人から法定金利の28〜380倍の総額123万円を利息として取り立てた疑い。梶山容疑者はTOなど都内22グループ、計1000店舗以上を統括していたとみられる。
 捜査本部はこれまで同会東京事務所(東京渋谷区)などの捜索を通じて、ヤミ金融資金の流れの解明を進めてきた。その結果、同会本部にかなりの資金が流れていたとみられ、さらに同会本部から山口にもヤミ金資金が上納されていた疑いも強まった。このため、資金の流れの全容解明には、同会本部への強制捜査が不可欠と判断した。
 梶山容疑者は「ヤミ金融の帝王」と呼ばれ、同会の事実上ナンバー2とみられている。捜査本部は今回の捜査で、梶山容疑者の所在確認も進める。

8月12日 毎日新聞
 賃貸契約、石泉閣側有利に 旅田前市長側側近メモ 和歌山県押収 

 和歌山市の料亭旅館「石泉閣」借り上げをめぐる背任事件で、当時の市長、旅田卓宗容疑者(58)=現市議、収賄罪で公判中、背任容疑で再逮捕=の側近の幹部職員(死亡)が、賃貸借契約について石泉閣に有利になるよう部下に指示、その内容を記したメモを、和歌山県警などが押収していたことが11日、わかった。メモには、市側からの契約解除規定を盛り込まないよう指示したことが記されており、県警などは旅田容疑者の意向を受けた側近が、石泉閣所有者の川野ひろこ容疑者(42)=背任容疑で逮捕=らに有利な工作をした証拠とみて調べている。
 調べでは、幹部職員は当時、旅田容疑者の指示を受けて重要案件を担当する主席審議官で、石泉閣事業を担当。メモは同僚の審議官だった西軍一容疑者(59)=現総務部次長、背任容疑で逮捕=が仕事上の連絡事項として、ノートに記していた。
 石泉閣事業を担当していた市観光振興室は00年9月、石泉閣側と市側の双方の契約解除規定を明記した原案を作成し、幹部職員に提出した。しかし、この幹部は西川容疑者を通じて、同室に対し、市側からの解除規定はあいまいな文章に変更するよう指示。西川容疑者のメモには「解除規定は軟らかい表現で」などと指示の内容が記録されていた。最終的に同室は、石泉閣側からの解除条件のみを盛り込んだ契約書を作成、9月末に調印した。
 調べに対し、西川容疑者は「幹部からの指示を担当部署に伝えただけ」などと供述しているという。県警などは、契約書の作成に、川野容疑者への利益を図るという旅田容疑者の意向が強く働いたとみて、同容疑者を追及している。幹部職員は、旅田容疑者が収賄容疑で逮捕された今年の1月6日、同市の海沿いの岩場でイカ釣りをしていたところ、誤って海中に転落して死亡した。 

8月12日 毎日新聞
「ヤミ金の帝王」逮捕 高金利容疑

 指定暴力団五菱会によるヤミ金融事件で、警視庁と4県警の合同捜査本部は11日、同会系貸金業総括経営者、梶山進容疑者(53)を出資法違反(高金利)容疑で逮捕した。同容疑で指名手配されていたが、静岡市の同会本部などの家宅捜索が行われたこの日、警視庁に出頭した。捜査本部は、業界内で「ヤミ金融の帝王」と呼ばれる梶山容疑者が同会の事実上のナンバー2で、ヤミ金の収益を同会本部に提供していたとみて追及する。
 調べでは、梶山容疑者は同会系ヤミ金融グループ「TO」社長、松崎敏和容疑者(34)=既に逮捕=らと共謀し、昨年4月上旬〜12月中旬ごろ49回にわたり、札幌市内の主婦(47)ら6人に計52万6000円を貸し付け、法定金利の28〜380倍の利息を取りたてた疑い。
 松崎容疑者は「自分がやったことについてはこれから話す」と容疑の認否を留保した。

8月13日 読売新聞新聞
小2女児、川で死亡 加古川水遊び中事故? 小5の姉も不明

 12日午後3時25分ごろ、兵庫県加古川町本町の国道2号線の加古川大橋から約50b下流の堰に、女児がうつぶせで浮いているのを通行人の女性(32)が見つけて110番した。近くの市立氷丘南小学校2年柏田ひなのちゃん(7)で市内の病院に運ばれたが、すでに死亡していた。ひなのちゃんに目立った外傷はなく、加古川署は水遊びをしていておぼれたか、誤って川に落ちたのではないかとみている。一緒に遊んでいた小5の姉、あきらさん(11)も帰宅しておらず、同署や地元住民ら約80人が深夜まで現場近くを捜索した。
 調べでは、ひなのちゃんはあきらさんと、中1の姉(12)、妹(6)の4人で、現場の上流約800bの左岸の河川敷緑地グラウンドの広場で遊んでいた。正午ごろ、中1の姉と妹は家に帰ることにしたが、「もう少し遊んでいく」と言われ、別れたという。死後数時間とみられる。
 堰付近の水深は約50aで、台風10号の影響でふだんより増水していたといが、流れはほとんどなかった。
 現場はJR加古川駅の西1.5`で、堰付近では釣りや水遊びをする子供らがいる。

8月13日 朝日新聞
匿名で3億円寄付 原発島根町 前も9億円、中国電か

 中国電力(広島市)の島根原発がある島根県鹿島町に隣接する島根町に匿名で3億円が寄付されていたことが13日、わかった。同町は一昨年と昨年にも計9億円の寄付を受けており、いずれも中国電力からみられる。鹿島町にも一昨年と昨年に計14億円の寄付があった
 島根町によると、寄付があったのは7月上旬。匿名希望のため、「寄付者」の名前は公表しないとしている。
 同町は寄付金を町内の2中学を統合する事業の資金にすることを決め、補正予算案に計上。7月11日の臨時町会議に提案し可決された。鹿島町では現在、島根原発3号機の建設計画が進められている。

8月13日 読売新聞
野宿者殴打 中3ら逮捕  大阪府警傷害容疑「逃げるスリル楽しい」

 野宿男性を鉄パイプで襲い、けがをさせたとして、大阪府警浪花署は13日までに、大阪市内の中学3年生ら15〜16歳の少年3人を傷害容疑で逮捕した。少年らは「投石に怒って追いかけてくる野宿者から逃げるスリルが、ストレス解消になった」などと供述している。
 調べでは、3人は今月11日午前1時45分ごろ、同市浪速区日本橋東3の路上にいた野宿男性(54)の胸や背中を、鉄パイプや自転車の車輪で殴るなどして1週間のけがを負わせた疑い。
 3人は「野宿者は警察に被害届を出さず、捕まらないと思った。今年に入ってから5人の野宿者を襲った」と話している。
 3人の供述から、リーダー格で「ボス」と呼ばれる無職少年(18)も襲撃に加わっていたことがわかり、同署は傷害容疑で逮捕する方針。

8月13日 読売新聞
警官、交番内で盗撮 宝塚署 盗難届の女性被害 書類送検へ

 兵庫県警宝塚署の巡査長(42)が交番で制服姿で勤務中、被害を届に来た女性(19)のスカート内をデジタルカメラで盗撮していたことがわかり県警は近く、巡査長を県迷惑防止条例違反容疑で書類送検、懲戒処分にする方針を固めた。巡査長あ「被害者に申し訳ないことをした」と謝罪しているといい、辞職届を出し提出している。
 調べでは、巡査長は今月初めごろ、宝塚市小林の小林交番に「自転車を盗まれた」と届に来た女性と向かい合って座った際、持っていた小型カメラでスカート内を隠し取った疑い。
 女性がフラッシュの光に気付き、不審に思って県警に届け出て犯行が発覚。
 同署では今年1月に地域巡査長(25)が携帯電話のメールで知り合った女子高校生に乱暴しようとして婦女暴行致傷罪で逮捕され、懲戒免職処分になり、6月にも警部補(57)が酒気帯び運転で停職1か月の懲戒処分を受けるなど今年に入り4件の不祥事が相次いでいた。

8月14日 読売新聞
福岡県一家4人殺害 現場近く中国人に似た男 遺棄当日、運転手が目撃

 福岡市の衣料品販売業松本真二郎さん(41)一家4人殺害事件で、遺体が博多湾に遺棄されたとみられる6月20日未明、2台の乗用車が遺棄現場の方向に向かい、うち1台に事件直後に帰国した中国人留学生(21)に似た男が乗っているをタクシーの運転手が目撃していた。福岡県警は13日、この運転手を立ち会わせ、一帯で実況見分を行った。
 目撃情報によると、6月20日午前4時ごろ、同市東区の松本さんの自宅方向から走ってきた2台が、福岡都市高速の高架下の道路を約2`直進。左折して、「箱崎ふ頭」の遺体遺棄現場に通じる道路に入った。
 前を走る車の助手席に就学生に似た男が座り、後続車は松本さんの車に似た「ベンツ」だったという。
 松本さん一家の遺体は6月20日午後、博多湾で発見された。同日4時ごろ、松本さんの自宅前に白っぽい乗用車が止まり、男2人が家に入るのを近所の人が目撃。その約30分後に通った新聞配達員が、車庫に松本さんの車はなかったと証言している。

8月14日 読売新聞
追突トラック 弾みで対向車線へ 墓参りに一家3人死亡 静岡の国道4人けが

 13日午前1時45分ごろ、静岡県富士宮市人穴の国道139号線で、大型トラック、渋滞の最後尾を走行中の同市根原、無職吉川資久さん(79)の乗用車に追突。トラックはさらに対向車線に進入し、同市小泉、会社員清秀明さん(50)のワゴン車と正面衝突した。清さんと、後部座席に乗っていた父、定男さん(84),母、たけさん(82)の3人が頭を強く打って死亡し、助手席にいた清さんの妻、竹美さん(48)も軽傷。追突された乗用車の吉川さんと、同乗の家族2人も軽傷。清さん一家はお盆の墓参りを済ませて帰宅する途中だった。
 富士宮署は、大型トラックを運転してい長野県中野市一本木、運転手宮本拓容疑者(28)を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。容疑を業務上過失致死傷に切り替えて調べている。
 宮本容疑者は調べに対し、「ルームミラーに気を取られ、気付くのが遅れた」と供述しているという。

8月15日 読売新聞
医師の妻殺害身代金取る? 27歳男を逮捕 不明4日 山中に遺体 広島県・死体 遺棄容疑

 広島県南区青崎2、病院勤務医の妻、沖元香里さん(36)が10日から行方不明となり、実母が身代金目的で200万円を要求され、夫(44)の銀行口座から引き出される事件があり、広島県熊野町平谷の山中で14日、沖元さんの遺体が発見された。県警捜査一課と広島南署などは同日夜、広島県呉市焼山中央2、自称・警備員牛房高志容疑者(27)を死体遺棄の疑いで逮捕した。牛房容疑者は、金を脅し取ったことや殺人を認める供述も始めており、県警は容疑が固まり次第、殺人容疑などで逮捕する方針。

○テレクラ交際か○

 調べでは、同容疑者は11日未明、広島県安芸区に隣接する熊野町平谷の山中に沖本さんの遺体を捨てた疑い。
 これまでの調べでは、同容疑者は、テレホンクラブで沖元さんと知り合い、10日に沖元さんを連れ出した。さらに沖元さんの実母の携帯電話に、夫の銀行口座を指定し、「12日正午までに200万円を支払え。暗証番号も教えて」と要求する電子メールを送り、同口座に約200万円お振り込ませたという。
 同容疑者は「車の中で沖元さんとけんかになって、かっとして首をしめて殺した後、身代金目的の誘拐を装い、メールを送った」と供述している。
 12日午後6時ごろ、同容疑者が同県福山市内の2か所の銀行の現金自動預け払い機(ATM)から、通りすがりの男性(46)に頼んで、振り込まれた200万円を含め300万円を沖元さんが持っていた夫のキャッシュカードで引き出させた。県警はこの男性を突き止め、その話から同容疑者が浮上。
 14日に立ち回り先の山口県下関市内のホテルで同容疑者を発見。追及したところ、同日夕、供述どおりの場所から沖元さんの遺体を発見した。
 遺棄現場はJR山陽線海田市駅の東南約4`、林道のガードレール下。

8月15日 毎日新聞
滑走路灯半分消える 1時間離陸中止に 関空

 14日午後2時50分ごろ、関西国際空港で、滑走路(3500b)の範囲を示す滑走路灯116灯のうち、半分の58灯が約2時間半にわたって故障のため消灯した。さらに大雨で視界が悪くなったため消灯した。更に雨天でで視界が悪くなったため、午後3時40分ごろから約1時間、離着陸が中止となった。
 この影響で、国内線の発着便が6便が欠航し、ホノルル発などの国際線を含む到着便7便がいったん大阪空港(伊丹)などに着陸した後、関西空港に到着。2便は目的地を変更し、関西空港に到着できなかった。
 関西国際空港会社などによると、滑走路灯は一つおきに2系統の電源につながっており、1系統の電気が流れなくなった。雨で視界が5000b未満になったため、安全措置をとった。電源の配線のショートなどが考えられ、詳しい原因を調べている。関空ではこうした故障は初めてという。

8月16日 読売新聞
65歳女性殺される

 15日午後8時15分ごろ、京都府宇治市伊勢田長毛頭、マンション経営西川亀生さん(67)方一階居間で、妻勝子さん(65)が血を流して死んでいるのを亀生さんが見つけた。勝子さんの首付近に多数の切り傷や刺し傷があり、府警捜査課と宇治署は殺人事件と断定、同署に捜査本部を置いた。解剖の結果、勝子さんが殺されたのは15日未明で、死因は失血死だった。
 調べでは、勝子さんはパジャマ姿。室内に争ったり、物色されたりしたような跡はなく、凶器も見つかっていない。遺体発見時、玄関は施錠されていたという。亀生さんは市内のマンション1棟を経営、近所では資産家で知られていた。

8月17日 読売新聞
娘助けた父水死 坂出沖

 16日午後3時45分ごろ、香川県坂出市沖約400bの瀬戸内海で、同市旭町3、中古自動車業堀家右年さん(50)の長女渚ちゃん(4)がプレジャーボート「MR JUN」(長さ約4.5b)から転落、同席していた堀家さんが海に飛び込んで助け上げた。堀家さんは船に上がれなくなり、通報で出動した坂出海上保安署の巡視艇が約30分後に救出したが、間もなく水死した。
 調べでは、堀家さんあこの日午前11時ごろ、渚ちゃんと長男の淳君(11)の3人で坂出港から釣りに出ていた。
 事故当時、堀家さんに押し上げられた渚ちゃんを船上にいた淳君が引き上げたものの、堀家さんは力尽きて船から離れてしまい、淳君が船にあった携帯電話で母親に「お父さんが海に落ちた。浮いている」と連絡、母親が118番で救助を要請した。ボートは堀家さんが経営する会社の名義で、渚ちゃんだけが救命胴衣を着けていた。

8月18日 読売新聞
 母娘3人踏切心中 宮城

 17日午前0時ごろ、宮城県亘理町のJR常盤線で、踏み切り内にいた母と娘2人が、上り普通列車(3両編成)にはねられ、死亡した。
 死亡したのは同県角田市の主婦(42)と中学生2年の長女(13)、中学1年の二女(12)。現場は警報機、遮断機があるが、3人は抱き合うようにして線路内に立っていたといい、心中とみている。
 一家は夫をふくめ4人家族で、母娘は家庭内のトラブルから数日前に家出をしたことがあったという。同署は、夫から心中の原因について事情を聞いている。
 列車には約100人が乗っていたが、けが人はなかった。列車は現場に約2時間20分停車し、運転を再開した。

8月18日 読売新聞
就学生と逮捕の中国人 事件前、頻繁に連絡 福岡の一家殺害

 福岡市の衣料品販売業松本真二郎さん(41)一家4人殺害事件で、別の傷害事件で逮捕された中国人の男(21)が事件前,出国後に行方不明になっている中国・吉林省出身の就学生(21)ら2人と、頻繁に連絡を取り合っていたことが17日、携帯電話の通話記録からわかった。福岡県警の捜査本部は、男が何らかの形で関与した疑いが強いとみている。
 男は市内のコンピュター専門学校に通っており、今月6日、知人の中国人を殴ってけがをさせたとして、傷害容疑で逮捕された。捜査本部は7月下旬、同市東区の就学生のアパートを捜索し、その際に押収した携帯電話の通話記録などから、男の就学生らの交友関係がわかった。
 調べによると、男は、中国人が集まる同市内の喫茶店で、就学生らと知り合って遊び仲間となり、よく一緒に行動していたという。押収した携帯電話には、事件前、男の携帯電話に頻繁に電話をかけた形跡が残されていた。男も逮捕当日の6日に帰国する予定で、数日前に航空券を購入していた。
 捜査本部が、就学生らが突然帰国した経緯や、事件が起きた6月19日の深夜から20日未明の行動について尋ねたところ、男は「言いたくない」など明確な供述を避けているという。

8月19日 読売新聞
 飲食店に爆発物  北九州 投げ込み男、舌かみ死亡

 18日午後8時ごろ、北九州市小倉北区鍛冶屋町1、藤原ビル1階の「倶楽部ぼおるど」=藤原敬造さん経営(69)=で、店内に爆発が投げ込まれ、従業員がけがをしたと、同店から110番があった。小倉北署などによると、従業員9人(男2人、女7人)がけがをし、救急車で2か所の病院に運ばれた。ほかに、従業員数人が治療を受けるために徒歩やタクシーで病院に行っており、けが人はさらに増える見込み。爆発物を投げ込んだとみられる男は店を飛び出した後、従業員に取り押さえられた。男は自分で舌をかみ切っており、病院に運ばれたが、午後9時過ぎに死亡した。
 男は30歳代の暴力団関係者とみられ、藤原さんが暴力団運動追放運動の中心的存在だったことから、同署は暴力団による報復などの可能性もあるとみて、殺人未遂事件として捜査している。
 調べによると、男はフルフェースのヘルメットをかぶり、突然、店内に入ってきた。店長と主任が2人が不審に思って制止しようとしたが、男は押しのけて進み、爆発物を投げ込んだ。直後に爆発音とともに蛍光色の光が出たという。
 店内にいた関係者によると、爆発物は客に当たらなかったが、あっという間に火が出て壁などに燃え移り、店内に煙が充満。店内はパニック状態になった。
 店は開店直後で、店内には当時、客10人を含め30数人がいた。
 現場にピンが落ちていたことから、爆発したのは手投げ式爆弾とみられる。
 現場は、JR小倉駅の南約0.5`。繁華街の一角にある3階建てビルの1階。
 同店経営の藤原さんは、暴力団追放を目的にし、約300店が加盟する。「鍛冶屋町・堺町を明るくする会」の会長を務めており、同店は暴力団関係者の入店を強く拒否。昨年4月には同店内にふん尿がまかれ、暴力団組員6人が威力業務妨害容疑で逮捕された。今年5月には、支配人の男性が同区内の路上で男に胸や足を刺され、重傷を負う事件も発生した。

8月21日 読売新聞
熊谷殺人・拉致 男女関係でトラブル 殺害男性 女性3人巻き添えか

 埼玉県熊谷市のアパート室内で飲食室内従業員鈴木秀明さん(28)の他殺体が見つかり、女性3人が男女3人組に拉致された事件で、被害者の女性の1人が「鈴木はおれの女に手を出した」と男女3人組の1人が話すのを聞いていたいたことが20日、熊谷、秩父両署の合同捜査本部の調べでわかった。鈴木さんは周辺に交際を巡るトラブルもほのめかしており、捜査本部は鈴木さんの交友関係を調べる一方、拉致された女性3人はトラブルの巻き添えとなったとの見方を強めている。
 調べでは、女性3人はアパートから車で連れ去られたが、重傷を負った無職田村由香さん(19)は、30歳くらいの男が車を運転しながら、鈴木さんを非難したうえ「おれは刑務所帰りだ」と話すのを聞いたという。
 また、関係者によると、鈴木さんは殺害される数日前、突然、頭を丸刈りにして同県本庄市の飲食店に出勤。上司が話を聞いたところ「彼女と別れて心機一転です」と答えて、「交際相手に男がいました」とも漏らしたという。鈴木さんあ別の交際上の問題で今年6月、系列のさいたま市の飲食店から本庄市の店に移っていた。
 一方、これまでの調べで、鈴木さんの部屋から鈴木さんの携帯電話や財布がなくなっていたことがわかった。田村さんも「男らに携帯電話を奪われた」と話しているという。
 鈴木さんが勤める飲食店関係者によると事件があった18日午後6時ごろ、鈴木さんと、同店従業員で拉致され殺害された菅藤藍さん(21)と、重体の山崎恵美香さん(25)の3人の携帯電話に連絡をとったが、電源が入っていない状態だったという。捜査本部は、3人組が女性3人と第3者との連絡を絶つため携帯電話を奪い、電源を切ったとみている。

8月21日 読売新聞
東京電力 トラブル8件公表せず 3原発 水素燃焼原因か

 東京電力は21日、新潟、福島県内の3原子力発電所で、水素の燃焼が原因と疑われるトラブルが1993−97年に8件起きていたと発表した。いずれも小口径の配管につながっている計測装置などの損傷で、すでに対策を講じ同様のトラブルは起きていない。  今年6月に東電に内部告発があり、トラブルの公表を求めていた。東電では「国への報告・通告義務はなく事故隠しに当たらない」としているが、原子力安全・保安院では「安全上問題はないが、報告・通報義務の対象外でも、技術情報の共有の観点から、公表が望ましかった」  告発は、2001年に中部電力浜松原子力発電所で起きた水素爆発による配管破断事故と同じ現象が、それ以前に、東電の福島第一、第二と柏崎刈羽原発で起きていたという内容。
 東電では、配管内の水分が放射線によって分解されて水素が発生、何らかの原因で燃焼した可能性があるとして、全17基の小口径配管約650か所について、水素がたまらない対策をとったところ、トラブルは起きていないという。
 浜松原発の配管破断事故との関連については、東電では「口径の大きい配管で起きるとは当時は予想できなかった」としている。

8月24日 読売新聞
コースター車輪脱落 三重の遊園地 走行中、客ら2人重傷

 23日午前10時50分ごろ、三重県長島町のレジャーランド施設「長島スパーランド」内の遊園地にあるジェットコースター「スチールドラゴン」で、走行中のコースター(6両編成)の先頭車両の車輪が複数外れ、急停止した。その際、3両目の乗客で福井市の女子短大生(20)が、体をひねり腰に約2か月の重傷を負ったほか、外れた車輪の1つ(重さ約6`)が約30b先のプールで泳いでいた大阪府摂津市の男性(28)に当たり、男性は腰に約1か月のけがをした。
 桑名署は、安全管理に問題がなかったかどうか施設を運営する長島観光開発から事情を聞いている。急停止した場所は高さ約8b。速度は約50`だったとみられる。34人の乗客は、点検用通路や階段を使って地上に下りた。
 事故はこの日18回目の運転中。車輪がなくなった車両は激しく揺れながら10bほど走行し、カーブを曲がったところで急停止した。衝撃で園内には大小の部品が飛び散っていた。
 プールで泳いでいた名古屋市の高校3年成田慎之介さん(17)は、「突然、ガガガーッという大きな音を聞いて、上を見ると前の車輪がはずれたコースターが引きずるようにして走っていた」と話した。
 スチールドラゴンは高さが最高97bで、最高速度は153`。最も高いジェットコースターとして、ギネスブックにも掲載されている。長島観光開発では「原因がわかるまで、運転は休止する」としている。  

8月25日 読売新聞
園児60人食中毒症状  大阪・田尻町立保育所 給食原因?15人入院

 大阪府田尻町嘉祥寺の町立保育所(高橋悦子所長)の園児約60人が、23日から24日にかけて、おう吐や下痢、発熱などの症状を訴えて治療を受け、うち15人が入院したことがわかった。府泉佐野保健所は、集団食中毒の疑いがあるとして調査を始めた。
 同保健所などによると、同保育所には1−5歳児計80人が通っているが、23日午後から症状を訴える園児が相次ぎ、同町が24日午後、保護者に泉佐野市の市立泉佐野病院で治療を受けるよう呼びかけた。職員に症状は出ていないという。同保育所は25日、休園する。
 保育所では23日は給食はなく、同保健所は22日以前の給食が原因とみて、保存している食料を持ち帰るなどして原因の特定を急いでいる。
 57人が治療を受けた泉佐野病院では、会議室にベットを運んで点滴するなど対応に追われた。3歳児の母親(42)は「23日昼ごろから下痢になり、診察を受けたが、夏風邪と診断された。24日も症状が治まらなかったので心配していた。町からの連絡で初めて騒ぎを知ったが、原因の説明もなく、不安です」と話していた。

8月26日 読売新聞
男性監禁2か月 身代金125万円脅し取る 愛知・容疑の3人を逮捕

 愛知県警捜査4課と東海署は25日までに、同県大府市内の無職男性を約2か月にわたって監禁し、母親から身代金125万円を脅し取ったとして名古屋市西区浄心、無職山下誠(34)、同東区山口町、暴力団組員神野清人(23)、同県稲沢市、無職少女(18)の3容疑者を身代金目的誘拐などの疑いで逮捕した。
 調べによると山下容疑者らは、男性が出会いサイトで無職少女と知り合い、関係を持とうとしたことに因縁をつけ、5月12日未明、名古屋市中区のカラオケボックスで「おれの女に手を出した。300万円を払え」と要求。男性を神野容疑者のマンションに監禁したうえ、母親(60)から3回にわたり身代金計125万円を脅し取った疑い。
 男性は手錠をかけられ、3人から脊髄損傷の重傷となる暴行を受けて7月7日に病院に運ばれたが、スキをみて母親に電話で監禁場所を連絡。捜査員がマンションに踏み込んで神野容疑者と少女を逮捕し、2人の供述から山下容疑者の関与を割り出して8月25日逮捕した。母親は男性への危害を恐れ、7月4日まで警察に届けていなかった。

8月27日 読売新聞
男性殺害、直前に相談 埼玉拉致殺傷尾形容疑者ら

 埼玉熊谷市のアパート室内で飲食店従業員鈴木秀明さん(28)が殺され、女性3人が拉致、殺傷された事件で、主犯格とされる熊谷市広瀬、元暴力団組員尾形英紀容疑者(26)と同県大里郡内の無職少女(16)、熊谷市内の無職少年(15)が事件直前の18日昼、ファミリーレストランで食事をした際に「(鈴木さんを)やっちゃうか」などと話していたことが26日、県警捜査一課などの合同捜査本部の調べでわかった。
 捜査本部によると、レストランで少女が数日前に鈴木さんに迫られた話が出て、3人で「(鈴木さんを)やっちゃおう」などと相談。少女は、同僚の山崎恵美香さん(25)が住む205号室にいた鈴木さんを連れ出し、自室の202号室で尾形容疑者が暴行。尾形容疑者は山崎さんも連行し、その目の前で「おれの女に手を出しやがって」と言いながら、繰り返し鈴木さんを暴行、背中を包丁で刺したという。
 この後、106号室に住む同僚の菅藤藍さん(21)が、勤め先からの電話で鈴木さんの様子を見に行くように頼まれて202号室のドアをノック。尾形容疑者は菅藤藍さんも引き込み、山崎さんの顔に包丁を付き付けて電話に「(鈴木さんは)出ない」と答えさせた。少年は、尾形容疑者に見張りを命じられ、菅藤さんと同居していた居酒屋店員田村由香さん(19)を含む女性3人が尾形容疑者に車で拉致された。

8月28日 読売新聞
盗難通帳引き出し役 中国人窃盗団連絡役 9件2250万円 犯行自供 容疑の4人大阪府警逮捕

 盗難通帳を使って金融機関から現金を引き出したとして、大阪府警国際捜査課と曽根崎署は27日までに、中国人女性の朱燕被告(34)(入管難民法違反罪で公判中)と日本人の男女3人を詐欺などの疑いで逮捕した。朱被告は、中国人窃盗団からの指示で3人に現金の引き出しを依頼。9件、22050万円の犯行を自供しており、府警は窃盗団の全容解明を急ぐ。
 日本人は大阪市東住吉区桑津、無職清水力(50)、神戸市中央区下山手通、エスティシャン松尾道子(48) ,同市兵庫区駅南通、無職山下光子(70)の3容疑者。  調べでは、清水容疑者らは昨年11月7日、大阪府茨木市の郵便局で、同市内の女性(52)名義の通帳を使って貯金を引き出し、約600万円をだまし取るなどした疑い。
 朱被告は窃盗団から盗難通帳や偽造された印鑑や健康保険証を受け取り、清水被告らが性別にあわせて名義人になりすましていた。引き出した額の85%を窃盗団に渡して、残りを山分けし、さらに朱被告は仲介料として1回5万円を受け取っていた。 朱被告は約2年前、働いていたスナックで窃盗団のメンバーと知り合い、盗んだ通帳からの現金の引き出しを持ちかけられ、大阪・ミナミのバカラとばく店客同士だった清水被告を勧誘。清水被告はさらに、とばく客で金を貸していた松尾、山下両容疑者を誘ったという。

8月29日 読売新聞
USJ運営会社 略式起訴へ 担当課長代理らも 火薬無許可使用で 大阪地検

米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)で許可量を超える火薬が不正使用された事件で、大阪地検は29日、運営会社「ユー・エス・ジェイ」で火薬使用を担当していたエンターテイメント部課長代理(30)と前課長代理(36)、法人としての同社を火薬類取締法違反(無許可使用)の罪で近く略式起訴する方針を固めた。地検は、同社が不正防止の措置を十分に講じていなかったとして、両罰規定の適用は免れないと判断したとみられる。
 調べなどによると、2人は歴代の課長代理で、人気アトラクション「ハリウッド・マジック」のショーについて、1回あたりの火薬の使用量を約23.7`と大阪府に申請し、許可を得ていたのに、視覚効果をあげる目的で昨年5月から7月まで47回にわたり、1回あたり4`を上回る量を使用し続けた疑いが持たれている。
 USJでは、2001年3月の開業時から約270回、許可量を上回る火薬を使っていたとされるが、大阪府警は今年1月、裏付けが取れた47回分について書類送検していた。
 2人は「申請し直せば時間がかかるため、不正を知りながら使い続けた」と容疑を認めている。

8月29日 読売新聞
八尾の夫婦ら3人 3日ぶりに救助 黒部上流

 富山県大山町の黒部上流にある「上の廊下」に沢登りに出かけ、下山予定の26日なっても帰らなかった男女3人は29日午前8時半ごろ、捜索中富山県警山岳警備隊のヘリに発見された。3人とも疲労が激しいため、富山市内の病院に運ばれたが、けがはない模様。
 発見されたのは、京都府加茂町南加茂台、工務店経営安藤武王さん(64)、大阪府八尾市東山本町、無職安部文三さん(64)と、妻の富士枝さん(60)。  大沢野署などによると、3人は黒部川上流の岩場を登っているところを発見された。
 計画では、3人は24日午前7時ごろ、黒部湖南の山小屋を出発し、上の廊下ルートから15日夜に薬師沢に到着する予定だった

8月30日 朝日新聞
患者情報240人分流出 HPに掲載 抗議受けて削除 高知県立病院の前職員

 高知県安芸市の県立安芸病院(町田健一院長)に入院した患者約240人の名前と病名が書かれた医療情報が、昨年夏インターネット上に流出していたことが29日、わかった。数十人のがん患者については本人への告知の有無も掲載されていた。別の病院に転勤した薬剤担当の職員が、仕事上の資料として作った患者データのホームページ(HP)に掲載したことを認めている。県は昨秋、この職員を厳重注意処分にしたが、患者への謝罪や説明はしていないという。
 掲載されたのは、01年4月から02年3月までの間に同病院に入院した患者の個人情報。昨年8月ごろ、ある男性患者の知り合いがネットで検索していて見つけた。約240人分の患者氏名が書かれ、年齢、病棟、担当医、病名、服薬指導の回数などが一覧表として掲載されていた。数十人のがん患者については告知の有無も記され、多くは「非告知」だったという。
 この職員は朝日新聞記者の取材に対し、事実関係を認め、「親類に私の仕事の内容を知ってもらうため、ホームページに出した。その際、患者名は消したつもりだったのだが。誠に申し訳ない」と話した。
 病院側に抗議した男性患者は「がんを告知されいない人が、流出したデータを見て病名を知ったとしたら、恐ろしい。職員のミスでは済まされない問題だ」と憤った。職員が現在勤務する県立芸陽病院の山下元司病院長は「個人的な行為だが、重大なミスで、患者のみなさまに申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話した。
 両病院では抗議が1件だけで、すべての患者に説明すればかえって混乱する恐れもあるとして個々の患者への説明は予定していないという。県病院局は、地方公務員法の守秘義務に反するとして、職員を10月11日付けで厳重注意処分にした。
 安芸病院はベッド数約240床。脳神経外科など16の診療科がある県東部の中核病院。今年4月には、医師法で5年間の保存義務がある患者のカルテ100人分が紛失する不祥事が発覚。
 西原真一・高知県病院局管理課長は「仮に名前が消されたとしても、医療に関する個人データのホームページ掲載はあってはならないこと。軽率のそしりをまぬがれない」と話した。