2010.11.21(日)晴れ
去年の11/23に白鳥山に登った時、金時坂を登りきった所から豊かな積雪があり、純白の雪上を歩むと身心とも凛として、目に入るもの全てが透明で美しかった。
ことしもその体感を味わいたく出かけることにした。
6:30家を出発して、一般道を走り坂田峠に向かった。魚津を過ぎたあたりから、やたらパトカーが目につく。反対車線ではスピード違反の取り締まりなどもしていて、スピードを出しすぎないように気を付けながら、8:40坂田峠についた。
車が5、6台駐車され、6人の中高年女性が出発されようとしていた。会釈して、私達も準備に取り掛かかった。
8:55林道を歩き出す。道路から右の登山道に入り、金時坂を登る。急登を終え金時坂の頭に着いても今年は雪がなく、秋山を歩いているような感さえした。
金時坂を登る 金時坂の頭に来ても雪がない
がっかりしながら山道をたどり9:45シキ割に着いた。設置のコップに水を満たし少し飲むと、まろやかさが口に広がった。満足しながら登山道を進み、沢を2度ほど渡り返し尾根に乗った。
穏やかに登ると山姥平に着き、正面に木々の間から白鳥小屋が見えてきた。このあたりでは積雪はあるが、地表が見え隠れする程度で純白とは言い難い。凛とした空気を期待していたが、大きく期待は外れた。
シキ割の水場 白鳥小屋は見えているが、積雪は少ない
10:45白鳥山に着いた。先に着いた息子とTは小屋の2階を陣取り、湯を沸かしてまっていた。息子は30分前に着いたそうで、息子にはこの山行は不完全燃焼のようだった。
ゆっくり休憩してお腹を満たし、屋上展望台に登り360度の展望を楽しみ、12:00下山開始とした。
雪面に山名が映る 頂上から朝日岳を望む
いつ来ても居心地は良好(感謝) 大展望は良かったけど「落ちないでね」
下山の途中、超特急の単独男性が下って来られ道を譲った。なんでも黄連山まで行って来られたそうだ。雪の状況も白鳥山程度だったと教えて下さった。
海を見下ろしながら下る もう少し雪があったらよかったのに
13:15駐車場に戻ると、2台バスが駐車していて、運転手さんが登山者を待っておられた。40人で親不知から尻高山を経由して坂田峠まで登って来られるのだそうだ。いろいろ楽しみがあるようだ。
着替えを済ませ、宮崎海岸のたから温泉で汗を流し、去年海岸線と石垣に感激した宮崎城址の城山を息子にも見せたくて再訪し、満足して帰路に着いた。
宮崎城址で
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大熊山 (1628.5m)
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2010.11.7(日)晴れ
近年のインターネット情報には多大な恩恵を受ける。山登りをしている者にとっても、リアルタイムで山の情報が得られ、詳細なことまでも知りえることができる。
富山の最近の話題はなんと言っても大熊山に登山道が出来たことだろう。我がクラブの会報にもMa氏の山行報告が記載され、チョウカさんのH.P「山のソナタ」を参照と書かれていた。
GPSの軌跡を見ると一目瞭然、迷いそうな箇所もなく、好天の機会を待って登ってきた。
今日は突然息子に仕事が入り、夫婦だけの山行となった。朝6:40家を出発して馬場島手前の藤橋を目指した。
藤橋の手前で右折して林道に入る。一つ目のヘアーピンカーブを過ぎるとすぐに通行止めの鎖が張られていて、その手前には車が7台ほど駐車されていた。私達も縦列に車を停め、準備を整え8:10鎖を乗り越え、歩きだした。
2つ目のヘアーピンカーブから平坦な草道を歩くと尾根取り付地点に着く。Mは靴ずれのケアーを忘れここで手当して、8:25尾根を登りだした。
急斜面の尾根を登ると巨大な立山杉が次々に現れ、風雪に耐えたどっしりと風格のある奇妙な形の幹に目と心が奪われ、「凄いね」と感嘆の声を上げる。後ろから単独男性が追いつかれ「御先にどうぞ」と譲ると、なんと大々先輩のKo氏だった。「懐かしい、ここでKoさんにお会い出来るとは」大きな喜びだった。
2つ目のヘアーピンカーブ、登山口 尾根に登ると紅葉と猫又山が美しい
尾根から見える両側の山肌は紅葉の盛りで、朝光に照らされて、ひときは美しい。「良い日に巡り会ったね」と語らいながら、点在する立山杉の巨木に目を配らせながら、高度を稼いだ。
懐かしいkoさんにお会いで来るとは「嬉しい」 根に気をつけて急斜面を登る
先を歩いていたTが大声で誰かと話している。「だれだろう?」 なんと今度は我がハイキングクラブの8名のメンバーが小休しておられた。ここでも懐かしくご挨拶を交し、一足先に前へ出た。
P1264の巻き道まで来ると傾斜もなく足場が良くなる。大きく方向を変え進むと、次第に雪が積もって、ぬかるみを歩くようになった。滑りやすい斜面を枝など掴みながら登ると雪道になり男性2人が下山されてきた。「100名山おめでとう」と声をかけて下さり、顔を見ると今度は富山H,CのMo氏だった。なんと今日は知り合いばかりとお会いする。うれしい限りだ。「頂上に沢山人がいますよ。」「とっても奇麗だよ」と励ましのお言葉をもらい、歩を進めた。
振り向けば神々しい剱岳 夏には多くの花々が咲き誇るのだろうか
ようやく頂上に近づき雪原になると、列をなして5.6人の下山者が下りて来られた。「おくさ〜ん」笑顔のA氏だった。「わぁ懐かしい」今日はどうなっているの。まるで同窓会みたい。山登りも楽しいけど、偶然に懐かしい人々に会うのも同じくらいの喜びがある。挨拶を交し、御一行を見送った。
雪原の地塘には氷が張っている。夏にはおおくの高山植物が咲き乱れるのだろうと想像つつ、低い灌木が茂るこんもりとした頂上に向かった。
11:10大熊山頂上に着いた。なんと言う壮大な展望、まずは剱岳が目に飛び込み魅了する。次には毛勝三山が、その横には赤谷、白萩、赤ハゲ、白ハゲが目を引く、ブナクラ峠の後ろには、ひときは純白の白馬岳が輝き、大日岳も大きい「なんとすばらしい眺め」「素晴らし過ぎる」「奥丸山から槍 穂高を見るみたい」「日本の風景ではないみたい」「ああTaにも見せてやりたい」神々しい言い尽くせぬ絶景だ。また振り向くと富山湾が湾曲して、平野には町や村が広がりを見せている。
頂上からの毛勝三山 剱岳の展望台
頂上で、先に着かれたko氏と3人でゆっくり山談議など交しながらお腹を満たす。無風の頂上は居心地の良い心安らぐ場所だった。
高岡H.Cの方々が頂上に着き、みんなで剱岳を背に写真を撮り、12:00頂上を皆さんに譲った。
下りは楽ちんだ。雪道を快調に下り、正面の剱岳を堪能したり、立山杉を見上げたり、紅葉にカメラを向けたりしながら、13:30尾根取り取り付きに着いた。
今日のような条件の良い日はそうそう無いだろう。山裾は紅葉の真っ盛り、頂上には雪が積もり、山々は銀嶺で神々しい。大気は澄み、風も無くこの快晴、120点の言うことなし。これも登山道を拓いて下さった方々のお陰、心から感謝しよう。大熊山は絶対ブレークすると確信した。
五感全てが充分な満足を得て、意気揚々と林道を歩き13:40車デポ地に着いた。
帰路につくと、伊折橋付近までの道路には多くのカメラマンや見物客が剱岳と紅葉目当てに集っておられ、その熱気が伝わった。「私達、もっと大きな剱岳を見て来たね」と、ここでも満足しながら、いつもの湯神子温泉で疲れと汗を流し、まだ白く輝く銀嶺の山々を車窓から眩しく眺めながら、家路へと車を走らせた。
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