2014 山日記



■2014山行記録■


黒菱山(1043.4m)   大地山(1167m)      
2014.3.23(日)晴れ 
 
 Ni氏リーダーの会山行、黒菱山から大地山周回コースへ、Mだけ参加してきた。 
 今日のメンバーは男性6人女性4人で、2台の車に分乗して5時高岡を出発した。 
 7時、朝日町蛭谷の発電所前で富山HCのお二人(男女)と合流して、下山地である夢想塾に車一台デポし、他の2台に全員が乗り込み、荒戸谷林道へ通行可能な場所まで入った。 
 身支度を整え、7:30林道を歩きだす。15分間ほど歩くと、尾根取り付き地に架かる橋に着いた。 
 12名揃ったところで、7:50登り出す。富山HCのO氏の案内で作業道を登り、道が途絶えた場所から谷を直登してP535へ這い上がった。 
    
 取り付き尾根に架かる橋          谷を這い上がる           

 斜度が緩み少しの余裕も出る。細尾根を登ると、前方奥に黒菱山へ続く稜線が望め、振り返ると剱岳を含む白嶺の山並が息を飲む美しさで輝いていた。 
    
 細尾根を登りP851へ向かう          カモシカ君も頑張ってラッセル           

 急登してP851に辿りつき着き、小休する。左には二王山、眼下には朝日海岸が見渡せ、反対方向には谷を挟み大地山とその稜線が眺められた。先はまだまだ長い。早々に雪原を突きっきり一登りするとP911に飛び出した。 
    
 P911からの稜線 最奥が黒菱山          緩やかな三角形の黒菱山           

 左に稜線を追えば、なだらかな三角形の黒菱山頂が鎮座し、それから視線を右に辿れば、台形のずっしりとした初雪山や大地山などが青空に映える絶景だった。背後には神々しい連峰が雄大に広がり、透明な大気と寒風がより山上の臨場感を増幅させた。 
 「さあ後少し」 真っ白な新雪を踏みしめ懸命に登ると、待望の黒菱山に11:20着いた。 
    
 黒菱山から初雪山、大地山を望む          わあ〜い、最高の眺め(黒菱山頂)          

 「本当に来て良かった」「素晴らしい景色!」「最高の天気!」皆の歓声があちらこちらから上がる。山座同定して、記念写真をとり、雪面に腰を下ろした。ひと塊になってランチタイムをとり、それぞれが空腹を満たした。 
 エネルギー補給で力も湧き、12:00大地山へ向け降り出す。 
 稜線の雪面にはシュカブラが出来、自然のアートが刻まれる。自然の厳しさと美しさに感動しながら、歩を進めた。 
    
 大地山へ続く稜線          シュカブラと大地山           

 最後の急斜面を乗り越し雪原に出ると、たおやかな大地山頂上が現れた。風紋を眺めたり、低木に付いたえびのしっぽを眺めたりしながら、一歩一歩踏みしめ、13:10大地山に立った。 
 メンバーの顔がほころぶ。正面には初雪山が威容を誇り、次々週に登頂を予定している人々は、尚高揚がみなぎっていた。 
  
   やったね!!大地山で           

 喜びを分かち合い、暫し頂上の時を楽しみ、13:30下山開始となった。 
 今日登って来た、尾根や黒菱までの稜線を眺め、満足しながら雪を蹴散らし、斜面を駆け降った。 
    
 意気揚々と下山         鍋倉山で憩う           

 小さなハプニングがあったが鍋倉山で全員合流し、夢想塾へ降るきつい急斜を細心の注意を払って下って降り(とはいっても、滑って転び、ストックが曲がってしまった)13:55夢想塾に着いた。 
 にこやかな笑顔で長崎氏に迎えられ、バタバタ茶を御馳になった。運転手の3人は車を取りに行って下さり、その間ゆったりと時を過ごすことが出来た。今日は快晴、景色も最高、林道歩きも無しの、良い事尽くめの山行になった。 
    
 疲れた体に渋いお茶、美味しかった          車の回収待ち時間は、まったり休憩          

 皆さんに感謝しつつ、神々しいまでの絶景を脳裏に焼き付け、明日温泉で疲れをとり、ほっこりとして帰高した。 
 
牛岳  (987m)      
2014.3.19(水)曇り
 金剛堂山では足が攣り、途中敗退となった。23日の会山行に大きな不安が残り、一人で牛岳へトレーニングに出かけてきた。
 いつもの駐車場所に着くと、単独スキーヤが準備をされていた。今日は一人ではないようだ。
    
 大好きなスカイロード         春の兆し            

    
 三角点からの牛岳          慎重に通過            

    
 霧氷が着き、心静まる頂上          雪の重さに耐える社            

    
 天然アート          誰の仕業?            

 今日は足も攣らず、少しではあるが自信もついた。自由気ままな開放感と山の清冷な空気を身体一杯に吸い込むと、心地よい静かな喜びが溢れ、満たされた。

 金剛堂山 (1637.9m)      
2014.3.16(日)曇りのち雪
 心配事が重なり、山へ向かう気にはなれなかった。来週会山行に誘われているので、少しでも脚力を取り戻したいと思い、Tを誘って金剛堂山へ行って来た。
 6時家を出発して利賀へ向かう。スノーバレー駐車場まで除雪されていて道端に車が3台停まっていた。
 準備を済ませて7:45橋を渡って登り出す。先行者は全て山スキーヤーのようだ。急斜面を直して8:30夏道に合流した。歩みの早いTは文句も言わず、離れ具合を見ながら待っていてくれた。Mも懸命に後を追うがまたすぐに離される。
    
 急登して夏道に合流          片折岳からの金剛堂山            

 片折岳手前から太ももに鈍い痛みを感じたが、なんとか9:35片折岳についた。このころから雪が降り出し非常に寒い。防寒して頂上に向け降りだした。
    
 頂上が見えなくなった         気力はあるけど足が攣る           

 登りに入ると左太ももが攣りだし痛い。暫くは我慢したが、先が長いのでシップを張る。先行者のスキーヤー二人が滑降されて来て、挨拶を交し見送くった。痛みは遠のき順調にP1451に登れた。
    
 風雪が強くなる                幻想的な風景に癒される、今日はここまで           

 ここを下って登りだすとまたも太ももが痛んだ。雪は横殴りに降り、視界も無くなった。それでも懸命に登ったが、この寒さと風と痛みとを考えると、今のMでは無理と判断して、標高1470m地点で10:30下山を決めた。
    
 少しのトレーニングになったかな?         まだまだ雪深い利賀           

 ほっとして降りだすと痛みは無い。ピークを登り返し、片折まで戻る。頂上まで行けなかったけど、結構楽しめたと心は平穏だった。「思っていたより以上に脚力が低下している夏道から外れ急斜面を下って11:55駐車場に戻った。
 小雨が降る中、「帰って来て良かった」とささやきながら、車中で昼食を摂り、天竺温泉でゆっくり2回温泉に入り帰路に着いた。この脚力では来週の会山行が心配だ。
 山間部を降り市街地に入ると静穏で春の陽気だった。金剛堂山で体験した出来事がまるで幻のように感じられた。

 神山 (1437.9m)      
■2014.2.8(土)大雪 
 久しく遠出をしていない。旅情に掻き立てられ、連休の8日から11日まで、富士山見物と 金時山、箱根の神山から駒ヶ岳周回、山行を計画した。 
 通常なら車中泊するのだが、極寒の2月では気持ちは揺らいだ。3日間とも宿をとることにして、8日は河口湖、9日は箱根、10日は御殿場のホテルに予約を入れておいた。 
 当日、日本南海上に急速に発達した低気圧が関東に最接近し、8日の夜は大雪と暴風の大荒れ天気のようだ。中止しようと思ったが、3日間分のキャンセル料が発生するので覚悟を決め、出かけることにした。 
 10:00河口湖に向け家を出発した。ニュースでは松本ではもう20cmの降雪があり夜まで降り続くようだ。ラジオのニュースでも、しきりに無用な外出を避けるよう警告していた。さすがに走行車は少なかった。富山の猪谷でも猛吹雪で、道の境が見えない状態だった。速度を落し慎重に走行して神岡へ入った。対向車も稀で私達だけが走行しているようなものだった。「わざわざ低気圧に向かって行くなんて!!他に物好きは居ないね」 
 幸い、何台も除雪車が出て道路の確保をしていてくれた。おかげで少しの遅れはあったが安房トンネルまでは難なく着けた。 
 一休みして松本へと向かう。今日のようなドカ雪では、トンネルの方が有難い。容赦なく雪が降り続いた。ワイパーがかすれた音を出し次第に氷結して、フロントガラスをスッキリと拭き取らなくなる。気温はマイナス7℃、停車してワイパーのゴムに着いた成長した氷を取り除き、辛抱のドライブが続いた。 
 車が渋滞してその先にブルドーザーが前後進して、長い間待たされた。ようやく通過してみると、雪の壁が出来ていた。おそらく雪崩で道を塞ぎ復旧作業をしていたのだ。ほっと胸を撫で下ろし、松本に急いだ。松本に近づくにつれ積雪は多くなった。 
 車が立ち往生して、後走車は待たされた。通常なら我が家から松本まで3時間で着くのに今日は5時間も掛かってしまった。 
 松本から高速に乗れると思っていたら、雪で高速道路は通行止めだった。頭が真っ白くなる。ナビは支線を案内してくれるが、急激に積もったゲリラ雪はどこもここもお手上げ状態だった。安全策で幹線道路の19号線を走行することにした。 
 多方の考え方が同じだったようで、1時間で4kmしか進まない大渋滞。上下線で2車線しかなく、塩尻まで4時間もかかった。 
 18:00河口湖の宿をキャンセルして、塩尻のビジネスホテルに飛び込んだ。ここも同じ考えの人々で満室だった。もう夜になり暗く、心も真っ暗だった。Tがここまで来たのだから上諏訪温泉に宿を探そうと言う。今夜は大雪と暴風で極冷え、車の中では寝られないだろう。 
 幸い20号線に入ると諏訪方面の渋滞は無かった。20:00上諏訪温泉に着き、ビジネスホテルや旅館に声を掛けたが満室や駐車場が無い(積雪で)と断られた。途方にくれ雪道の街中をダラダラ走行していると、玄関の照明が明るいS旅館があった。だめもとで聞いてみると、キャンセルが出て一部屋空いていると招き入れて下さった。地獄に仏、本当に飛び上がるくらい嬉しかった。 
 温かいお部屋、一晩中湧いている温泉、ここは極楽か。心身とも暖かい一夜を過ごすことができた。 
 
■2014.2.9(日)晴れ
 朝から温泉三昧だが、屋外は冷え込みクリアーで凛とした空気に包まれていた。窓から眺める湖畔段丘に建つ建物群が美しかった。
 東京では47年ぶりの大雪で、松本市も49cm甲府は43cmの大雪だった。
 今日は金時山へ登る計画だったが、宿の方に調べてもらったら中央高速道は今日も雪の為通行止めと分かった。一般道を走行するより仕方が合ない。渋滞を考えると箱根までで精一杯だろう。
 8:30ナビに導かれ出発。20号線へ入ったら、思ったより順調に距離を稼げた。韮崎辺りから渋滞に巻き込まれやきもきしたが、甲府へ入ると順調走行できた。
    
 笛吹市のブドウ園          河口湖と毛無山、十二ヶ岳            

 御坂トンネルを貫け、河口湖へ降る途中では、雲ひとつない大きな富士山が瞬間見え興奮した。
    
 勝山、河口湖湖畔から           

 12時頃に河口湖に着き、湖畔を散策したり、富士山を眺めたりして目的地の箱根に向かった。
    
 河口湖と富士山         富士吉田道の駅で           

    
 名物 吉田うどん          御殿場アウトレット            

 時間が余ったので、御殿場のアウトレッドで時間調整し、138号を走行し乙女峠を越えた。金時神社からの登山口を確認して、箱根宮ノ下の富士やホテルを車窓越しで眺めながら、二の平のホテルPに無事着いた。
 広い駐車場は雪に埋もれ駐車するのに苦労した。地内には雪に埋もれた車が多くあり、雪の無い場所に雪が降ると、対処ができないことが痛ましかった。 
 さあ、今日も温泉に入るぞ。今回の山行旅は温泉とドライブだけに終始している。

■2014.2.10(月)雪
 朝から小雪がちらついている。今日は大涌谷から神山を経て駒ヶ岳を周遊する計画だった。駒ヶ岳までは行けなくても、せめて神山だけでも頂上を踏みたいと考え、 8:40ホテルを出発した。
 大涌谷に着くと有料駐車場は除雪中で、すぐには入れてもらえなかった。少し待つと駐車可となり指示された場所に車を停め、準備に取り掛かった。大地から噴煙が立ち、冠ヶ岳が鋭角に聳え、視線を釘づけにした。
 9:25駐車場を横切り歩き出す。ゲートを通過して石段を登った。少し登るとたまご茶屋に着き、振り返ると登るべき尾根が離れていた。登山道を間違ったようだ。引き返し延命地蔵尊へ戻った。
    
 大涌谷          スノーシューを履いても膝上            

 9:40神泉の湯の前を通って登山道を登り出す。雪面にしっかりしたトレースがあり楽勝かと思ったら300m位でもう終わっていた。深雪で断念したようだ。
 Tはスノーシューを履き、Mはカンジキを履いた。新雪を踏むと膝上まで沈んだ。こんなに雪が多いとは、トホホ!!一歩一歩、歩くたびに深くもぐり、足を高く引き上げなければ進めない。登山道を外して登ってみるがやっぱり同じ様に深く沈んだ。気持ちもなえたが、運動と我慢して登り続けた。
    
 少しは交代          これがほんとうに箱根の山!!            

 Tの体重は58kgでスノーシュー、Mは其れより○kg重くカンジキだ。Tが先頭を切ってくれるが、Mはことごとくそれより沈んた。こんな状態だったらMは前に出てラッセルの協力は出来ない。「頂上までは行けないから、疲れたらいつでも止めていいよ」と言うと、Tの闘志に火が着き、力強くパウダーを掻き分け登っていった。もう姿は見えない。
 アセビの木が繁茂して雪の重みで垂れ道を塞ぎ四苦八苦する。それでも急斜面には格闘のラッセル跡が刻まれ、感謝した。「強いな、偉いな」と感心しながら、ヘロヘロになって後を追った。
 10:45早雲山からの分岐に着くと、下りではあるが大涌谷へ15分と書かれていた。「そりゃないよ。私達1時間以上もかかったのに。」
    
 雪が降り続く         1350m地点で断念            

 このころから雪の降りが強くなった。少しぐらい見晴らしの良い所までと頑張って来たが相変わらず照葉樹に覆われて、変化はなかった。GPSで方向を確認して突き進んだがMは疲れた。「頂上に立っても、楽しみにしていた富士山や芦ノ湖はおろか、大涌谷さえも見られない。」P1365の巻き道で、1350m地点で11:45断念することにした。
    
 たまご茶屋が見えてきた         大涌谷名物 延命たまご            

 軽くお腹を満たし、11:55下山開始とした。「ここは本当に箱根の山か!!」と意表を突かれた想いで、純白の深雪を蹴散らし12:55登山口に戻った。 
 明日は金時山と考えていたが、今日の状況を考えると無理と判断して、きっぱりと諦めがついた。
 今日のお宿は御殿場だ。時間もたっぷり出来たので、再度アウトレッドで買い物し、夕食を食べホテルへ向かった。

■2014.2.11(火)曇りのち晴れ
 今日は最終日、天気予報は静岡が曇り、甲府が晴れだった。今回の第一目的はすっきりとした富士山を見ること。大きな期待を持って、8:45ホテルGを後にした。
 富士の裾野を時計回りで、十里木高原、朝霧高原と走行して、増穂町へ降るルートを取った。
 裾野市の荒涼たる自衛隊演習から全景の富士山が見えるはずが、ほとんど雲の中ですそ野だけが少し見えるだけだった。気を取り直し、西側の田貫湖、朝霧高原、本栖湖と立ち寄ったが、富士山はかたくなに顔を見せてくれなかった。上空は青空だとゆうのに。
    
 裾野市自衛隊演習場からの富士山(がっかり)          田貫湖から(やっぱり見えない)            

    
 朝霧高原(諦めムード)          本栖湖(残念でした)           

 「やっぱり富士山は12月、1月だね」今回の旅はことごとく大低気圧と時間差の小低気圧に翻弄されてしまった。すべてがかみ合わず残念な結果となってしまったが、それでも2日目だけでも、富士の麗姿を見られたことが救いだった。
 増穂町に着き、高速に乗ろうとするとまだ中央横断道は通行止めだった。相変わらず一般道の52号線で韮崎へ行き、ようやく中央高速に乗ることができた。
    
 甲斐駒ヶ岳          八ヶ岳が輝く(高速有難い)           

 南アルプスや甲斐駒、八ヶ岳が青空に映え美しかった。2.3日前の出来事が嘘のような快適走行で、すぐに松本に着いた。
 松本の街もあの雪は何処へ行ったと驚くほど、平常時にもどっていた。ひょっとして伝説的記録の大雪に、立ち会ったのかもしれない。
 平湯で荒神の湯に浸かり、18:00無事帰宅した。

 極楽坂山 (1043.9m)      
2014.2.1(土)晴れのち曇り  

 以前から気になっていて、まだ未踏の極楽坂山へ行って来た。
 コースは亀谷トンネルの上尾根を登り、尾根をつめて極楽坂山に至る道のりだ。
7時過ぎ家を出て、亀谷に向かった。 有峰林道冬季ゲートのトンネルまで除雪されていて、手前の広い駐車場に車を停め準備に取り掛かった。
 8:35凍結した林道を滑らないように気をつけながら歩み、取り付き場所に着いた。コンクリートの階段が積雪の横から見え、そこを登って回り込み杉林に出た。スノーシューを履いて右の尾根に乗るべく雪崩を横切り、急斜面を滑落しないように踏ん張りながら懸命に登った。
    
 杉林を登る          亀谷トンネル上の尾根           

 なんとか標高550mまで登ると、雪が切れて段差になって雪棚ができている。その雪壁を越えるのに苦闘した。滑落すると命はない。雪壁の下層はザラ目状で、スノーシューを脱ぎキックを入れてもすぐ脆く崩れた。Tがスコップをピッケル替わりでなんとか乗り越し、雪上に立ち前方の様子を見るとその状態が幾重にも続いていた。「危険だからやめよう」と即決めた。
    
 雪が切れている          懸命に雪壁を乗り越す           

 コースを亀谷温泉の裏から登るよう変更して、取り付き場所の林道へ戻った。

 林道を進み、10:00亀谷温泉の裏斜面に取りついた。ここも尾根に出るまで雪が切れてとても疲れる急登だった。敗退の疲れ(ツボ足で降った為踏みぬき、その都度起き上がるのに疲労)がもろに残り足が重たい。
 疲労困憊してなんとか尾根に出ると雪は繋がっていた。平坦な尾根が続くが今年の雪は少なく、小木が藪化して進路を邪魔した。それでも先程に登った尾根の合流地に着き、少しは気持ちにも余裕が持てた。
    
 今年は雪が少なく、小木がうるさい          こんな寂しい時はカモシカの足跡も賑わいの一つ           

 延々と続く尾根を登りP893に着いた。「さあもう少し」と気合いを入れ急登すると、12:05可動停止リフト乗り場に着いた。視界が開け、弥陀ヶ原や大日岳が神々しく見渡せた。
 待っていたTが、見かねて「頂上まで行く?」と問いかける。「もちろん」とMは答える。ゆっくりマイペースといっても亀さんのように登ると、ロープが張ってありそこを潜ると圧雪したゲレンデになっていた。すぐに着くかと思ったが、長く感じた。
 GPSで三角点を探し12:25頂上に立ったが、Tはいない。大声で居場所を確認すると、「鍬崎山が綺麗だから見に来い」と、声がした。疲れてすぐにでも休みたかった。不満を抱きながら、疲れた足を引きずり行ってみると白嶺の鍬崎山が端正な山容でやさしく迎えてくれた。「綺麗だね」心落ち着く瞬間だった。
    
 ゴンドラ山頂駅も見えてきた          鍬崎山が出迎えてくれた           

 時折ボーダーがゲレンデを過ぎ去る。邪魔にならないように杉林の間にベンチを造って大休憩した。いつものように温かいカップ麺を食べ、身体を温める。至福の極みだ。 今日の健闘を称えあい穏やかな時間が過ぎた。
    
 健闘を湛え合い、ゆっくり休憩          大日岳が神々しい           

 13:15下山を開始する。平坦と思っていた尾根も結構登っていたようだ。そんな事を語らいながら、白き鉢伏山や杉で覆われた鳥ヶ尾山を眺めながら下って14:30林道に着地した。
    
 来拝山や塔倉山を眺めゲレンデを降る         雪に埋もれる可動停止のリフト乗り場           

    
 春の使者          あぁ〜 楽しかった           

 林道でスノーシューを脱ぎ、「無事に帰れば言うこと無し」と満足しながら大らかに歩き、14:40駐車場に着いた。
 初めて見る景色や好奇心が募り、とても楽しい山行だった。

 高落葉山  (1122m)      
2014.1.24(金)快晴 
 Ni氏の個人山行の下見として、Tと3人で高落葉山へ行って来た。 
 今朝は放射冷却で冷え込み道路は凍結している。外気は−5を示し、安全運転を心掛け五箇山トンネルへと向かった。 
 こんな平日でも車が一台 奥まったところに駐車されていた。登山者だろうかと期待しながら準備を整え、8:05除雪車格納建屋の裏山を登り出した。 
 雪面に新しい踏み跡が残されていて、先行者がいるようだ。有難くトレースの後を辿り行くと、唐木峠手前のピークで追い付いた。金沢から来られた単独男性だった。ラッセルのお礼を言って前に出る。 
    
 朝日を受けてトレースを辿る          元気よくラッセル           

 唐木峠へ下って尾根に取りついた。急斜の細尾根を元気よくTがラッセルしてくれ、P928で小休した。単独男性に交代しもらいブナの美林を登る。期待した樹氷は見られなかったが、樹齢を重ねた太い幹が青空に向かって枝を延ばしていた。 
    
 ブナ林を登る          青空とブナと新雪がやさしく微笑む           

 再びTが先頭を切る。すぐ姿は見えなくなった。Mはマイペースで高度を稼ぎ、10:50頂上に着いた。 
    
 高落葉山 頂上          良い眺め 最高           

 澄んだ空気は視界良好、光で祝福され輝く360度の大パノラマに胸弾ませ、山々を見いった。 二人の男性がお礼を言いながら頂上に着かれ、見ると去年もお会いした福光のSu氏だった。挨拶を交し、近況や山情報など頂き、Tの掘ったベンチに腰を下した。 
    
 剱岳もすっきり            Ni氏とSu氏           

 至福の時を過ごし、頂上を見上げると他にも2〜3人の登山者が寛いでおられた。 
    
 山談議に花が咲く            人形山も大きい           

 身心とも癒され11:45Su氏と共に下山開始とする。新雪を蹴散らし豪快に駆け下る。Mはバランスを崩しよく転んだ。雪に嵌ると膝力が弱くなかなか立ちあがれない。その都度疲れたが唐木峠まで降り、Ni氏を待ち3人でショートカットしながらコルに着き、12:55登山口の社屋に戻った。 
 素晴らしい天気に恵まれ、3人とも大満足して、帰路についた。  
 
 二上山  (274m)      
2014.1.19(日)小雪のち晴れ
 さむ気と頭痛と関節が痛み、土曜日は山へ行く気にはなれなかった。しかし体調が回復すると雪景色の中を歩いてみたい欲求にかられ、午後から二上山へ行って来た。
 13:35まなび交流館を歩きだす。昨夜からの降雪で木々の枝に雪が積もり、凛として心が洗われる。6組位の登山者が下って来られ、駐車の台数から考えると山はもう私達だけのものかと静寂を楽しんだ。
    
 雪中を歩くとシャキッとする          青空になった           

 悪王神社から家持像に着くころには青空が広がり、心身とも晴々しい。14:10頂上に着き雪景色の社に拝礼して、澄んだ空を見上げた。
    
 今日の頂上風景          城山の様子           

 城山へ向かうべく、尾根を降り林道を歩くとこの積雪に車の轍が残されていた。まっさらな新雪を垣分け雪と車の戯れか。いろいろな趣味も有るものだ。
 10分ほどで城山に着き展望を眺めるが、今日は立山連峰の姿は無かった。観音像の奥から小矢部川の蛇行を見降ろして、我が家辺りを探したが木に邪魔され見えなかった。
    
 高岡を見守る慈恵観音様          毘沙門天堂           

 Tに「摩頂山の毘沙門天堂の雪景色、綺麗かもしれない」と誘い、足を延ばすことにした。もう一度二上山へ登り返し、林道を歩き左折して毘沙門堂についた。
 だれも居ない静かなお堂に拝礼して階段を降った。「ここまで来たのだから摩頂山に登ろう」と言うと、Tも頷く。
 竹林の中を登り詰め、頂上に着くと山名柱が立っていた。昨年11/16伏木のK氏に案内してもらった時、山名柱の設置を言って居られたので、氏が立てられたのだろう。氏と再会したような嬉しさになり記念写真を撮った。
    
 摩頂山で          澄んだ青空に雪景色 「出会えてよかった」           

 雪景色と青空のコントラストが心に染み、二人で「出かけて来てよかった」と共感しあい、Tは三回目の二上山登頂をMは林道を歩き、下山路を辿って15:55まなび交流館に戻った。
牛岳  (987m)      
2014.1.5(日)晴れ
 Tに誘われ牛岳に登ってきた。庄川の登山口近くの空き地に着くと一台車が停まっていて、山スキーの準備をされていた。
 準備を整え、8:30登山口を登り出した。地表が見え、雪がない。それでも次第に雪が繋がり前日のトレースが続いていた。ツボ足で充分歩ける締りようだった。
 山スキーの男性に先を譲り、その後を気持ちよく登り続ける。
    
 少しはラッセルして楽しむ          稜線の樹氷に魅了される           

 6合目でスノーシューを履き、トレースから外れショートカットして稜線に出た。期待通り樹氷が花咲きとても美しい。立山連峰も見え、雪もパウダーでとても軽く、心も躍った。
    
 なめらかな雪面にブナ模様が美しい          三角点からの八尾側の頂上

 頂上三角点の手前で山スキーの男性がもう滑走して来られた。「速いですね」と挨拶を交し、一登りして11:00頂上に着いた。
 大きく視界が開け砺波平野や富山平野が俯瞰できる。天下泰平、それぞれの家屋に幸せの日差しが舞いおり、新年の寿ぎを高らかに祝っているかのようだ。  幸せな気持ちになって、少し下って社のある頂上へ向かう。樹氷を見上げながら歩き登ると11:10頂上に着いた。
    
 心躍る樹氷のトンネル                     到着だ          

 鍋谷からのトレースが残されていたが、人影は無い。一望千里、360度の大展望を眺める。剱岳は雲間から威容を見せ相変わらずかっこが良い。社に目を移すと横に空洞があり、そこを利用して雪洞を掘って休憩場にした。
    
 雪の海を泳ぐ獅子(狛犬)と樹氷          居心地バッチリ 

 居心地のよいベンチに座ってランチを食べようしていると。人のけはいがした。覗くとO氏だった。「良く会いますね。今年もよろしく」と挨拶して、3人で雪洞に座ってO氏の持参されたワインを頂いた。
    
 Oさんワインありがとう          立山連峰          

 太陽が雲に入るととても寒い。ツエルトを出してゆっくり山談議などして楽しんだ。その後、鍋谷からと庄川からそれぞれ2人1組が着かれ、挨拶を交し、場を譲った。
 12:30下山開始する。雪を踏むと微かながら鳴き砂のように鳴り、とても楽しい。なめこが目に入り、心を乱されたがもう腐っていると聞き、無駄なことはしないと一目散で下山して、13:50登山口にもどった。
 良い天気に恵まれ、景色も綺麗で雪質も良かった。大満足して下山後は庄川荘で温まり、満たされながら家路に着いた。

 二上山  (274m)      
2014.1.3(金)曇り
 新年の行事を済ませ、午後からTと二人で二上山へ初詣に出かけて来た。
 今年の正月は無雪で晩秋の山を歩いているように思え、年があらたまった清しさや華やかさは感じなかった。
    
 まるで晩秋の山みたい          大伴家持公も肌寒さは感じない           

3日ともなれば登山者も少ないと思っていたら、結構な数のご夫婦が登っておられた。 頂上に着き、柏手を打って一年の安寧と健康を祈願し、目的を果たした。
    
 平穏な一年でありますように          立山連峰と富山湾           

その後城山へ行き、立山連峰を仰ぎ、富山平野を俯瞰して、雄大な景色を静かに眺めた。心が清められ、清々しい軽やかな気持ちで下山した。
    
 我が ふるさと          清閑な二上射水神社           

山裾の二上射水神社に、旧年のお札としめ縄を納め、恭しく参拝して、家内安全を祈願した。今年の運だめしにおみくじを引いたら中吉だった。
2014はどんな年になるのだろう。目標はなにか?何をしたいのか?明確な答えも出せず、成り行き任せの考えに苛立つ自分がいた。