2014.9.23(火)晴れ
立山の紅葉が今年は早いと報じていた。好天が見込まれ、これは見逃す手は無いと出かけることにした。
5:30家を出発する。東の空が朝焼けに染まり、立山連峰のシルエットが黒くくっきり浮かびあがって、壮麗で雄大な光景は心を酔わせた。
6:40立山駅に着き、チケットを買い、臨時便7:10のケーブルカーを待った。列に並んでいると懐かしいI氏にお会いすることが出来た。これは幸先が良い。
ケーブルカーは目の前で停止してくれ、高原バスも二人並んで通常座席に座ることができた。
室堂に着き、紅葉を期待したが朝の光は弱く鮮明さに欠けていた。「まだ少し早かったかな」とがっかりしたが、立山三山はどっしりと鎮座して、出迎えてくれた。
玉殿の水を飲み、8:30石段を登り歩きだす。清々しい空気を一杯吸い込みながら、石畳や石段を登り9:20一ノ越に着いた。
紅葉の見ごろには少し早すぎたかな? 登山者の多さに驚いた
なんと多くの登山者が居るのだろう。夏山を想わせる程だ。また快晴で、槍や笠ヶ岳など手に取るように見渡せ、胸が高鳴った。
雄山にむけガレ場を登ると室堂平に光が射しとても奇麗だ。岩場の渋滞場所をショットカットしたり、また合流したりして登ると、頭上に社務所が見えて来た。振り返って北アルプスや浅間山を眺め「素晴らしい」と感嘆しながら、もう一踏ん張りして10:10雄山頂上に着いた。
雄山頂上 富士山も見える(右奥)
360度の大展望。目を凝らすと富士山も見えている。「良い日に巡り会ったね」と満足して、社務所前の石壁の前に座って小休した。
大汝山に向け雄山を後にする。滑らないように気を付けながら下り、少し登ると10:40大汝山に着いた。
真砂、剣岳も見えてきた 大汝山も賑わう
ここも多くの登山者で賑わい、記念写真を撮るのに順番待ちだ。大汝休憩所小屋へ下って、大休憩にする。富士の折立、真砂岳、剣岳、が目を引く。また鹿島槍、五龍、唐松、白馬と眺めが良い。それらを肴にTはお待ちかねのお酒を飲む。「別山の巻き道から雷鳥沢へ下る」案も何処へやら、お酒が止まらず、結局11:35ようやく腰をあげた。
富士の折立に登って、大きく降り大走りへ入る。ここから見る雷鳥坂の紅葉が鮮やかで魅了された。長いザレ場を下って、橋を渡り13:30雷鳥沢キャンプ場に着いた。
富士ノ折立 別山と剣岳
奥大日岳と雷鳥坂の紅葉 パッチワークの様な草紅葉
「何たる素晴らしさ」立山の山肌に日が射し、PRポスターさながらの美しい立山の写真が撮れた。コーヒーを飲み心ゆくまで景色を堪能した。
真砂、別山の山裾も美しい 感動的な美しさ
みくりが池 最高の紅葉に出会えた
室堂に向け長い石段を登り、みくりが池の湖面に映る立山の美しさに息を飲み、穏やかな気持ちで14:35室堂ターミナルに戻った。
復路の高原バスもケーブルカーも待つことも無く座れ、今日はどこまでもラッキーな日だった。
下山後は駅前でそばを食べ、吉峰温泉で汗を流し、大満足で帰路についた。
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焼岳 (2455m)
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2014.9.15(月)曇り時々晴れ
北海道から帰り雑務や雑用に追われて、山へ行くことが出来なかった。ようやく時間の余裕が出来、三連休の内一番天気が良い日を選び、焼岳に登ってきた。
去年の今頃も一人で中ノ湯ルートから焼岳に登っていて、手軽に登れて景色が良いなどの条件に合致したからだ。Tも15年ぶりのコースが楽しみだったようだ。
家を5:30に出発して、安房峠へ向かう。道中お決まりの“荒神の湯”で朝湯を楽しみ、中ノ湯登山口へ向かう。駐車場に着くと予想通り満車で、路肩にもぎっしりと車が停まっていた。少し戻ってぎりぎりのスペースに路上駐車して、準備に取り掛かった。
8:25登山口に入る。少し回り込み尾根に取りつき急斜を登る。登山道がしっかりしていて登りやすい。暫く登ると、下山の中年男性が声を掛けて下さった。初対面だったがお名前は知っていたI氏だった。ハプニングがあり登山口まで戻られるそうだ。I氏を案じながら、また歩を進めた。
山中はツガやトウヒの大木がすらりと空に向かい、岩には苔や根が絡み庭園を歩いているようで美しい。Tに「素敵な登山道やろう?(でしょう?)」と言うと頷き、「全然憶えていなかった」と感心しきりだ。
急登の樹林を行く りんどう平から焼岳を仰ぎ見る
次第に林相も変わってきて緩斜となり、樹間から焼岳の岩峰が見えて来て9:40りんどう平に着いた。
青空ではないが正面には焼岳が聳えて、登行意欲を誘う。小休して頂上にむけ歩き出した。丸太の梯子を登ってガレ場を登ると噴煙をあげる北峰もよく見えて来て、それを励みに黙々と登り続け、10:40コルに着いた。
頂上を見上げつつ登る 静かな佇まいの火口池
火口池を見下ろすと、活発な噴煙と対照的に緑色の湖面は静寂さを呈し、心を癒してくれる。ほっとして、岩場の巻き道を回り込み10:50頂上に着いた。
硫黄の臭いをかぎつつ頂上へ向かう 視界良好
登山者が満ち足りた顔で写真を撮ったり、大展望を楽しんだり、ランチを食べたりと至福の時を享受している。
ゆっくりと休憩、お酒がすすむ 笠ヶ岳もすっきり
Tが槍穂高岳の正面に休憩場所を確保していて、そこに座った。まさしく一望千里、遮るものなしの360度の景色を堪能した。お腹を満たし、コーヒーを飲んでゆっくりと楽しんだ。身心とも満足して11:45下山開始とする。
頂上直下で、I氏と妹さん(初登山)ペアと再会し、安堵しながら山頂を下った。
上高地は箱庭のよう 石車に乗らないように気をつけて
「ここは、花の時期か紅葉時は毎年でも来たいね」と好印象を語らいながら、13:35登山口に降り立った。
霞沢岳と紅葉のナナカマド 岩を抱く 幹のような根
下山後は焼岳ホテルで温泉に浸かり、さっぱりとして帰路につき、高岡で外食して帰宅した。充実した一日だった。
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駒ヶ岳 (1131m)
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■2014.8.21(木)晴れ
道の駅を6時頃出発して、6:40に駒ヶ岳6合目駐車場についた。車が一台駐車してあり、見ると富山ナンバーだった。
ひょっとして、ペテガリ岳でお会いした超人の富山在住(入善)のGさんではないかと、車中を覗きこむと女性用の品々と自転車があり、勘は当たった。
着替えなどして身支度をしていると、もう彼女は下山して来られた。挨拶を交し、お話を聞くと、北海道の200.30名山を3週間で17座全てを登り終えたのだそうだ。カムイエクウチカウシも日帰りだったそうだ。なんとなく静かな達成感が感じとれた。女ひとりで運転して、厳しい一人山行を遂行した彼女の勇気と行動、何処にそんなエネルギーがあるのかと感心して、また握手を交わした。
超人のGさんと ずっと駒ヶ岳が見える登山道
7:05登山道を歩きだす。登山道と言っても車道ほど道幅が広く、山登りの雰囲気ではない。今日はTが形だけのリュックを背負って、Mは空身だ。 ほんの1時間程度の簡単な山としか考えていなかったので、返って気構えが足らず、長く感じた。
振り返れば大沼が見渡せる 駒ヶ岳の山容が変わり、大きくなる
振り返ると眼下に大沼が広がり眺めがよい。22年前母姉妹で大沼を訪れた時、沼越しの駒ヶ岳があんまり美形なので感激した事を思い出した。針葉樹の木々も疎らになると、いよいよ駒ヶ岳の岩峰が大きくドッシリと見えて来た。
馬ノ背からの駒ヶ岳と砂原岳全景 馬ノ背で
岩峰を眺めつつ登ると7:55馬ノ瀬に着いた。誰も居ない静かな貸し切りの山頂だった。写真を撮り360度の景色を楽しみ、ベンチに座って憩った。
8:30下山開始。火山礫の小石で滑らないように気をつけながら下る。7合目あたりで登山者の夫婦が登って来られた。
大沼の奥、海上に函館山が見える 500m地下に地震計を設置していた
9:00登山口に着き、もう一度駒ヶ岳を眺めた。今回予定していた山登りは全て終わった。
「さあこれからは街歩き。」天気の心配はいらない。着替えを済ませ、次の目的地大沼公園へ向かった。
あぁ 駒ヶ岳の頂上が見えない「冴えないな!」 ゆっくりと散策
島めぐり 名物大沼だんごを食べながら、山頂のお出ましを待つ
その後函館へ行き、散策したり見物したり、お土産を買ったりして、楽しんだ。
五稜郭 BAYはこだて で
足湯でまったり 海鮮市場前の三種お好み丼
八幡坂 ハリストス正教会
明日はニセコと小樽に行きたいので、函館を後にして国道5号線を北上し、道中 濁川温泉(各家に源泉があるそうだ)の“ふれあいの里”で疲れをとり、“くろまつない”道の駅でまで行き、今夜はここで車中泊した。
■2014.8.22(金)雨のち晴れのち雨
朝、目覚めると、雨が降っていた。今日はニセコの大湯沼と湯元温泉、あとは羊蹄山の裾野、京極のふきだし公園を経て、小樽へ向かいたかった。
大湯沼の見物までは良かったが、湯元温泉の国民宿舎は閉鎖され自衛隊の施設になり、近辺の旅館のいづれもが掃除時間で、温泉に入ることは出来なかった。蘭越町営の昆布温泉幽泉閣は24時間営業と聞き、行ってみると6〜8時までが朝風呂で、開湯は10時からだった。「どうせ今日は雨」と諦め、待つことにした。
ニセコ大湯沼 泥湯がブクブクと音を立てる 気流の変化が激しい羊蹄山(道の駅から)
休憩所で広島の土砂崩れの大災害ニースを見ながら1時間余り待ち、待望の温泉に入った。つるつるした保湿効果のある美人の湯だった。
大幅に予定が狂って、京極のふきだし公園へは残念ながら行けなくなった。
天気が回復して、ニセコの道の駅や余市のニッカウィスキーに立ち寄りながら、15時頃小樽に着いた。
Tは試飲に大満足 常夜燈のあるメルヘン交差点
明日に乗る、新日本海フェリー乗り場の確認を済ませ、小樽オルゴール堂本館や北一ガラスで土産を買い、六花亭でコーヒーを飲み、小樽運河まで歩こうという矢先に、雨が降って来た。ルタオで暫く雨宿りしていたが、益々雨は強まり大雨になった。
小樽オルゴール堂本館内で 土産やさんが立ち並ぶ堺町通り
傘も無く、ずぶ濡れを覚悟して車に戻ると、もうどこにも出たくなくなった。夕食は小樽で美味しい物を食べるはずだったが、結局はイオンのお寿司になってしまった。
フェリー乗り場の駐車場に車を停め、今夜はここで車中泊することにした。
■2014.8.23(土)晴れ
フェリーの出港時間が10:30なので時間はたっぷりあった。昨日行けなかった小樽運河を散策し、その後車で小樽駅や繁華街を見て回り、有効に時間を費やした。
小樽運河を散策 運河沿いの倉庫
中央通りを歩く 石造りのVIBRANTホテル前で
フェリーターミナルから天狗山を望む 豪華客船SUN PRINCESS が入港してきた
定刻フェリーは小樽を離れ、24日10:30新潟に入港した。海はうねって波が高く、行きも帰りも船酔いに悩まされ、ほとんど寝ていた。
新潟から柏崎まで一般道を走って、その後高速道で滑川ICまで、その後はまたまた一般道を走行して11:00頃無事に帰宅した。長い夏休み、山登り、温泉、見物、食べ歩き、お土産探しと沢山の想い出ができ、とても楽しかった。走行距離は2100mだった。
13日 ペテガル岳に戻る
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芦別岳 (1727m)
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■2014.8.19(火)曇りのち大雨
今日の天気は下り坂で、6〜9時まで曇り、9〜12時は小雨、12時からは大雨と予報していた。
夜、緊張してよく眠れず、2時にトイレへ行くともう霧よりも大きい水の粒子が落ちて来た。どうしたものかと、気分は重かった。Tは1〜2時間歩いて下山しようと言う。
いずれにせよ早立ちは鉄則で、4:40登山口の扉を開け、登山道に入った。スタート時は、雨は降らず頂上までは行けそうな気もした。
しばらくは単調な樹林帯を行く 鶯谷を過ぎて半面山に向かう。雨は降るが風は無い
街に近くアクセスが良いことから、多くの登山者に愛されているようで、登山道はよく踏まれしっかりと立派な山道であった。鬱蒼とした緩斜の樹林帯を単調に歩き、標高600mを越える頃から急斜面になった。
“呻吟坂”の案内があり、「まけるな」と書いてあった。枝葉の間から雨が落ちて来て、950m辺りで雨具を着ることになった。
「せめて鶯谷の合流地までは行こう」とMが言い、懸命に登って6:45鶯谷に着いた。もう雨具を着たら怖いものはない。「樹林帯だし、風もないので半面山まで行こうよ」と下山を考えているTを促し、心中「今回はここまで登れば、良しとしよう」と諦めもついた。
7:30半面山に着くとTが鐘を鳴らして待っていて、地図を見ながら「もうここまで来たのか、もう少しだから行こう」と言ってくれた。
半面山で登頂を決める 雲峰山の奥に芦別岳が一瞬見えた
Mは俄然ハッスルしてピークを下りコルに出た。雲峰山がとてつもなく高く感じられたが、めげずに赤い石を踏みしめ、溝状の登山道を登り続けた。笹で覆われた斜面をジグザグに登り8:15にはピークに立った。
屏風岩 雲峰山を下る ガスで何も見えない
ガスで何も見えない。全身ずぶ濡れで立ち止まると身体が冷える恐れを感じ、休まず先を急いだ。30m位下って巻き道のような登山道を行くと、頂上直下に道が二つに分かれていた。一つはなだらかな道、片方は岩場の急斜面だった。Tに「どっち?」と大声で聞くとガスのなかから「踏み跡を見て来い」と返答があった。急斜面には白いバーが、目印に立っていたので、急斜面を登ることにした。そこを登ると呆気なく8:55頂上に着いた。
頂上直下 パニックになった芦別岳頂上
「もう頂上だ」しかし、先行しているはずのTが居ない。頭が真っ白いになった。「滑落したのか?」笛を鳴らし大声で「おとうさん、おとうさん」と呼び続けたが声は無かった。ガスと風が強く、頂上の証拠写真を取って、直下に退避してTを呼び続けると、Tの声が聞こえた。
嬉しい、生きていた。「何処に居るの?」「頂上はここだよ!」と叫びながら誘導した。Tはなだらかな道を登ったのだ。Tも頂上で証拠写真を撮って、二人は合流で出来た。
胸を撫で下ろし、すぐに下山を開始した。
雨は益々強くなった。頂上手前の巻き道付近で単独男性に会い、雲峰山の笹藪斜面で1組4名の登山者に会った。やっぱりこんな日でも登る人がいるのだと驚いた。
脇目も振らず、一目散で下山 熊の沼
10:00半面山で小休を考えていたが、雨が酷くそのまま下ることにした。懸命に高度を下げながら、濁流が流れ込んで沢のようになった登山道を下って11:40登山口ゲートに戻った。
登山道は濁流で歩けない ゲート近くでは小川となった
雨具を脱ぎ、大きなビニール袋に雨雫の落ちるリュックを入れる。車に入って、ずぶ濡れになった衣服を着替えていると、安堵感から虚脱状態になり暫くは思考能力が停止してしまった。汚れたものや濡れたものを別のビニール袋に入れると、車中は湿気とビニール袋の山になり、収拾がつかない状態になっていた。
パンを食べ少し落ち着いたら、悪天の中、芦別岳に登頂した喜びが大きく湧いてきた。「よく登ったね」と満足したが、外は相変わらず土砂降りだ。山でお会いした登山者の方々のことが案じられた。
明日は登別温泉と洞爺湖の観光日だ、ナビを登別温泉に合わせ、富良野を後にした。
途中、湯の沢温泉に立ち寄り、身体をゆっくり温め、苫小牧に入った。大雨は一向に止む気配は無かった。「今日はビジネスホテルで泊まろう」と決め、物色しているとモトナカノですぐに見つかった。
温かい清潔な部屋に入り、ベットで横になる。こんな悪天日は文化的な生活は心の安定につながる。あらいざらい洗濯して、身の回りのものが綺麗になった。「ああさっぱりとした満足満足」と、今夜はぐっすりと熟睡した。
■2014.8.20(水)晴れ
朝には天気が回復して、清々しかった。8:30ホテルを後にして登別温泉へ向かった。
登別温泉の大きな赤鬼、青鬼に迎えられ、有料駐車場に車を停めた。
まずは噴煙をあげる地獄谷を散策して、木道を下って鉄泉池を見物した。地球の息吹を感じつつ、遊歩道に戻って小山を越え大湯沼へ向かう。
地獄谷 展望台から日和山と大湯沼を見下ろす
ブクブクと温泉が湧き出す奥の湯を見物して、有名な天然足湯へ向かった。白濁した大湯沼川には多くの観光客が、まったりと足湯を楽しんでいた。私達も靴を脱ぎ、足を沈める。「極楽,極楽」、湯かげんが丁度良かった。
奥の湯 沼底からブクブクと硫黄泉が噴出する 大湯沼川天然足湯
帰りは車道を下って駐車場に戻り、温泉街を歩きながら、豊富な湯量、上質な泉質2つを持つ、さぎりの湯に入湯した。やっぱり登別温泉は別格だと感心した。
充分温泉を堪能して、洞爺湖へ車を走らせる。カルルス温泉から一気に標高差450mを登るとオロフレ峠に着く。峠は霧に包まれ不気味なほど色彩も無く、暗く寒い所だった。峠を越えると快適なドライブ道になり、その道中では洞爺湖が遠望できた。洞爺湖温泉街に入り、湖畔から湖の写真を撮った。湖に浮かぶ中島とその回りの小島のバランスがとてもよく、景勝だ。
観光本に紹介されていた西山火口散策路へ行ってみることにした。2000年に噴火した火口をまじかに見られる場所だったが、残念なことに夏草に覆われ、その驚異が伝わってこなかった。
洞爺湖湖畔で 西山火口散策路
その後洞爺湖サミットの開催地ザ・ウインザーホテルへ行き、カフェゼットでケーキを食べ、旅の想い出にした。
洞爺湖サムット開催地ザ・ウインザーホテル リッチな気分でカフェタイム
ホテルから洞爺湖を俯瞰 ホテルの外観
あすは大沼の駒ヶ岳へ登る。八雲町で買い出しをして、森町の{YOU・遊・もり」道の駅まで行き、今日はここで車中泊した。
21日 駒ヶ岳 函館 22日・23日 ニセコ 小樽 へ続く
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石狩岳 (1967m)
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2014.8.17(日)晴れ
糠平温泉を5時過ぎ出て、R273を走り三股橋手前の林道へ左折した。ニペソツ岳に登った時のことが思い出される。すぐにニペソツ岳との分岐があり、右折して石狩岳への林道に入った。樹林帯の林道なので広く、気苦労無く登山口に着いた。
日曜ゆえ登山者が多いと思っていたら、車が1台駐車されているだけで閑寂だ。それにしても今日の天気は素晴らしい。正面には石狩連峰がそそり立ち秀美な姿を見せてくれていた。
身支度を済ませ6:00標識に従い歩き出す。すぐに祠があり安全登山を祈願し頭をたれた。音更川の瀬音を聞きながら笹原を30分ほど歩くと渡渉地に着いた。太い幹の丸太が架けられていて、跨ぎながら川を渡った。
登山口にある祠 シュナイダーコースの尾根に取り付く
尾根が近づき「シュナイダーコース」の案内板も目に入る。急斜面に登山道があり、滑らないように尾根に取りついた。ペテガリ岳と違ってしっかりと登山道があった。
7:15P1126でTが待っていてくれる。左上を仰げば、青空に山頂が雄々しく、登行意欲も湧く。次第に斜度がきつくなり、その後細尾根は岩場に変わった。足が届く場所を確認しながら登り続けると稜線が目線に近づき、9:30石狩の肩に出た。
登高意欲を駆り立てる石狩岳 岩場の登山道が続く
益々斜度が増す ニペ見の座から見たニペソツ山
雄大な石狩岳がうつくしい。正面には大雪連山がやさしい色合いで輝いていた。右手には音更山が穏やかな稜線を繋いでいる。石狩岳の奥にはニペソツ山も鋭く聳えている。胸のすく爽快な眺めに感動しきりだった。
石狩岳全容 大雪連山
音更山 頂上で
小休して頂上へ向かう。ハイマツの登山道を気持ち良く歩く。「幸せだ」喜びをかみしめながら行くと岩場があり、先行のご夫婦が下山されて来た。「もう少しですよ。頑張って」と声を掛けて下さった。山肌は緑で覆われ、盛りは過ぎていたが斜面はお花畑だった。「満開の時は綺麗だろう」と想像しながら登ると、Tと女性の声が聞こえて来て、10:25石狩岳に着いた。
二人の女性は沢登りで来られたそうだ。笑顔の素敵なスーパーウーマンだ。「先のピークは何ですか?」と聞くと「本峰です。ここより標高が高いですよ」と教えて下さった。本峰と聞けば行くしかない。彼女達は小石狩岳と本峰のコルにリュックを置いて来たのだそうだ。ヒグマにリュックを取られないか心配だと急いで帰られた。
その後を追い10分間で本峰に着いた。ここでゆっくり大休憩をした。
本峰へ向かう 本峰 奥が名板のある石狩岳
風も無く素敵な景色に満足して11:00下山開始とした。石狩の肩でコマクサの写真をとり、尾根の降りにつくと1組4名の登山者が登って来られた。今日はこれ以降、人には会わなかった。岩場を慎重に降り、一直線の下りを懸命に降り13:35渡渉地についた。川で顔を洗いさっぱりして、笹原を歩み14:05登山口に戻った。
環境が厳しいのかコマクサが小さい 徒渉を終えると後は平坦地だけ「今日も頑張りました」
好天に恵まれ、素晴らしい大自然を満喫でき大満足の山行だった。
下山後は廃線になった士幌線の“幻の橋”(ダムの水位によって見え隠れする)を見学して、糠平温泉の中村屋で疲れと汗を流した。
タウシュベツ川橋梁 「幻の橋」 おなか一杯! これで1200−とは超お得
夕食は“かみしほろ”の冊子に紹介された人気の鮨屋へ行き、満腹になって眠く成り、近くの“ピア21しほろ”道の駅で車中泊した。
2014.8.18(月)晴れ
今日は富良野の観光だけだ。ゆっくり朝食をとり、隣に駐車された岐阜の中年男性(北海道に入って1ヶ月)と交流を深め、いろいろと情報(ゴミ処理について、北海道の道の駅にはゴミ箱が無い)を頂いた。
道の駅を後にして、ナビに導かれながら狩勝峠を越え、“南ふらの”道の駅に立ち寄り、メロンや牛乳や新谷のケーキなど食べた。北海道には食べたいものが一杯あり、ついつい誘惑に負けてしまう。
目的地の富良野へ行く手前に、明日登る芦別岳の登山口がある。まずは「下見をしておこう」と山部駅から“太陽の里”を目指した。キャンプ場の駐車場を探し、トイレが近くにある場所を物色した。結局登山口に近い場所に決めて、一安心して富良野へ向かった。
その途中、富良野チーズ工房を見学して、牛乳やチーズケーキやアイスクリームを食べたが、太るので二人で分け合った。
富良野チーズ工房で一休み ここのアイスクリームも美味しかったです
富良野の観光と言っても3回目で、差し当たって見るものも無かった。それでもお花畑は外せないと定番の富田ファームへ出向いた。ラベンダーは終わっていたが、夏の多彩な花々が心を癒してくれた。
観光客(中国。台湾の方々が多い)でにぎわう 元気かもらえそうな色彩の前で
今回の富良野で一番の目的地は“ふらのデリス”だった。3度目の正直(前回2回とも休業日)とばかり訪れた。待望のドゥーブールフロマージュを食べ、くちの中でとろけるコクの深さに感激して、幸せ一杯だった。
ふらのデリス ケーキが2個も付いたケーキセット
お腹が一杯になり、“ハイランドふらの”で温泉に入り、天気予報の情報を得ながら時間調整をして、登山口の“太陽の里”駐車場に向かった。明日は天気がくずれるので心配だ。
19日 芦別岳 20日 登別温泉・洞爺湖 へ続く
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ペテガリ岳 (1736.2m)
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■2014.8.13(水)雨のち曇り
お盆を利用して11日から24日まで、北海道の200名山4座(ペテガリ岳、石狩岳、芦別岳、駒ヶ岳)と観光を交えた旅計画をたてた。
出発当初、低速の台風にやきもきしたが、前日には通過して胸を撫で下ろす。
11日23:15新潟からフェリーに乗り、船酔いしながらも12日17:20苫小牧に着いた。
大海原を「しらかば」が行く 日本海を離れると波はおさまった
1座目の山行はペテガル岳で通常では3日間を要する。苫小牧のジャスコで買い出しを済ませ、登山口に近づくべく車を走らせ、「サラブレットロード新冠」道の駅で車中泊した。
朝、目を覚ますと雨雲が空を覆い、雨が降って来た。「予報では晴れのはずだったのに。」と意気消沈しながら朝食を済ませ、浦河へと向かった。
途中にある「みついし」道の駅に着き、天気予報の情報を得ると午後からは晴れるとのことだった。今日はペテガル山荘まで行けばよい。出来るだけ遅く出発したい為、併設の温泉に入って時間調整をすることにした。
心身ともさっぱりして、サラブレットの群れが憩う牧場を眺めながら、登山口である神威山荘への林道へ入り、ダートな川沿いの道を走り続けた。Tは「川の水が濁っている。水量が多い」と悲観的なことばかり言うが、空は晴れてきて青空になった。
神威山荘とペテガル岳の分岐に着き、左に入って少し行くと車が6台位停まっていた。神奈川からの単独男性は「山を越え林道手前まで行ったが、大雨のため引き返してきた。」と言われ、帰って行かれた。(後で知ったが私達と同日登頂された)
後の4組6名は準備を済ませ、次々に出発した。私達も11:00林道を歩きだした。すぐにニシュオマナイ川に着き、沢靴に履き替え流されないように慎重に渡渉した。
期待と不安を抱きつつ出発 ニシュオマナイ川を渡る
川を渡ると沢靴が置いてあったので、私達も少しでも荷を軽くしたく 木に沢靴をぶら下げた。
暫く行くとP376手前の支流川が氾濫して水量が多かった。この先の状況が不安に成り、Tに戻って沢靴を取って来てもらうことにした。一安心しながら暫くは飛び石で渡渉していたが、靴が濡れ出したので沢靴に履き替えた。もう沢を自由に歩けるのでわざと流れの中に入って、水を楽しんだ。
ピンクのリボンや踏み跡を確認しながらどんどん高度を稼ぎ、ミニ沢登りさながら冒険心を掻き立てた。
楽しい! ミニ沢登りのよう
沢水が消え、滑りやすい泥肌を急登すると、12:55笹で覆われたP680のコルに着いた。「楽しかったね」と笑いながら、おにぎりを頬張ると本当においしかった。
わあぃ〜コルに出た 下りの沢も気を付けて
「あさ、降ろう」と笹を掻き分け進み、ペテガリ山荘側の沢に入った。この沢の上部も急斜の泥土でよく滑る。踏ん張りながら降ると岩沢になり、慎重に足を置きながら降り終え、少し登り返すと平坦なお花畑に出た。いかにもヒグマが出没しそうな雰囲気だ。笛を吹き続けながら歩むとベッピリガイ沢川に出て、渡渉すると13:40広い林道に出た。
いかにもヒグマに出会いそう ベッピリガイ沢川を徒渉
ここからは単調な長い林道歩きが待っている。登山靴に履き替え、昔懐かしい青春時代に口ずさんだ歌をかわるがわる歌いながら歩き続けた。行道では大規模な崩壊跡を越えたり、エゾシカに会ったりしながら、15:05ペテガリ山荘に到着した。
延々と林道を歩きます ペテガリ山荘に到着
先着の方々にご挨拶して2階に寝場所を確保した。清冽な豊富な湧水、寝具、ストープ、清潔さ、と快適な山荘に感謝しつつ、ゆったりと夕刻を過ごすことが出来た。
■2014.8.14(木)はれのち曇り
昨夜山荘に泊まったのは、下山された4名と今日登る11名だった。11名の内2名は山頂でテントを張られるそうだ。また昨朝の悪天にもめげず神威岳を登頂して、その足でペテガル山荘に来られた4名のつわものも居られた。この4人は(内1人は富山県在住の単独ブラジル女性)登頂を果たし、今日下山されるそうだ。
5:05出発する。山荘の横から沢沿いに登山道があり、2.3回渡渉すると右に登山道が見えたので、その斜面を登った。ピンクリボンと踏み跡を頼りに登り続けると笹が覆い登山道を見失った。GPSで調べるとすぐ上に登山道があることが判ったので、笹漕ぎをして登山道に乗った。(後で判ったのだが、エスケープルートだったようだ)
笹漕ぎで少し疲れたが、マイペースを守りゆっくり確実に登り続けた。何しろ今日は12時間歩かなければいけない。Tは兎のように駆けていった。笹藪に慣れていないので、最初は登山道を見極めるのが難しかったが徐々に慣れていった。7:00第一目標にしていたP1050に着くとTが待っていてくれた。このころはまだ視界が有り期待は大きかった。
P1050からの眺望、中央がP1301だろうか? 神威岳方面
ここからアップダウンが始まる。P1259、P1293とこなし、そのピークから下る時、木々の間からペテガル岳が見えカメラに収めた。しかしそれ以降はガスに覆われ、その姿を見ることは無かった。長い距離と大小のアップダウンを焦らず気を引き締めて登り続け9:45には第二目標のP1301に着いた。ここでもTが待っていてくれた。この間が非常に長く感じた。
P1259へ向かう P1293下りからペテガリ岳が見えた
笹を漕ぎながら登るP1191付近 やっとP1301だ
P1301を下ってコルに出る。ここから500mの登りが始まる。笹が刈られていて有難く感謝した。この地点に来るだけでも大変なのに頭が下がる思いだ。気合いを入れ、「ここからが核心部」と呼吸を整え10:00登り始めた。
500mの登りのスタート 空への階段のように思えた
すぐにTの姿は消えていった。「ただ休まずに登ろう」と決め、亀のように歩を進めた。250mほど登ったところで、今日下山する4名が降りて来られ、健闘を祈りながら見送った。笹にハイマツが混じり、ついにはハイマツ帯になるとガスの中に登山道が一直線に頂上へと延びていて幻想的だ。まるで空へと続く階段のように思えた。
11:45ペテガリ岳山頂についた。Tの他、男性が3人居られ、それぞれが憩って居られた。
ペテガル岳頂上 山頂で寛ぐ
視界はないが、頂上に立った喜びは大きかった。記念写真を撮ってもらい、静かな満足に浸った。栄養補給して12:05下山開始とした。
ペテガリ岳は登り返しが激しいので、気は抜けない。500mを下り終える所で、頂上でテントを張られる札幌在住の男性(既登頂)にお会いした。「ペテガル岳登頂おめでとう」と祝福して下さり、とてもうれしかった。
P1191付近から東の沢調整池が見えた まだまだ登り返しが続く、気は抜けない
降りはTと歩調を合わせ、根気強く幾多のピークを乗り越え15:40、P1050に着いた。「もう降りだけ」心は開放された。笹を払いながら下ると、登る時は感じなかったが急勾配に驚いた。ジグザグに降って沢音が聞こえ、もう沢に着くかと期待したが、正規のルートは巻き道で、かなり長かった。正規の登山道を知りたい思いと損をしている思いが交差して心中は複雑だった。
沢に降るとしっかりと登山口と案内板があり、やっぱりこれで良かったのだと決着した。
16:55無事にペテガリ山荘に着き、下山時ずっと願っていた清冽な水を一杯飲み、顔を洗った。「気持ち良い!」放心状態だった。
厳しい山行を終えた充実感と満足感は半端なかった。今日の登山者の内6名が300名山の297番だった。4名はあとカムイエクウチカウシと会津朝日岳(通行止めの為)なのだそうだ。それだけ最後に残る、登り難い山なのだろう。
食欲も湧かず、残ったアルファー米にお湯を入れ、口に流しこんだ。「さあ今夜はゆっくり眠ろう。おやすみなさい。」
■2014.8.15(金)
3時頃から今日登られる登山者が準備を始められた。その緊張感を感じつつ、また眠りに落ちた。
山荘の内部 清冽な豊かな水が迸る
明るくなった5時頃から下山者の準備が始まり、一人、二人と山荘を出て行かれた。本当に快適な山荘だった。そのお礼に全ての登山者が出発された後、掃き掃除をさせてもらい、協力金箱に500円×2を入れた。感謝感謝だった。
ペテガリ山荘 ありがとう、さようなら 林道の崩壊地を越える
6:35山荘に別れを告げ、林道を歩きだした。帰路は登り坂で長く感じる。ベッピリガイ沢川渡渉手前の林道にヒグマの赤ちゃんが死んでいた。「なぜ?」母クマの悲しみを思うと胸が痛んだが、間違いなくここにヒグマが居るのだと危機感もあった。
林道にヒグマの赤ちゃんが死んでいた ヒグマ注意
渡渉して、お花畑を通って、沢に入り、一登りすると8:50コルに着いた。ここで沢靴に履き替え、沢を降る。
徐々に水量が増え流れを楽しむ。♪ピチピチ チャプチャプ ランランラン〜♪と口ずさみながら、リズムよく快調に降ることができた。
♪ピチピチ チャプチャプ ランランラン〜♪ やり遂げました
色とりどりのお花畑を歩き、ニシュオマナイ川を渡渉したら、今回の山行は終わった。
近年12時間も歩いたことが無かった。ペテガリ岳に登るのに、大日岳、白山で試し登りをしたが、大日岳では足が攣り自信をなくした。白山では雨に降られ途中敗退となった。不安を払しょくする為に、夜一人で毎日1時間ほとウォーキングして備えた。それでも北海道旅行へ来る時はまるで仕事に出かけるような重圧があった。
登れた喜びが胸一杯に広がり、「ああ良かった、楽しかった、幸せ!!」と叫びたかった。
下山後は「みついし」道の駅の昆布温泉“蔵三”で汗を流し、コインランドリーで洗濯を済ませ、レストランで昼食をとり、身綺麗な観光客になった。
日高のサラブレッド 襟裳岬
その後、襟裳岬へ向かう。日高の牧場や日高の昆布干し場の風景を見ると、豊かさが伝わり、ほっこりとした。また端正なアポイ岳も目を引き付け、時間があれば登りたかったと後悔した。
日高山脈が太平洋に沈み込む 襟裳岬の断崖絶壁
襟裳岬に着き、大自然の広大さと、日高の山が海に落ち込んでいる姿は感動的だった。充分見物して、帯広に向かう。泥だらけの車を広尾町で洗車し、道の駅「忠類」まで走行して、今日はここで車中泊にした。
■2014.8.16(土)晴れ
道の駅「忠類」は広く、設備も整った環境の良い静かな所だった。キャンピングカーが多く、私達の車の両サイドもカンピングカーで、片方はベンツ製で、バスのような大きさだった。栃木のご夫婦で、お宅(車)拝見をお願いすると快く受けて下さった。もう片方は札幌のご夫婦で、気さくで盛り上がり、皆でラジオ体操をした。
お隣さんとラジオ体操 「なかさつない」道の駅 ビーンズ邸
今日は帯広観光の日、道の駅「なかさつない」に立ち寄って、カマンベールチーズアイスクリームを食べたり、開拓記念館を見学しながらのんびりと市内へ入った。
帯広駅 1時間ならんで待った、ぱんちょうの豚丼
緑ヶ丘公園に車を駐車して駅まで歩き、名物の“ぱんちょう”の豚丼を1時間待ちで食べたり、夏祭りで歩行者天国のメインストリートを歩いたり、阿波踊りを見たり、六花亭の本店でケーキを食べたりして、帯広を楽しんだ。
コスプレガールと御一緒に 夏祭りで賑わう帯広のメインストリート
六花亭本店 六花亭 ケーキ200円コーヒー100円です
妹お勧めの十勝川温泉へは時間が無くなり行けなくて残念だったが、明日登る石狩岳に近づく為、糠平温泉(湯元館)で温泉に入り、温泉内にある“ひがし大雪自然館”の駐車場で今日は車中泊した。
17日 石狩岳 18日 富良野 へ続く
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白山 (2702.2m)
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2014.8.6(水)曇りのち雨
前線と台風の影響で木曜日から天気が崩れそうだ。6日はまだもちそうと判断して白山へ登ることにした。
4:30家を出て福岡から高速に乗った。白山方向は暗灰色の雲に覆われ、気分もダウンする。トンネルを抜け五箇山では雨が降ってきた。白川ICを降り、諦めムードで平瀬へと向かった。
大白川林道へ入ると雨は止み、雲も薄くなって希望が出て来た。それでも大気は不安定で、いつ雨がふってもおかしくない状態だった。
登山口に着くと県外ナンバーの車が7.8台停まっていた。雲の切れ間から小さく青空も覗いている。「ひょっとして行けるかも!!」と期待を膨らませ準備を整え、6:30歩き出した。
ソバナがお出迎え 霧が晴れてコバルトブルーの白水湖
時折パラパラと雨が落ちたが、すぐ止んで私達を歓迎してくれているように思えた。高度をあげると眼下に、霧中から白水湖がコバルトブルーの湖面を浮かびあがらせとても神秘的だ。今まで見た中で一番鮮やかな色彩だった。
途中小雨が降ったが、不思議と大ぶりに成らず8:30大倉山避難小屋についた。小屋は登降の人立ちでにぎわっていた。天気は序々に悪化していった。
不思議と雨が降らない 多彩なお花畑
「行ける所まで行こう」「本降りになったところで止めよう」と申し合わせ室堂へ向け8:40小屋を後にする。
とうとう雨が降り出し風も出て来た。切りのよい所まで、「カンクラ雪渓まで行き引き返そう」と決め、9:25到着した。
今日はここまで 一目散で下山開始
雷もなってよい引き際だった。10:00避難小屋に着き、ここでゆっくりランチタイムとした。小屋中は平和だったが外の木々が大きく揺れ、良い選択だったと語り合った。
避難小屋でゆっくりと寛ぐ こんなに晴れてきた
11:00小屋を後にして下山とする。途中から晴れてきて、あの風雨が嘘のようだった。樹林帯に入ると今年初めて見たアサギマダラが優雅に舞い、心を慰めてくれた。
長い丸太の階段を下り12:20駐車場に着くと、太陽が照っていた。なんとなく達成感の無い中途半端な気持ちにさせられ、「残念だったね」と登山靴を脱いた。
下山後は貸し切り状態のしらみずの湯でゆっくり汗と疲れを流し、一般道を使って帰路についた。
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