八ヶ岳の予定は
3/1 岡山駅-(青春18切符)-茅野駅
3/2 茅野駅-(バス)-美濃戸口―赤岳鉱泉
3/3 赤岳鉱泉―硫黄岳―夏沢峠―天狗岳―黒岩ヒュッテ
3/4 黒岩ヒュッテ―渋の湯-(バス)-茅野駅
3/5 茅野駅-(青春18切符)-岡山駅
でした。
えぇ、予定でした。
まぁ、予定通りの旅など、ありえないんですが、、、。
八ヶ岳の予定は
3/1 岡山駅-(青春18切符)-茅野駅
3/2 茅野駅-(バス)-美濃戸口―赤岳鉱泉
3/3 赤岳鉱泉―硫黄岳―夏沢峠―天狗岳―黒岩ヒュッテ
3/4 黒岩ヒュッテ―渋の湯-(バス)-茅野駅
3/5 茅野駅-(青春18切符)-岡山駅
でした。
えぇ、予定でした。
まぁ、予定通りの旅など、ありえないんですが、、、。
3月2日の朝、
茅野駅からバスに乗り込み、
登山口である美濃戸口へ向かう。
晴天の中、着々と装備を身に付け出発。
始めの一時間、林道をのんびり歩き、
登山道の入り口で一言。
「晴れとるし、時間あるから、赤岳登る?」
と、血迷った一言。
八ヶ岳最高峰である赤岳と、登山口の標高差は約1200!
しかし、
一時間歩き、適度にアドレナリンが分泌されてる脳は、
後の事など考えれないのである!
「こんなに快晴なのに、登らん訳にはいかんだろ。」
等と、ほざきつつ 赤だけ方面の登山道に足を向けた。
そして、
歩き始めて三時間後に、やっと行者小屋に着いた。
そこは、八ヶ岳の雄姿が見渡せる場所だった。
行者小屋に着いた時には昼近くになっていたので、
取り合えず、昼食と洒落込む。
クッキーをパリポリとかじっていると、
尾根上では風が吹き荒れ、
一時停滞しているパーティーが見えたりする。
「俺たちの力量で行けるか?」
と心配していると、近くに居たおばさんが、
「若いんだから、登らないと損よ!」
と叱咤激励をくれ、「登ろう」と決心する。
準備がてら、おばさんと話をしていると、
だんだん凄い人だと知らされた。
曰く
「八ヶ岳のバリエーションルートは全部登った。」
「今日は、骨折して数ヶ月なのに登っている。」
「海外の山も数本登っている。」
などなど、、、。
「はぁ〜」
と感嘆の声を上げる僕たちに、
「時間が無いんだけど、私も登ってみるわ。」
と、ますます背中を押す。
準備も終わり、
「では、行きますかぁ」
と歩き始めたが、
十数分で勾配がいきなり急になる。
さびた僕の体には、その傾斜は辛すぎた、、、。

腰を下ろして見下ろす。
おばちゃんはバスの時間があるらしく、
途中で降りてしまった。
取り残された二人で稜線上までやっとこさ登り
へとへとになった僕たちをいきなりの突風と、
風速による体感温度の低下が迎えてくれる。
ところどころで、
風が巻いたり、いきなりの強風が下から吹き上げ、
寒い! めっさ寒い!
雪が舞って、めっちゃ痛い!
しかも トレース跡(*)がない!
普段運動していない生活と
装備をケチって、ユニクロ登山(*)を決行したことに
後悔しながら歩いていると、
後輩君の
「富士山が見えましたよ!」との声。
風の少ない場所で
日本の心 富士山(*)を眺めつつ一休み。
少し回復した体力で、
一気に山頂まで上る。
意外と頂上は風が弱く、360度の展望を存分に楽しめた。
最後までアイゼンが信用できなんだ、、、。

寒い! 痛い!
*トレース跡
前の人が通った踏み跡。
これが有ると無いとでは、楽さが全然違う。
有ったら、道考えなくていいし、、、。
*ユニクロ登山
貧乏人の友「ユニクロ」(笑)
登山用の服は高性能なのですが高いんです。
だから、普通の安い服で登ること。
軽い夏山などでは、登山用の服など必要ないと思うけど、
冬山ではお勧めできない。寒いし、凍るし。
*富士山
日本人の心。 誰でも知っている山。
あまりに汚くて、
世界遺産候補からはずされたと言う不名誉な過去を持つ。
「日本人の心は汚れきっている!」
近頃は、ボランティアの方々のおかげできれいになってきている模様。
そんな一日目を送りまして、
体はガタガタ、精神的にも疲れきって、頭ん中は、
「何でこんな事ばっかするんだ俺は。」
っと、勢いだけで行動する自分に反省仕切りでした。
さて、二日目です。
最初の予定ではメインだったはずの硫黄岳も、
昨日 赤岳に登ってしまったため 色あせてしまってます。
まぁ そんなこと言ってもしゃあないので、上り始めると、
最初の硫黄岳の稜線に出るまでは
結構すいすいと登っていきました。
こりゃいけるかな? っと思っていると、
稜線に出る手前で、
トレースが急斜面を直登していている所に出ました。
確かに、トレースは直登なんですが、
一寸これ登るんは嫌だなぁって言う傾斜なんです。
んで、どうしようか迷っていると、
三人パーティーのおじさん達が登ってきたので、
挨拶ついでに、先頭の交代をお願いしました。
やっと肩の荷が下りたぁ〜 等と無責任なことを考えていると、
やっぱ、直登はきつかったらしく、
「そっちから 巻いて行くんじゃないか?」
と僕達の方を指して言います。
僕も 反射的に
「こっちですか?」
っと気楽に返事をしてしまい、ラッセルを始めてしまいます。
始めは 一寸後悔したんですが、
実は、ラッセル好きでして、一寸やってるうちに楽しくなってしまい、
いつの間にか、後輩を抜き先頭に。
ラッセルを始めて、すぐに稜線上には出れたんですが、
当たり前の話で、風が急にきつくなり、視界も悪くなります。
「これでこそ おもれぇ!」
等と、心の中で叫びながら、
ルートを探し、一歩一歩進むのですが、
視界がどんどん悪くなり、風っと言うか吹雪も酷くなる一方で
ついに、崖の端が見難くなって来たので、撤退を決心。
「やばいから降りるぞ」
と後輩に言い 降りていくと、
突風で後輩の足が取られる始末。
「こりゃ、やばいなぁ〜」と思い、
座り込み、ソリの要領で滑り降り、
やっとこさ 風が無いところでおじさん達に合流。
おじさん達も撤退するらしく
「山は逃げない」
のお決まりの文句で、撤退する事と相成りました。
這い付くばって進む。
これに尽きます。体力維持の大切さを思い知らされました。
主に服ですが、さすがに雪山でユニクロ登山は駄目ですね。
あと、テントの下にブルーシート引いてた人がいて感心したので、
今度試してみようと思います。
(テントの下の雪が解けても、テントがぬれない!)
こんなもんでしょうか。
撤退時期などは、こんなもんだと思います。
硫黄岳に登っても、当分エスケープルート無かったですし、
下山途中で雨まで降ってきましたから、
上では相当吹雪いてた事でしょうし、、、
まぁ、
結果的には一日目に赤岳登っといて良かったなっと
おかげで、八ヶ岳に登って来たって言う満足感がありましたから。
たまには、こんな予定変更も有りなんじゃないでしょうか?