遍路ー14  高知県 でもUSA

6月14日

さ〜て、さて ・・遍路旅も12日目になりました。
 
 昨夜は20年ぶりの友の訪問を受け、酒も飲まずに貸切の民宿
で遅くまで懇願しました。今朝はどっち道まずは33番へのお
参りですから、7時の出発です。
 
 納経所の爺さんはとても愉快な方です。「永いこと戦争で外地
に行ってたので日本語は忘れたよ」とカタコトを真似、「仙台
は行ったことがないけど高知のジャスコの駐車場はセンダイだ
よ」と笑わせる。「納経帳には朱印を先に押すか、サインして
から押印するかどっちにする?」なんて質問で悩ませる。
 
 つい話し込んでしまい、霧雨の中を歩き始めたのは7:40。今
朝は下痢状態だが、これは昨日の下剤と冷たい牛乳のせいであ
り、心配ない。朝のいつもの腹痛もない。
 
 33番、34番は札所には珍しく街道沿いにあり、苦労せずにお
参りし、10時過ぎに早い昼飯を食べる。
 本降りとなり、カッパを着て車道歩きに戻る。国道に出て
長ーい仁淀川大橋を渡って、35番.清滝寺はミカン畑の中の
遍路道に入り、更に延々と石段を登る。
 
 思いのほか時間がかかり、35番を出たのは、13:30、とにかく
急ごう。
 土佐市街の旅館、市役所を横目に雨の上がった道を急ぐ。
こちらもせいいっぱい急いでいるつもりなのに、背の高い外国
人が脇をサーっと追い越して行く。
何と言っても足の長さが違い、敵さんの3歩をこちらは5歩必要。
必死に追いかけるが見る見る離される。
疲れて一休みしていると、若い半ズボンの青年が行く。
彼も速い。年かなあ。疲れが溜まったかなあ。
 
 峠を越えて2度目の昼食を摂り、海に出る。USAとある。
もちろんU.S.Aではなく宇佐である。数年前に宇佐町は
消滅し土佐市に併合されたが、アチコチにまだUSAの表示
は残っている。
 漁協で仕事をしている人に「この辺に宿は?」と聞くと
「すぐそこ」と教えてくれる。浦の内湾口の宇佐大橋のたも
と近くに今にもつぶれそうな民宿がある。
 
 とにかくそこに荷物を置いて、大橋を渡り、36番.青龍寺に
急ぐ。
美しい海岸は晴れてればもう海水浴客で混むことだろう。
ここももったいぶった長い石段の上に本堂がある。1
16:50やっと納経に間に合い、帰りはゆっくりゆっくり海岸に
下りて砂浜を歩いて、宿に戻る。
 
 昨日の宿もそうだが、「洗濯物を出して下さい。洗っておき
ますから」と言われる。これもお接待の一種だろう。
 
 46,263歩
目次に戻る 
次へ