行  程
場 所 着時刻 発時刻
 上滝沢バス停 8:20 8:20
 椿山山頂 9:25 9:35
 桧峠 10:07 10:11
 菩提山山頂 10:53 11:07
 笠張山山頂 12:15 12:28
 高尾山山頂 13:02 13:33
 蔵田バス停 14:16 − 
 中里バス停 15:38 − 

【菩提山、笠張山、高尾山】林道に切り刻まれても魅力の縦走路

山 名  椿山、菩提山、笠張山、高尾山
山行日  2003年3月11日(火)
天 候  晴
同行者  単独行
歩行時間  6時間51分(休憩時間含む)
コース  上滝沢バス停→椿山→桧峠→菩提山→笠張山→高尾山→蔵田→中里バス停

 藤枝駅発 7:50 上滝沢行きのバスに乗る。30分で終点 上滝沢。降りたのは私ひとり。折り返しのバスに乗る乗客が10人ほど待っている。平日でもあり、何となく視線が気になり、少し歩いてから身支度を整える。風もなく穏やかな絶好のハイキング日和。山里の舗装道路をのんびりと歩きはじめる。

 10分足らずで分岐。椿山を経由して桧峠に行く道が左に分かれている。直進する道は菩提山登山口の桧峠に直接行けるようだが、ハイキングコースと書かれた道標に従い、左の上り勾配の道を行く。道標がこまめに立っている。里山は枝道が多く、要所に立つ道標はありがたい。

椿山への分岐

 ジグザグに高度をどんどん稼ぐ。谷向こうの萌黄色の斜面が、柔らかな朝日を受け淡く光っている。春うらら、暑くなく寒くなく最高の里山歩きだ。北東方向に富士山が見え、その直ぐ左に高尾山、笠張山、菩提山とこれから歩く稜線が連なって見える。桧峠に直接向かわず、こちらのコースを選んでよかったようだ。

椿山山頂より左から菩提山、笠張山、高尾山

 舗装道路端の椿山山頂でひと休みしていると、軽トラのおばさんが車を停め、「いい景色でしょう。昨日はもっと良かったよ。富士山はくっきり、海に浮かぶ船もよく見えたんだ」と自慢げに話しかけてきた。「蔵田まで行くつもりだ」と言うと、「そりゃ大変だ。富士山の左に見える鉄塔の立っている山が高尾山、蔵田はその先だ」と、物好きもいたもんだという感じで応えていた。

椿山から桧峠への道より菩提山を望む

  椿山山頂から舗装道路をどんどん下って、桧峠に向かう。枝道は多いが、要所に道標が立っていて迷うことはない。上滝沢から直接、桧峠に向かう道と合流すると10分足らずで桧峠。昭和初期、国の天文台建設候補地になったそうだ。確かに今でも、空気が澄んでいるように思える。

  峠に建つ地蔵堂の後ろが菩提山への登山口。道標に従い、茶畑を少し登って振り返ると、椿山が大きく見える。桧林と雑木林の中にしっかりした登山路がついている。道標もこまめにある。ほどよい傾斜の登り。中高年ハイカーにやさしい路だ。平坦になって、小さなアップダウンを数回繰り返すと山頂に着く。地形図によると途中に三角点があったようだが、気づかなかった。

桧峠の地蔵堂

菩提山山頂

 山頂に藤枝市観光協会が立てた表示板がある。“菩提山 677m”と記されているが、それは三角点の標高、実際は 690m だそうだ。木立に囲まれ展望は期待できないが、北西方面のみ切り開かれ、重なる山並みが見渡せる。

 山頂の小さな地蔵さんの傍らに、“I.S(実際は漢字氏名記載) 71歳 5.9.5”と記された登頂記念のブリキ板が置かれている。この方も単独で登られたのだろう。私は今、60歳。フト、自分の十年後に思いを馳せた。

  登りに比べ、下りはかなりの急斜面。積もった落葉で滑りやすくはあるが、10分ほどで一気に林道まで下れる。林道は最近造られたようだ。舗装が真新しく、2.5万地形図にも載っていない。下山口は林道の三叉路で、数台は駐車できるスペースがある。北東の笠張山方向、稜線上の林道を10分ほど歩くと滝ノ谷峠に着く。ここから林道と並行して、右側に登山路もあるが、小ピークを越えた所で再び林道と合流する。峠から10分ほどで、“笠張山登山口”の道標があり、右側に登山路が分岐する。

笠張山登山路分岐

振り返り見る菩提山

  笠張山への登山路はものすごい急登だ。背丈ほどの笹薮を切り開いた路。滑りやすいうえ、手がかりも少なく難儀する。急斜面がやや緩やかになり桧林の中を少し下ると、山頂までは5分足らず。山頂は桧に囲まれ展望はない。

  山頂を後にどんどん下る。左下方に林道、正面に高尾山とその右肩に電波塔が見える。滝ノ谷への路を右に分けると、ほどなく林道沿いの広場に出る。街並みと大きく広がる駿河湾の展望がすばらしい。車で来ていた犬連れのご夫婦と言葉を交わす。「焼津の街並みですよね。よく見えますね」、「あの川は大井川でしょうか?」と南に見える川を指して確かめたりした。

笠張山山頂

高尾山山頂

  林道を横切り、雑木林の中の整備された登山路を高尾山へと向かう。桧林に入りしばらくすると右に中里・滝ノ谷への路を分け、そこから5分ほどで高尾山山頂。桧林の中だが、北側が伐採されていて高根山が目の前に大きく対峙する。その右に薄っすら雪をかぶった阿部奥の山々が見える。

 高尾山を後にしばらく下ると林道が右側から接してくる。しっかり踏まれた登山路も雑木林の中に延びている。ほどなく林道と合流。これを15分ほど進み再び山路。薄暗い桧林の急斜面をジグザグにどんどん下る。蔵田からの林道に出合い5分ほど下ると、登山口の“鼻崎の大杉”に着く。そこから蔵田バス停までは1,2分。藤枝駅行きのバスは14:03の次は15:29、まだ1時間以上もある。県道を6kmほど歩き、中里バス停からバスに乗った。

高尾山山頂より高根山、その右に阿部奥の山々

注意:上滝沢行きのバスは平日のみ

蔵田発 藤枝駅行きバス 12:55,14:03,15:29,16:43
問い合わせ先:藤枝市観光協会 054-645-2500
          静岡鉄道バス 054-252-0505