安達太良山 1700m


安達太良山山頂 (通称;乳首山)

2003年07月27日 (日曜) 

アクセス
山行記
温泉
カシミール作成データ
タイムテーブル

 アクセス
 行き
  5:35発 (マイカー)−高速道 −二本松IC −奥岳登山口 8:15着
 帰り
  (マイカー)−奥岳登山口 − 二本松IC − 高速道

 山行記
局雲は明けなかった。それどころか霧雨状態となりつつある。奥岳登山口の駐車場につけばの期待は外れてしまった。それでも既に20台前後の車が道沿いの白線の中に停めてあった。この時点で雨具を着用する他グループもいた。
次女と自分はとりあえず雨具は着ないで車を後にした。まずは目の前の建物に入りトイレを済ます。階段を上がり見渡すとゴンドラの発着所でない事に気付き外に出た。冬のスキーシーズンではフル回転のはずであるリフトは止まったままである。左手奥に運転中のゴンドラが滑り込む建物を発見し、そこの階段を上がった。
天気が悪いせいか並んでいる人はいない。地元のスポーツショップで入手した割引優待券を渡し、チケットを購入した。ゴンドラに乗り込み山頂駅を目指す。標高が上がり雲の上に出る事を期待しあたりを見渡すが一向にどんよりとした雲に覆われたままである。悪い視界の先に山頂駅が見えてもその状況は変わらなかった。山頂駅の外に出ると、夫婦の登山者が雨具を着ていない我々に 「結構降ってますよ」 と親切に教えてくれた。その一言とゴンドラから降りてきたパーティも雨具を既に着用していた事から、我々も雨具を着る事とした。確かに霧雨に風も重なり斜めの雨筋が見えていた。
次女の雨具は長女に合わせて買ったものであり、すそと袖口を内側におり込み着せた。自分のは先日新調した透湿性が良い雨具である。それぞれブルーの雨具を着ていよいよ(やっと)出発である。
最初は新しい感じの木道を軽快進む。雨の重みのせいだろうか木々が垂れ下がり頭部にぶつかる感じで、時々窮屈な姿勢で歩く事となった。途中すれ違った年配の方が 「この先ぬかるんでいるから、判断して行って下さい。」と声を掛けて下さった。確かに雨だしぬかるみもあるだろうなと考えながら上を目指すと、今まで合った木道が寸断され泥道が現れた。
こういい事だったか。ぬかるみの少ないところを踏みながら進む事になった。特に次女は登山靴ではないので靴の中に水が入り込まないかと心配である。さらに進むとぬかるみどころか泥水の水溜りが多くなり足を下ろすところがなかなか見つからない。側面に僅かな土手があれば次女に手を添えてそこを歩かせる事にした。当然自分は泥水の中を歩く。ヘドロのような匂いが鼻をつく。所々親切な人の対応なのだろうか、切り取った笹木を敷きつめてあり、ぬかるみに足を入れることなく進む事が出来たのがありがたかった。
いくつかの岩がベンチ代わりになりそうな広場に出たので休憩をとる。殆んど雨も上がりかけていたので、着ていた雨具の上だけを脱ぐ事にした。自分もそうだが、次女にとっては暑さを感じてきた時だけに、脱いだ時の爽快感は元気に繋がったようだ。前方の靄の中に山が聳え立つ。頂上は見えてないようだ。次女にあれを上ると告げると、少し不機嫌な顔をした。
再び登り道になると水溜りと言うより、上から流れ落ちる川のようになってきた。流れがあるためか、匂いはなくなり、水も汚れは目立たなくなった。斜度がきつくなったため次女の休憩要求の間隔が短くなった。
背高の木々が少なくなり岩石が目立つようになると、雲の上から太陽の光を少し感じるようになった。上を見上げると薄い靄の向こうに突起した山頂が確認できた。分岐ポイントに差し掛かった頃には青空が望めるくらいとなった。次女と自分は雨具のズボンを脱ぎ、山頂下のビューポイントに到達した。周りでは何人かのパーティーが昼食をとっている。我々は鎖場を上り山頂に立った。
安達太良山山頂は360度一望できる絶好のビューポイントである。残念ながら北方面はまだ霞みが残ったままで見渡す事は出来ないが、上空を見上げると青空が広がり、東方面には町並みが雲の隙間から見る事が出来た。山頂はかなり狭く少し下りた斜面で食事しているパーティもいたが、予定はしていてもここでの食事は避けた方が良さそうだ。
山頂下の広場で小休止の後、馬の背、牛の背の縦走のコースを進んだ。快晴にであれば、ここのコースは先まで見渡せて楽しいトレッキングになると思われたが、一向に天気は回復せず、むしろ頂上到達時から悪くなってきた。登山道を示す道標の赤丸マークが靄の中に浮きだって見える。道標が見えているのは安心であるが、少し異様な感じもした。
やがて、硫黄の匂いが強く感じられ、沼ノ平が左手に見えてきた。まるで白のペンキで塗ったような岩盤が印象的だ。立ち入り禁止の立て看板がいくつもあった。
少し上りきったところに、テレビ局のグループだろうか、スタンドに大型カメラを据えて、我々が歩いてきた方角、つまり安達太良山方面をとらえている。振り返ると靄が立ち込めて乳首山も確認する事は出来ない。スタッフ カメラマンもそれを認識してか彼らから緊張感があまり伝わってこない。お互い晴れる事を期待するしかないですね。と心の中でつぶやく。
他の登山者とすれ違ったり、追い越されたりする事が殆んどなくなった。相変わらずの、岩に標した赤丸マークの道標を頼りに馬の背を進むと、目の前に大きな岩山が出現した。これが鉄山のようだ。土から岩場道に変わり 斜面もきつくなり登っていく。頂上を迂回するようなルートとなった。頂上には登れないのだろうか、頂上の反対側に回りついた所に頂上への案内道標を見つける事が出来た。頂上には緩やかな傾斜の上る事で到達した。
霞みで景色を眺める事が出来ないが、ここで昼食をとる事にした。安達太良山の賑やかさとは逆に、、ここには我々以外には誰もいない。荷物を降ろし、ストーブでお湯を沸かし、カップめんに注ぎ、おにぎりを食べる。霧雨が降ってきた。慌てて片付けるほどではない雨量である。
食事を終え、更に縦走を試みる。時計を確認し 山に向かうか判断に迷ったが、とりあえず鉄山避難小屋を目指す事にした。数分も歩いたところで、靄が少し明け前方に避難小屋が見えた。小屋までは土道を下っていくので難なくたどり着いた。7・8人のパーティが五目御飯のような食事をするところであった。小屋は頑丈な造りであった。
食事をしているパーティに 山までどれくらいかかるかを聞くと ”片道1時間” の答え。残念であったが 山登頂は断念し、ここ鉄山避難小屋からUターンする事とした。
来た道を進む。鉄山頂上を左手に見ながら下っていく。馬の背、牛の背で晴れ渡った爽快な景色を期待したが、相変わらず霞んだままだ。 途中のくろがね小屋方面下山分岐を確認し、 山小屋を目指すコースをとる。
分岐で 方面ルートに間違えそうになったが、ショートカットで 小屋経由ルートに戻り下っていく。ここも登山道に水が流れ込んでいるため足場を選びながらの下山となった。背の高さほどの木々の中を進むようになり、降り付いた所に くろがね小屋が現れた。
山小屋には南面に向けたソーラーパネルが装備されていた。まさかこれだけで電力を賄っているのだろうか?そんな事を思いながら、小休止をとった。周辺には源泉から引いてきたのだろうか木材で覆われた水路が確認でき、所々に湯気が立っていた。
山小屋を後にして奥岳を目指す。しばらくは平坦な道を僅かに下っていく事となった。よく見るとタイヤ跡が確認できる。確かに軽の四駆であれば通れない事もない広さである。山小屋に物資を運ぶのであろうか? 分岐を過ぎしばらく進むと、道標もない分かれ道が現れた。しばらく思案し広い林道を通る事にした。林道を下っていくと先程休憩していて抜き去った登山者が目の前に現れた。どうやら先程の分岐から下りてきたようだ。距離が短くて済む本当の登山道である事をここで理解した。(ガイドの地図に書いてあった事は帰宅後知る。)
再び分岐が現れたので、先行する登山者に続いて登山道を降りる事にしたが、これが大変。樹海に覆われているため泥濘が林道とは比べ物にならないくらいひどく、かつ斜度もきついので下りるが大変であった。確かに林道を通るより時間は節約できそうだが、何度も滑りそうになり、次女は最後の出口で滑り左半身を僅かだが汚してしまった。次女と話し次の分岐では林道を進む事は直ぐに纏まった。
川に流れる水の音が次第に近くなり、間もなく橋に差し掛かった。 橋だ。備え付けのベンチで休憩を取っていると、川縁の小道から数人のグループが登ってきた。中にはスカートを穿いた女性もいる。 道の団体観光のようだ。一方で我々が下ってきた林道から 団体の登山者が下ってきた。橋の周りは一気に賑やかになった。次女と自分は予定通り 道を利用して下りる事にした。
道は雨が続いたため、木道は滑りやすく、木道以外は観光道とは思えないくらいぬかるんでいた。「先程のグループはよく上がって来れたもの 逆に感心してしまった。
川の水量は普段よりも多いのだろう。 吸い込まれそうな勢いで流れていた。次女が楽しそうに木道や人数制限の注意書きがある木の橋を渡る。いくつかのビューポイントで写真を撮りながら進む。川縁の道から山中に入り進むと、目の前に建物とリフトが見えてきた。奥岳のポイントに着いたようだ。今朝利用したゴンドラは今も運行していた。

奥岳登山口で出発前

ゴンドラ山頂駅にて
出発前に雨具を着て

雨は小康状態となったが、登山道の水溜りがひどい

ぬかるみから少し解放されて、登り易くなった。

靄の向こうに山頂を確認。

安達太良山山頂にて。

沼ノ平をバックに

鉄山山頂にて

鉄山避難小屋にて

くろがね小屋に到着

あだたら渓谷自然遊歩道の橋を進む。
 温泉
温泉場は登山口の直ぐ脇の ホテルである。受付けでゴンドラ利用の半券を見せる。温泉利用の割引つき。
宿泊者と区分けするためか、冬場のスキー客をメインに考えているためか、ロビーの階下に行く階段を案内された。温泉場は大量なロッカーのある部屋から 奥に進んだところにある。"
次女と大体の時間を決め別れて中に入る。内湯と露天の風呂である。湯温が少し暑めである。次女が心配である。露天からは緑豊かな景色は眺める事は出来るが、お風呂の作りとしてはごく普通のものであった。時間を気にしながら

滝沢温泉 滝沢館
入浴 600円 (子供 400円)
10:00〜15:00